『~ノリバンの思い出』
皆さん、こんにちは。釜山で子育て真っ最中の新米レポーター、DKです。幼児教育シリーズ締めの第3弾は、DKの子供達が4年近く通った保育園、通称ノリバンの思い出を綴ろうと思います。DK一家が釜山に渡って来たのが2005年3月。来てすぐ、私が韓国語を学ぶため釜山大学に通うという理由で、当時1歳ちょっとだった長男を預ける場所を探しました。DKはまだ韓国語が全くだったので、お姑さんに来てもらって街の情報誌からピックアップした保育園に片っ端から電話をかけました。空きがあって1歳児から預かってくれる、という保育園は海雲台新都市内に4つ。全部見てまわりました。1つ目は、訪れるなり子供達が「アンニョンハセヨ~!!!」と玄関に駆け寄ってきて出迎えてくれました。明るくていい感じ。2つ目はマンションの1階の部屋におばあちゃんが1人だけいて、子供達が4人ほど、だらだらっとテレビを見てました。またもう一箇所は、先生は数人いて、子供もたくさんいましたが、余り清潔じゃない臭いが・・・。最後はノリバンではなく大きなオリニチブでしたが、ここも臭いがして子供達も活気無し。ということで、迷うことなく一つ目のノリバンに決定したのでした。こうして通い始めたノリバンは、4年間最初の印象と変わることなく子供達に活気があり、部屋は明るく清潔で、先生方も親切で感じが良く、翌年生まれたDKの長女まで送ることになり、DKの韓国生活にはなくてはならない存在となったのでした。
<ノリバンの一日。>
朝9時5分にマンションの目の前まで黄色いバンでお迎え。
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一日の活動表。
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午前中は天気が良ければ近所の公園などに遊びに行く。皆で手を繋いで列になって~。
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良く行く近所の公園
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食後は歯磨きをして、少し遊んだら、1時半から3時頃までお昼寝をします。この間に先生は連絡帳などを書いてくれます。お昼寝から覚めたら午後の間食を食べ、午後3時半に帰宅です。帰りもマンションの前までバンで送ってくれます。
<おやつ&食事>
食事メニュー表
まず登園してすぐに、朝の間食を食べます。朝ごはんをきちんと食べてこない子が多いからだそうです。メニューはフルーツやスープ、サツマイモなど。お昼は5つに区切られたお弁当箱(上写真参照)に、ご飯、汁物、そしておかず3品が並びます。おかず以外にキムチは必ずつきます。汁物、おかずは子供用に余り辛くない味付けになっています。1歳児、2歳児はキムチも水で洗って少しずつ辛さに慣れる様に食べさせてくれます。日本人には1歳児からキムチ??って驚きではありますが。DKの子供達も、家庭では何もしなくても、ノリバンで自然に辛いものが食べられる様育てられました。午後はお昼寝後にまた間食があります。イモ類、フルーツ、カステラなどなどです。
以前テレビでノリバンの問題が報道されたことがありました。毎日海苔とご飯だけ、の様に栄養のある食事を与えていなかったり、無理やり寝かせようとしたり、などなど。最近は政府がテコ入れして随分改善されたらしいです。少人数で家庭的なので、0歳児~3歳児くらいまでの小さい子には大規模なオリニチブよりは良い面も多いと思われますが、DKが見てきた様に質はノリバンに寄ってピンキリです。お子様を預けようとお考えの方は是非何箇所か直接訪問して様子を確認することをオススメします。いいノリバンに出会えれば、きっと規模の大きいオリニチブでは得られない様な家庭的で暖かい出会いがあると思います。
これで3回に渡ってお伝えした韓国の教育事情シリーズ(幼児編)は一旦終了です。小学校、中学校・・・と教育は続きますが、当事者になったらまたリポートしたいと思います。そして次回は、まだ書いてもいないのですが、春のお出かけシーズンにふさわしく、ヘウンデ近辺の私のお気に入り子連れスポット(子連れでなくとも可)をお伝えしたいと思います。お楽しみに~。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2009-04-15