韓国で車を運転しよう!

長期滞在で車を運転したい!日本の運転免許証から韓国の免許証を取得してみよう!


韓国に嫁いできた方や駐在員のように韓国に長期滞在する方で、車を運転する必要性を感じられたことはありませんか?特に子供のいる家庭だと、雨の日や雪の日のような悪天候の時に急用が出来て、ベビーカーやタクシーを利用して外出するのはとても大変ですよネ?!でも外国で運転できるように日本の運転免許をどのように変更すればいいのか分からないし、大変そう!とついついそのままにしていらっしゃる方も多いハズ。また韓国でレンタカーを借りてドライブしたい!という方もいらっしゃるのでは?そこで今日はナビと一緒に、韓国で車を運転できるように免許を変更する方法を一緒に見ていきましょう。

◆◇◆どのようにすれば韓国で運転できるの?◆◇◆

韓国で車を運転できるようにするためには3つの方法があります。

1.韓国で運転免許試験を受験し、合格する。
2.日本で国際免許証を発行してもらい、韓国に持ってくる。
3.日本の免許証から韓国の免許証に切り替える。

それぞれ良い部分と悪い部分があります。どんな部分があるのか簡単にご説明していきましょう。

1.韓国での運転免許試験受験の場合-
【長所】
日本で教習所に通うよりも料金が安い。韓国の交通方式を初期からみっちりと学ぶことができるので、韓国での交通標識がしっかり理解ができて日本と反対の走行車線でも不安なく運転することができる。
【短所】
韓国語の理解力が一定以上ないと実技・講義共に講習の際、教官の指示がわからなくて苦労する。

2.国際免許証持参の場合-
【長所】
日本の警察署や試験場ですぐに発行手続きが可能。国際免許証を持っていれば日本の免許証は運転時に携帯していなくていいので紛失の心配が少ない。また突然の別の国へ行った時にも即座に運転が可能である(但し国際免許証の許可されている国に限る)。
【短所】
有効期限が1年なので、過ぎた場合は日本に帰国して再交付を受ける必要がある(大韓民国日本国大使館領事部では再交付不可)。

3.日本の免許から韓国の免許に切り替えの場合-
【長所】
韓国で運転免許の受験をしなくても韓国内で取得したのと同様の運転免許証が公布される。韓国内での身分証明としても使用でき、有効期限も10年と日本のゴールド免許よりも長い。
【短所】
大韓民国日本国大使館領事部で必要書類を準備する手間もかかり、韓国の免許を受け取る代わりに日本の免許を一時的に預けなくてはいけない。

◆◇◆日本の免許から韓国免許の切り替えの申請から受け取りまでの流れ◆◇◆

それではナビと一緒に、日本の免許から韓国の免許に切り替える手順を一緒に行っていきましょう。

★韓国免許証切り替え申込時に必要な証明書類他一式
  ・日本の免許証
  ・外国人登録証
  ・日本運転免許証証明書
  ・パスポート
  ・写真(3×4cm)3枚


■手順1:大韓民国日本国大使館領事部で、日本運転免許証明書を交付してもらいます。
まずは必要書類の中のひとつである「日本運転免許証証明書」の申込からはじめましょう。地下鉄5号線の光化門(クァンファムン)駅の2番出口から出て、徒歩5分程度の利馬ビル7階に位置する「在大韓民国日本国大使館領事部」(以下「日本領事館」)で手続きを行います。

***申込可能時間***
平日/ 9:30~12:00、13:30~17:00
(韓国・日本の祝日が平日の時は休館となりますので、事前に確認連絡を行ってください。)

***管轄地域***
 ソウル特別市・仁川広域市・大田広域市・光州広域市を含む京畿道・江原道・忠清道・全羅道全域
【領事館内での申込から受け取りまでの流れ】

1.日本領事館に着いたら左の用紙「証明書発給申請書」に必要事項を記入します。
2.入口にある受付番号表機で番号札を受け取り待ちます。
3.自分の番号が呼ばれたら申請書・日本の有効な運転免許証・パスポートを提出します。
4.書類の作成が終了すると番号または名前が呼ばれ、再び窓口に行き手数料代25,000ウォンを支払い、提出した日本の運転免許証・パスポートと申請した日本運転免許証明書を受け取ります。
韓国で車を運転しよう! 国際免許証 領事館 グローバルセンター免許試験場 受け取った日本運転免許証証明書1枚目・2枚目は運転免許証のコピー

受け取った日本運転免許証証明書1枚目・2枚目は運転免許証のコピー


■手順2:必要な証明書類他一式を持って韓国の免許証の申込に行きます。

日本領事館から日本運転免許証証明書を受け取ったら、日本の免許証・外国人登録証・パスポートも合わせて韓国の運転試験場またはグローバルセンターに行き、韓国の免許証の申請・交付を行います。写真が前もって用意できない場合は、申込に行く運転免許試験場やグローバルセンター付近に写真館やインスタント写真撮影機があるので申込当日にそちらを利用し書類を揃えてから申込してください。
(場所がわからない場合は自分が申込する場所に問い合わせてみてください。)
【運転試験場内での申し込みから受け取りまでの流れ】

1.運転試験場に着いたら所定の申請用紙の必要項目を記入します。
(わからない場合は何もしないか近くに職員がいたら問い合わせてみてください。)

2.受付番号機で番号札を受け取り待ちます。

3.自分の番号が呼ばれたら申請用紙・日本の免許証・外国人登録証・パスポート・写真を提出します。
  (この時に申請書が書かれていない場合は受付の人の指示を受けながら記入)

4・交付を待っている間に別の場所で身体検査検査を行います。ここでは簡単な視力の検査で最後に検査表に印をもらいます。検査が終わった後すぐ検査代5,000ウォンを支払います(※金額は2014年3月現在)。

5.ふたたび申請した場所で待機し、番号もしくは名前が呼ばれたら検査の用紙を渡し、手数料7,500ウォンを支払い、韓国の免許証を受け取ります(※金額は2014年3月現在)。申込時に外国人登録証とパスポートの返却がなかった場合は、その時忘れずに返却を要求してください。

※※※ 注意事項 ※※※

韓国の免許証が交付されると、日本の免許証は一時保管となり返却されません。返却を希望する場合は下記の4つを持ち、韓国の免許証の交付を受けた場所で申込を行ってください。

・韓国の免許証
・日本に帰国時(韓国から出国する日にちが明記されている)のE-チケットや航空券
・パスポート
・外国人登録証などの身分を証明できるもの

一度返却された日本の免許は再び預ける必要がないので、紛失しないように大事に保管してください。


いかがでしたか?キチンと書類を準備して提出してしまえば思ったよりも簡単に取得できてしまう韓国の免許証。簡単に取れる半面、日本とは車線の走行向きが逆だったり、交通標識や信号標識も若干違ったり、運転者のマナーが悪かったりと一般道での運転は思ったよりも危険がいっぱい。安全運転を心掛けて楽しいドライブタイムを満喫してくださいね!



上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-07-31

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