機張エリアのみどころ

釜山で唯一の郡「機張」、食べ所、見所共に充実したエリア

アンニョンハセヨ、プサンナビです。プサンナビに新しいエリアが誕生しました!海雲台(ヘウンデ)から北東へ行った所にある釜山唯一の郡「機張」です。機張(キジャン)はアクセスの不便さから観光客にあまり知られていない場所なんですが、実は見所たっぷりなエリアなんです。また釜山の郷土料理「コムチャンオ(うなぎ)」もココ機張が本場なんです!ご存知でしたかぁ?ということで、プサンナビの新しいエリア「機張」について迫ってみることにしましょう!!
釜山市になってまだ日が浅い!?
機張は海、山に恵まれた自然豊かな街として知られていて、週末ともなると釜山市内から遊びに出かける人たちで賑わいます。釜山の人たちにとっての機張とは、近郊の隣町と言った形で認識している人が多いため、小旅行的な感覚で機張へ行く人たちが多いんだそうです。その背景には、機張郡は、釜山市に吸収されて今年(2004年)で9年目と釜山市の町としてはまだ日が浅い街ということが関係しているようで、釜山市内の人たちは、釜山市内の街と言うよりも近郊の街という感覚で機張を見ている人が多いんだとか。

機張最大の祭典

機張最大のお祭りとして知られる「機張大辺ミョルチ祭り」は、1997年から「開かれた海、豊かな故郷、いつも行きたい町、機張大辺!」というスローガンの下で始まりました。韓国内のいわし生産量の60%を占める機張の特産物である大辺ミョルチを紹介し、地域経済の活性化や観光客の誘致をすることを目的として行われています。青い東海と活気に溢れる大辺港で開かれるこの祭りは見所いっぱいな上に、海産物も普段より安く買えたり、いわしの刺身や焼きうなぎ(コムチャンオ)が試食できたりもします。祭りは毎年4月に2日間の予定で開かれています。
機張エリアの最大の見所と言っても良いくらいの景勝が楽しめるのが、ここ海東龍宮寺(へドンヨングンサ)。このお寺は1376年に奈温和尚という王師が創建した寺だと言われていて、普通のお寺と違って海岸絶壁の上に建てられた特異なお寺なんです。また大雄殿の本尊仏像は海に向かって鎮座し、日本海(韓国では東海)の海原と寺との調和がとれたお寺になっています。旧暦4月8日には、お釈迦様の生まれた日として記念する催しが行われ、境内は鮮やかな提灯できれいに飾り付けれます。
機張駅からほど近い場所に、機張市民の台所と言われている機張市場があります。市場は縦横に100Mくらいの規模で、所狭しと海産物や野菜、果物のお店が並んでいます。パラソルで造った即席のお店が多く、これぞ韓国の市場!というような感じで、韓国の昔ながらの市場風景の醍醐味を楽しめるようになっています。また、釜山市内から少し外れにある機張市場は、なんと釜山の中心にある市場の30%~50%の値段で海産物や野菜が売られているんです。釜山の商人の中でも知る人ぞ知る穴場的な市場で、週末になると釜山市内から買い付けにやってくる人たちで賑わっているんだとか。
釜山の名物料理の一つとしてご存知の方も多いはず!チャガルチ市場にも有名なコムチャンオ通りがあるんですが、実はこのコムチャンオ、発祥は機張と言われているんです。釜山市内のコムチャンオのお店でも頂けるコチュジャンソースで絡めた一般的なコムチャンオ料理から機張でしか食べれない伝統の藁焼きや松葉焼きまで、様々な方法でコムチャンオを食べさせてくれます。海を眺めながら本場の味を楽しんでみるのはいかがですかぁ?
機張までのアクセス
地下鉄の通ってない機張へのアクセスはちょっと難しいかもしれませんが、バスにさえ乗れれば釜山の中心から1時間30分ほどで到着できます。

<釜山駅から>
釜山駅の目の前のバス停留所から239番の座席バスに乗ると機張まで直通で行きます。(所要時間1時間30分くらい)

<西面から>

ロッテ百貨店の目の前のバス停留所から142番の座席バスに乗ると機張まで直通で行きます。(所要時間1時間20分くらい)

<海雲台から>

マリオットホテル前のバス停留所から142番、239番の座席バスに乗ります。(所要時間50分くらい)

自然溢れる田園風景が広がり、海もある機張エリア。釜山の喧騒もいいですが、旅行中一日くらい、喧騒から離れ、釜山の田舎を味わってみるのもいいんではないでしょうか?きっと釜山のまた違った魅力が垣間見れるはず!以上、プサンナビがお伝えしましたぁ。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2004-06-10

ページTOPへ▲

その他の記事を見る