竹塩の使い方教えます

お土産人気商品「竹塩」をよく知って、うまく使おう!!

古くから韓国の民間療法として使われてきた竹塩。今では、日本人の間でもすっかり認知されている健康グッズです。でも、竹塩、竹塩とは言っているものの、よく考えてみると意外に詳しいことは知らないもの。そこで、今日は竹塩専門店「仁山竹塩」に行き、竹塩についていろいろ教わってきました。

竹塩ミニ講座
竹塩はどうやってできるの?
仁山竹塩ができる過程
1. 硫黄成分を多量に含んだ竹を準備する。
2. 竹筒の中に韓国の塩の産地、西海の天然塩(この塩にはすべての毒素をなくす核砒素といわれる成分が含まれています)をつめ、黄土でふたをし、
3. 鉄釜の中に入れ、
4. 松の薪で、竹が燃え尽きるまで800度で焼きます。(焼くことで、塩の毒性が取り除かれ薬性だけが残ります)
5. 焼いた竹は灰になり、塩は白い柱状になります(1回焼き竹塩の完成)。燃えかすの灰を取り除き、これを3回くりかえしたものが3回焼き。
6. 9回焼きはこれを8回繰り返し、最後の9回目には松脂をいれて1400度まで温度を上げ、塩・竹・黄土・松脂すべてを鉄釜の中で溶かしてしまいます(9回焼きが一番高級品とされています)。冷えて固まれば竹のエキスと黄土のミネラルと鉄釜の鉄分を十分に吸収した竹塩の出来上がり。
(写真提供:仁山竹塩)
このようにしてできた竹塩の塊を砕いて粒または、粉末にしたものが、私たちがお店で見ることのできる竹塩というわけです。

竹塩の徹底解剖
では、このようにして作られた竹塩にはどんな特徴があり、どうやって使えばいいのか見てみましょう。

竹塩の特徴は?
1 殺菌、消炎、消化作用に優れている。
2 一般の塩に比べて亜鉛・鉄・カリウム・銅・マンガン・リチウムなどの含有量が高い。
3 多量摂取しても害がない。(但し、高血圧の方ははじめからたくさん食べないで、少しずつ食べ、だんだん量をふやしていく)
4 塩なのにのどが渇かない。
5 体液濃度に近いアルカリ性。
6 塩素を除去する。

竹塩の効果はこれだけあります
竹塩の効果をずらっとあげてみると、胃潰瘍、胃炎、腸潰瘍、腸炎、風邪、熱、高血圧、胸やけ、頭痛、下痢、飲み過ぎ、歯周炎、高血圧、眼病、外傷、皮膚病、水虫、歯周病、アレルギー、痔、円形脱毛症の改善、抗癌作用、解毒作用、口臭予防などなど。万病に効く上に、血をきれいにしてくれるので美容に良いとされています。
※仁山竹塩は高温で焼いた竹塩なので、このような特徴や効果を持っていますが、市販されているものの中には、実際に1400度以上の高温で焼かれていないものあり、そのようなものは上記のような特徴や効果があるとは言えません。

竹塩の使用方法
うまく使ってこそ、竹塩の神秘の力を最大限活かすことができます。ということで、竹塩の使い方を学んでみましょう。

種類別
粒状のもの:口の中に入れて、つばで溶かすようになめながら食べます。1日に数十回たべても大丈夫です。お湯で溶かして飲んだり、料理に使ってもいいそうです。
粉状のもの:粉薬を飲む感覚でお水といっしょに飲んだり、お湯やお水に溶かして飲みます。(竹塩の量の目安は小さじ1杯)
習慣的に竹塩の粒を口にしたり、竹塩を溶かしたお水をペットボトルに入れて随時飲んだりするととても良いそうです。

症状別
ほかにも症状によっては次のような方法もあります。
歯、歯茎、扁桃腺:粒の竹塩を1~2gをつばで溶かすように、舐めながら食べる。または、粉の竹塩で歯茎や歯をマッサージする。歯磨き粉と一緒に使っても良い。
皮膚病、水虫、湿疹、あせもなど:粉の竹塩を水で溶かしてそれを患部に塗ったり、スプレー容
器に入れて患部にかけたりする。

風邪の症状:粒状のものをつばで溶かすようになめながら食べる。お湯やお水で竹塩を溶かして飲む。
外傷:患部に竹塩を振りかける。竹塩を溶かした水を患部に塗る。

アトピー性皮膚炎:竹塩で半身浴をする。また、竹塩を1日に数十回口の中で溶かしながら食べる。

目の病気:粒状の竹塩を口に入れ、つばで溶かし、それを指で目につける。または蒸留水やきれいなお水で溶かして、コーヒーのフィルターなどでろ過して、それを目薬のように使う。
花粉症などの鼻のアレルギー:粉の竹塩を溶かした水をコットンに含ませて、それを鼻の穴につめる。
痔:少なめの水で竹塩を溶かし(べたべたした状態にし)、それを患部に塗り、絆創膏を貼る。朝、夕方ごとに貼り替える。または良質の蜂蜜に粉の竹塩を混ぜてよく練り患部に塗る。

円形脱毛症:粉の竹塩を水で溶かして、一日3~5回患部に塗る(夜には塗ったまま寝る)。または、スプレーのようにして振りかける。

美容:お水で溶かした竹塩をコットンにしみこませて、化粧水をつける要領でお肌にしみこませる。
料理編
竹塩は普通の塩より、まろやかだといわれていますが、水分を蒸発させているので使用量は一般の塩の半分以下で大丈夫です。また、ごはんを炊く際に、小さじ1杯の竹塩を入れたり、パンやお好み焼きを焼く際にも竹塩を使うと、ふっくらと仕上がるそうです。もちろん、天ぷらなどをつけて食べてもOKです。
(使用方法はすべて仁山竹塩さんに教わったものです)

どうですか?本当にいろんな使い道があると思いません?もう、竹塩をただの塩と言うことは無理です!!昔の人の知恵と自然の力が生んだ、竹塩、ぜひ一度お試しを!!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2002-10-25

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