塩崎潤のマイカーに乗って韓国へ・第8回【ドライブ編】

第8回【ドライブ編】

アンニョンハセヨ!
韓国のドライブの楽しみをお伝えしています、塩崎(しおさき)です。これまでは、韓国の一般道ドライブの概要や基本的なルールについて、軽~く紹介してみました。
今回は、いよいよ実際の韓国ドライブです。ソウルを出発し、韓国の有名な観光地である、江原道(カンウォンド)の正東津(チョンドンジン)へ行ってみましょう。正東津(チョンドンジン)とは、ソウルから西へ西へといった東海岸にある観光地です。ドラマのロケ地になったこともある場所で、はずせない韓国ドライブスポットのひとつなのです!さあ、道中どんな出来事が巻き起こるのか!?あなたもバーチャルドライブの世界へ、どうぞお越し下さい!

ドライブ出発進行!

まずは、ソウル市内を出発です。都市高速道路にのるべく移動しますが・・・、実はそれにのるまでが混んでたりする・・・。このあたりは、日本でも東京の首都高速なんかと事情が似てるかもしれませんね・・・。
それでもなんとか無事都市高速道路の入り口へ到着。韓国では、料金所での受付は女性スタッフが行っています。もちろん深夜でも・・・。しかし、日本からドライブに来た右ハンドル車には、料金所のお姉さんはとっても遠いのでした!
手がとどかな~い!!

サービスエリアを利用する

さて気を取り直して都市高速にのったところでまずは一旦休憩。しばらくここから高速道路になるので、情報収集をかねてちょっと立ち止まりましょう。ということでサービスエリアへ。ここには車がいっぱい。みんな休憩してるんだ・・・。
と思いきや、なにやら車のガラスに貼ってありますね。なんだろう???近づいてみてみると・・・

と思いきや、なにやら車のガラスに貼ってありますね。なんだろう???近づいてみてみると・・・

「手形?」

「手形?」

どうやら、ここに長時間駐車するな!といった注意書きのようです。車がいっぱいとまっていると思ったら、ここに車をとめっぱなしにしてる人もいるらしい。。。それにしても、手形というのがなんともおもしろい!
それから、休憩の目的である案内書へ。たいていのサービスエリアには、こういった施設があるので、ここで観光パンフレットや地図ガイドを入手することができるんです!運がよければ日本語のもあったりする!

再び高速道路へ

さて情報収集がすんだら、あらためて高速道路ドライブスタートです。東ソウルインターで高速チケットをもらって、一路西へと向かいますが、相変わらず超快適な高速道路です。
前にも紹介しましたが、韓国の高速道路って日本と全く遜色ないレベルです。走りやすさも、サービスエリアの充実度も・・・。おそらくイメージする先入観とは大きく違うと思いますよ!これはもう、実際にあなたに走ってみて体感してください!ぜひ!車線も多く、道もまっすぐ。スピードの出しすぎには、ホント注意が必要です!ちなみにここの制限速度は110キロ。日本の場合、高速道路は最高でも時速100キロ制限ですが、韓国ではこのように110キロ制限のところもあります。
しばらく走ると、高速道路の分岐点に差し掛かりました。しかし、標識もとても分かりやすいので、間違うことはありません。ここは50番の高速道路にぶつかるジャンクションですね。私たちはカンヌン方面に向かいたいので、標識のアルファベットを確認しながら・・・、ここでは左方面へ分岐です。一度看板を見落としても心配無用です。案内の看板は最低でも2回、なかには3回出てくるところもありますので、一度見落としても次に出てくる案内を確認すれば大丈夫です。
分岐した後も、快適な高速道路ドライブが続きます。みてください!この道!この広さ!うーん、写真で伝わるかなあ。。。

このあたりでは焼き物が有名なようで、陶器のつぼ?のキャラクターも高速道路までお出迎えです!日本の焼き物も朝鮮半島からもたらされた技術によるところが大きいですからね。この辺から来たのでしょうか?このあたりは土がいいのかな?・・・などと考えながら走っている間に、いよいよ江原道(カンウォンド)へ入りました!そろそろ、しばらく走ったのでここらで昼ごはんと行きましょう。
サービスエリアでの車のとめ方も日本と同じ。頭から突っ込めばいいです。車をとめて・・・レストランにレッツゴー!
中に入ると、結構充実したメニューにびっくり。いろいろありますよ!案外これだけでものたのしかったりします(笑)。メニューの一部をご紹介~!
キムチうどん(おお!いきなり、韓国らしい~)、チャンチククス(韓国式汁そば)
ジャジャンメン(肉野菜炒めうどん)、えびバーガーにフレンチバーガー(どうフレンチなのかは不明)、スンデにトッポッキ(韓国では定番のメニュー、でも日本じゃ食べれないですね!)、マンドゥラーメン(まあ、ギョーザラーメンって感じでしょうか・・・) 、フライドポテトやフランクフルト、それにフライドチキンなどのファーストフードもいっぱい!ヨルムピビンパ!(これは!大根の葉のビビンバですね!)、新鮮野菜のフレッシュサラダ!、牛肉スープご飯 、トンカツ!
と紹介していたらきりがないくらいたくさんのメニューがあります。文字が分からなくても、写真でメニューがあるので助かりますね。このサービスエリアには食券カウンターがあり、ここにいるお姉さんから食券を買います。
そして、カウンターで料理の受け取り。そしておいしく頂きましょう!高速道路のサービスエリアといっても侮れません!案外韓国らしいメニューを十分堪能することができるんですね!
しかしそこまで本格的におなかはすいていないという人には・・・、もちろん露店もあります。焼きとうもろこしにアイスクリーム・・・いろいろありますよ!

