釜山の海で釣りをしよう!
こんにちは、プサンナビです。引き続き寒いです!が、この寒さの中、なんと“釣り”に挑んで来ましたのでご紹介します。場所は、釜山はヘウンデの観光スポット、冬柏島(ドンベクソム)の入り口です。おしゃれな観光地にもかかわらず、貫禄のある釣り客がずらっと糸を海に垂らすこのスポット、実はナビは前々から気になっていたのです。
ずらりと並ぶ釣り客の後ろは朝鮮ビーチホテル
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対岸はマリンシティと呼ばれるエリア。高級マンションがずらり!
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何が釣れるのかも分からず、取りあえず釣竿と持ち合わせの糸と針を手に向かったドンベクソム。釣り客の収穫をのぞきつつ話かけると、なんとジョノが釣れるそうな。
ジョノとは、日本名はコハダ(正確にはシンコ→コハダ→コノシロ、と成長すると共に呼び名の変る出世魚)。日本では、コハダは臭みがあり傷みやすいので、酢漬けにして食べるのが一般的。釜山では10月~11月頃がシーズンと言われ、お刺身で小骨ごと食べます。このジョノが、去年の秋はもちろん、今でもこのドンベクソムでたくさん釣れるのだそうです。素人面して釣竿を持ってウロウロすると、親切なおじさん達が色々と教えてくれました。ジョノはサビキ釣りという方法で釣れるそうで、撒き餌をしたところに糸に10個くらいの針の付いた釣り糸を垂らし、上下します。餌や餌を撒く時に使う柄杓の様なもの、針のセットされた釣り糸など、必要な物は殆ど原付で現れる行商人から購入できます。
餌(5000W)と餌柄杓(1000W)。針付きの釣り糸は2000W。
釣り糸を釣竿にセットして、柄杓で餌を海に撒き、その辺りに糸を垂らしてゆらゆら竿を上下させ針を揺らしていると、上手く行けばものの10~20分でググっという引きが来て、ジョノGET!よくよく見てみるとこのジョノ、針にちゃんと食いついているのもいれば、単にヒレやらエラに針がたまたま引っかかってしまっただけのものも・・・。よっぽどたくさんのジョノの群れがこのドンベクソムの海の下に泳いでいるということなんでしょう。
釣れ時は朝と夕方。朝から釣りに来ている常連客は、お昼になるとガスコンロでラーメンを作って食べたり、そのうち焼酎で一杯やりはじめたり、丸一日楽しんでいる模様。
秋には20センチにもなる大物のジョノも釣れたそうで(大きいのは日本ではコハダではなくコノシロと言う)、今はその頃よりもずっと小振りですがまだまだ釣れてます。一体いつ頃まで釣れるのか分かりませんが、風の無い暖かい日を選んで是非一度ジョノ釣りに挑戦してみてはいかがでしょう。テクニックは要らないので、子供でも簡単。6歳になる我が息子も、朝から3時間で6匹も釣り上げました!
ちなみに収穫したジョノは、家に持って帰って鱗、頭、尻尾、内臓を取り除き、3枚におろして小骨ごとわさび醤油で頂きました。身がコリコリと引き締まっていて美味でした!どうぞお試しあれ~。以上、プサンナビがお送りしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-02-19