第8回釜山国際映画祭開幕式レポート!

開幕式レセプション突撃レポート ミーハー精神大噴火!

アンニョンハセヨ、プサンナビのユカユカです。今年で第8回目を迎える釜山国際映画祭。ユカユカが釜山生活を始めた頃のPIFFは今ほど規模も大きくなく、チケットも案外簡単に取れるものでした。でも、年を重ねるごとに規模が拡大、チケット獲得の競争率も激しくなり、ユカユカにとってもだんだんと手の届かない所に行ってしまうような存在となってしまったのです。ところが、今年はとある阪神ファンさんのお力添えで開幕式のチケット+ゲストIDカードをもらうことができたんです!これこそ、阪神ファンの連帯力、学閥を超えた阪神閥の力の強さ!と喜びながら、開幕式の会場となったヨット競技場に行って参りました。会場では、ソウルナビの記者、おたみさんとも合流。心強い相方と一緒にレポート開始です!
赤絨毯で芸能人を拝む
開幕式の一番の狙いは、赤絨毯を通る芸能人の皆様を拝むこと。去年も開幕式のチケットがないにも関わらず、会場入り口に早くから待機し、多くの芸能人を見ることができただけに、会場内に入れる今年はもっと近くで、もっとたくさんの芸能人を見られるはずという大期待をもって赤絨毯わきで待機開始。アン・ソンギ、イ・ビョンホン、カン・スヨン、ムン・ソリ、SESのシューなどなど次から次に赤い絨毯の上を通っていくのですが、早い足取りで過ぎ去ってしまうため、写真を取ることも、握手を求める余裕もないほど。ちらっとでも見られたことで満足するべきなのでしょうが、正直、空腹状態でした。
寒さこらえて、映画鑑賞
ゲストがすべてそろい、ついに映画祭開幕!!次々に上がる花火と目の前の超大型スクリーンの存在だけでもう十分圧倒されるほど。開幕上映作品『ドッペルゲンガー』の黒沢清監督、主演の役所広司の挨拶も行われ、お祭りムードは最高潮。お二人ともスクリーンの大きさに感激だというコメントを言ってましたが、確かに今回の映画祭の象徴とも言える大型スクリーンは「映画を見てる」という気分はもちろんのこと、その威力もさすが。でも、野外だけに非常に寒く、途中からは、ぶるぶる震えながらというお客さんもいるほどでした。
映画上映が終わり、人々が足早に去る中、ユカユカとおたみさんは「せっかくですからね」と会場で記念撮影開始。俳優さんたちが座っていたと思われる椅子にも「いやっ、ここに○○さん座ってたんやわ」と喜ぶ自分が少し悲しくもありました。
レセプション会場で大興奮
開幕式の後は、ゲストだけが入場を許されるパーティ会場への突入。こんなみすぼらしい私でも良いのかしらと気がひけつつ「ゲストカードあるぞ」とIDカードの威力に調子に乗り、そして、おたみさんとの共同突撃なのでなんだか勇気がわき、どすどすと会場へ。とりあえずおたみさんと作戦会議。「まずは、お腹をいっぱいにさせましょう」とお皿におかずを盛り始めたのもつかの間、前を役所広司は通るわ、永作博美は通るわ、食べてる場合ではないんです。とりあえず声かけなきゃと、まず、役所さんに「すみません、握手してください」とアタック。でも、ユカユカ専属カメラマンが近くにおらず写真は断念。永作博美さんとは握手も、記念撮影も完璧。「わざわざどうもありがとうございます」なんてコメントまで頂いてしまいました。
大物芸能人に会えた興奮が冷めやまぬころ、今度は韓国の大物俳優さんが続々登場。「おたみさん、とりあえず頑張って声かけて、写真とりましょう」と図々しさを発揮。「すみません、写真一緒にとっていただけませんか?」とまず声を掛けたのは、開幕式で司会を担当し、主にコメディ系の映画にたくさん出ているパク・ジュンフンさん。すごく、日本語がお上手で「日本の方ですね。写真はいつもなら10,000ウォンなんですけど、今日は特別に5,000ウォンでいいですよ」なんて、いかにも韓国人らしいジョークを流暢な日本語で飛ばしてくれ、映画の中と同じようにやっぱり愉快な人でした。
韓国人の60%以上が国民俳優と認めるアン・ソンギさん。すごい人気で次から次にサインと写真攻めにされててなんだか大変そうでしたが、それでもちゃんと写真撮影にこたえてくれました。さすが国民俳優さん。
『オアシス』『浮気家族』でますます注目度が上がっているムン・ソリさんも会場に。
ほとんどの俳優さんが会場の中央部分にいるのに反し、隅のほうでニコニコと笑いながら雑談を交わしている、ユカユカが大好きな俳優さんキム・テウさんを発見。『接続』や『JSA』など助演でありながら、いい演技を見せてくれ、その優しそうな笑顔と、大学時代から7年間付き合っていた女性と結婚したというその誠実ぶりがユカユカ好みのキム・テウさん。「この人と結婚したかったなあ」とマヌケなことを考えつつ、人生最大の喜びを感じながらの写真撮影となりました。
映画大好きのユカユカにとって、今回のようにこんなたくさんの映画人を目にすることができたのは、幸せ中の幸せ。そして、手の届かない華やかな映画祭の世界にちょっとでも入り込めたのは一生の自慢となりそうです!!
今回の映画祭の取材のように、こんな素敵な仕事ができるプサンナビは私にとって最高の職場であったのですが、実は、この映画祭の記事を最後に、ついにプサンナビを退職し、日本に完全帰国することとなりました。1年計画でやってきた釜山も、気がつけばあっという間に4年と4ヶ月。すっかり釜山人になることができ、いろんな体験もでき思い残すことはありません。これからは大阪の南方面を中心とした生活にもどりますが、釜山にはちょこちょこ遊びに来るつもりでいます。これからは釜山生活者としてではなく、釜山を愛する旅行者としてプサンナビと関わっていくつもりです。日本での主な生息地は大阪の南海線沿線、難波方面。大阪の街中で見かけたらぜひ声を掛けてくださいね。今まで、ユカユカのレポートを読んでくださり、どうもありがとうございました!!以上、プサンナビのユカユカでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-10-06

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