2004釜山アジア短編映画祭

映画の街釜山で短編映画祭開催中!

アンニョンハセヨ、プサンナビです。映画の街、釜山にまた一つ映画の風を吹かせる祭りが開催されています。2004釜山アジア短編映画祭(Busan Asia Short Film Festival)通称BASFF。ご存知でない方も多いはず、アジア短編映画祭として大々的に開催されたのは、ごく最近なんです。でも実は、歴史は長く、今年で開催21回という釜山国際映画祭よりも歴史ある映画祭。映画の街、釜山をもっと映画の街らしくということで、開催されるごとに大きくなり、今年は、今までで最大の17カ国、135編の短編映画が上映されます。
BASFFとは?
1980年代、8mm 小型映画を含めた大学生及び一般人たちの短編映画を紹介した韓国短編映画祭として始まったのがこの映画祭の出発。短編映画に対する関心で未来の監督たちに注目したのをきっかけに、1997年釜山短編映画祭, 2000年釜山アジア短編映画祭で大きく拡大され、韓国国内だけでなくアジア圏で製作された多様で新しい短編映画を紹介する国際的映画祭となりました。また、映画祭中は、上映される短編映画(Korea Short Prism部門・Asian Short Prism部門・Animated World部門・Beyond Reality部門)の審査も平行して行われ、賞金などもあり、審査を行う審査委員は、韓国国内でも名のある映画監督やCM監督が釜山を訪れ審査します。今年は、2003年大宋映画祭で監督賞を受賞した「サリンネチュオク(殺人の追憶)」のボン・ジュンノ監督が審査委員に加わるということで一層注目が集まっています。また、BASFFは、新人の監督発掘にも一役になっている映画祭で、この映画祭から有名になった監督も何人かいるだとか。代表的なところで、今年審査委員をするボン・ジュンノ監督がこちらの映画祭のご出身だということです。
4つのセクション
上映される映画は4つの部門に分けられています。多種多様な作品がある中で、興味、関心のある部門から見たい映画を探すことも可能です。

家族の話
「生」の一番根本的な話題、家族たちの間の決して解きやすくない奥深い関係, その隣接する感性的な瞬間を盛った作品。

関係という話題
家族以外の恋人たちの微妙な心理の変化や複雑な関係の中で決してやさしくない社会的な適応と疏外を扱っている作品。

弾力的想像
特別な素材と脱走的形式で珍しい実験を見せてくれる卓越的な作品。

不慣れな視線
ドキュメンタリーを含めて生を眺める特別な視線が感じられる作品。感傷的で尖鋭な視線が引き立つ作品。

主な作品
映画祭の関係者が今年の上映作品135編の中から選んでくれた作品をご紹介
Day of independece
(アメリカ)
5月8日午後1時~

17歳の野球選手ズィブは日系海外同胞 2世だ。 2次世界大戦でアメリカ人たちが日本人を抑留する悲劇的な状況を背景にしている。事実を基礎にしたこの話は強制と不当な監禁によって崩壊されるアメリカ家庭の姿、息子がもっと強くなるように導く、お父さんの決定と勇ましい犠牲で、最後には勝利する息子の姿そして素敵な野球競技をそのまま記録している。また、この作品は開幕映画となった作品でもある。

Mt.Head
(日本)
5月7日午後1時   
午後6時

チェリーの種子を食べた男の子の頭でチェリー木が育つ.。そのせいで彼は多くの困境に処するようになるが.. 現代東京を背景に日本の伝統的な漫談である アタマヤマを現代的に再解釈したアニメーション。

どんな短い旅行
(オットンチャルブンヨヘン)
(タイ)
5月7日午後1時
5月8日午後1時

私はすべてのドキュメンタリーが一つの旅行だと思う。親しくてもあるいは全然不慣れでも監督にとってその環境に跳びこむことができるようにする旅行、、、。 この映画もそういう偶然な旅行の結果だ. <どんな短い旅行> はケングの生活のとても小さな部分であるだけなので未完成作品とも思われる。 しかしこのドキュメンタリーは家族たちと一緒に生きて行く 7歳になった幼い子供の成長姿を綴ったドキュメンタリー映画。
チケットお求め
短編映画を見る際に必要なチケットのお求めは、釜山市内にある釜山銀行で購入します。料金は4,000ウォン、深夜映画は10,000ウォンです。また、開催期間中の全ての映画が見れるスペシャルゲストカードもあります。こちらをご希望のかたは、写真を添付して(basff@korea.com)へメール送り、釜山銀行(口座032-01-046444-6)へ料金の20,000ウォンを振り込みます。詳しくは、Basffのホームページを参照ください。また、チケットに余裕がある場合は、直接慶星大学へ行き、チケットセンターで購入もできます。
<黄色いバスがチケットセンター> <黄色いバスがチケットセンター> <黄色いバスがチケットセンター>

<黄色いバスがチケットセンター>

<その脇に案内デスク>

<その脇に案内デスク>

まだ、チケットがあるということなので、短編映画やまだ有名になってない掘り出しの監督の作品を見てみたい!!なんて思う方はぜひぜひ今週末訪れてみてください。以上、プサンナビがお伝えしました。


開催場所: 慶星大学
開催期間: 2004年5月5日~2004年5月9日
HP:www.basff.org(韓国語・英語)

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2004-05-07

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