再び高速道路へ

おなかが満たされたら再び出発です!向かうべき方向はカンヌンというところ、高速道路の50番です。それだけ頭に入れて走っていれば、途中の看板でも迷うことはありません。高速道路は、冠みたいな形で囲まれた数字で表されます。
案内看板には、高速道路の道番号と、向かう方向の名称がハングルとアルファベット書いてあります。
ときどき、目的地までの距離もしっかり看板で表示されます。これも日本と同じ。とても分かりやすいですね。カンヌンまで105キロ!
それにしても、快適な道!まっすぐすぎます!ひゃー、すごい!
それだけに、もちろんコレもいっぱい!海外まで来て、パシャってやられた日には、悲しいので、くれぐれも安全運転を!
ここは最高速度100キロ、最低速度50キロで走りましょう、という意味ですね。 ここは最高速度100キロ、最低速度50キロで走りましょう、という意味ですね。

ここは最高速度100キロ、最低速度50キロで走りましょう、という意味ですね。

さて、快適な高速道路ドライブもいよいよ終了。料金所が近づいてきました。現在空いているブースが青ランプ、閉じているブースが赤ランプになっているのも、日本と同じ!おねえさんにチケットを渡して、料金を支払います。カムサハムニダ!
高速道路を降りればもう直ぐ目的地。降りたところにある案内看板を見て、行き先を確認。国道7号線とぶつかるので、これを左折ですね。もう正東津(チョンドンジン)と標識に出ていますので、目的地も近い!
それにしても、快適というか、田舎のほうに来ると、極端に車が少なくなりますね。スムーズに走れますよ。のんびりマイペースでいきましょう。出発の頃のソウルの混雑がうそみたい!
そんなこんなで、もう目的地が近づいてきました。丘の上に大きな船が見えるのが分かりますかね?あれが目印です!あれを目指して走ります!もうすぐ!

そしてついに到着です!

ここはなんとも不思議なところですね。不思議な手の形をしたモニュメントがいっぱい。私も思わずハイポーズ!で、記念撮影。
私の後ろに見える船、これは海に浮かんでいるのではありません。山のてっぺんにおいてあるんです!しかもこの中がホテルになっている!山の上にどーんと聳え立つこの大きな船は、一度見たら忘れられないインパクトがあります。山の上に巨大な船なんて・・・すごい発想!
そしてこの周辺には、一年で一周する砂時計(とにかくでかい!)や、ギネスにものっている世界でもっとも海に近い正東津(チョンドンジン)駅、などなかなか不思議なものがいっぱいあります。それ以外にも、きれいな花がたくさん植えられた美しい公園なども整備されていて、ゆっくり時間をかけて見て周りたいところですね。
そもそもこの「正東津(チョンドンジン)」という名前は、ソウルの中心にある景福宮(キョンボックン)から真東の海岸にあたる場所、ということで「正東津」という名前になったそうです。なるほどねー、分かりやすい。層思って改めてみると、なるほど、たしかに正東津(チョンドンジン)は、ソウルの真東だった!
先ほどの船の建物はホテルにもなっているので、ここに宿泊してじっくりこのあたりを観光するのもいいでしょう。駐車場も広いですし。食べ物もおいしい海の幸がいっぱいですし、観光案内所などもあるのえ、この辺の観光情報を集めることもできますね。
といったところで、駆け足でお届けしました正東津(チョンドンジン)へのドライブですが、いかがだったでしょうか?ソウル市内から正東津(チョンドンジン)までは、今回の行程でだいたい5時間くらいといったところです。日程的に日帰りではきついので、2,3日かけて正東津(チョンドンジン)方面を楽しむというのがいいと思います。目的地である正東津(チョンドンジン)もいいですが、ぜひみなさんに満喫してもらいたいのは、その行程です。サービスエリアでの食事をはじめ、見るもの触れるものがとても新鮮でそれ自体がきっと忘れられないイベントになると思います!
そしてもっともっと詳しく韓国のドライブを知りたい!そして、自分も韓国をドライブしてみたい!という人は、ぜひコチラ→( http://e-driving.info )で情報収集してくださいね~!また、ドライブのおこぼれ話などもブログ( http://blog.livedoor.jp/pphdg331/)でも紹介しています。コラムで紹介しているよりももっともっと素朴な内容ですよ。
では、また次回~!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-09-07

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