主婦企画、韓国料理を作ろう第13弾~タッチュッ編

夏の滋養食品として好まれるサムゲタンに似たタッチュッ(鶏のおかゆ)を作ろう!

アンニョンハセヨ、プサンナビのさっちゃんです。今年は梅雨が例年よりも早くあがる~という予報に反して、まだ梅雨はあがらずにシトシトと韓国半島に雨を降らせています。釜山も例外ではなく、本当に雨がずっと降りっぱなし。気温は暑くなく、過ごしやすくはありますが、やっぱり湿気が多くて体は疲れてしまうところ。そんな夏に滋養料理として韓国でよく食べるのが、サムゲタンなのは皆さんご存知ですよね?毎年、夏に3回、サムゲタンを食べるという日、三伏(サンポッ)がありますが、それ以外の日でも暑さや湿気で体調が悪かったり、食欲がなかったりしたら、食べる料理でもあるんです。本当は、さっちゃんも今回、皆さんにサムゲタンのレシピを紹介したかったんですが、実は、あの丸々1匹の鶏を見るのが苦手なんです・・・すみません。でも滋養料理を作りたい!と義理のお母さんに聞いてみたところ「じゃー、タッチュッ(鶏のおかゆ)なら大丈夫じゃない?」とのこと。そこで今日は、滋養料理タッチュッをご紹介したいと思います。鶏が苦手~という方も、丸々1匹は日本では手に入りにくい~という方も是非チャレンジして見てくださいね!
材料
鶏肉(丸々1匹でも、切ってあるものでもOK)、もち米、米、栗(5つ程度)、なつめ(5つ程度)、ごま油、こしょう、塩

スープ
水、ニンニク、長ネギ
もし、もっとサムゲタンへ近づけたい!という方は、ここへ朝鮮人参を入れてもOK!また、朝鮮人参が手に入らない場合は、朝鮮人参茶(砂糖抜き)を少し加えると香りが出て、さらに美味しくいただけますよ!

作り方
1、 まずもち米と米(分量はもち米だけでもいいですし、苦手という方は米を大目にしても大丈夫です。)を洗い、水に1時間ぐらいつけておき、その後は水を十分にきっておく。
2、 鶏肉をきれいに洗い、水をきった鶏に塩・こしょうを軽くし、鍋に水、ニンニク4片、長ネギを入れて中火で1時間ほど煮ます。
3、 煮ている間に鍋の上に脂が浮いてきたりするので、スプーンなどで取り除きます。そうすると後ですっきりとしたスープに仕上がります。
4、 生のまま栗の皮をとり、水につけておきます。
5、 ナツメを洗い、中の種をきれいに取り除いておく。
6、 鍋にごま油をスプーン1杯くらいひき、そこへ水を十分に切ったもち米と米をいれ、軽くいためる感じにします。
7、 先ほど、鶏肉を煮たスープだけを取り出し、7の鍋に米が隠れるくらいに入れ、弱火で煮ます。
8、 少しお米が煮立ってきたら、先ほど煮ていた鶏肉、ナツメ、栗もいれ、そのままに続けます。
9、 全体的に煮だってきたら、お米の状態を見て、味を塩と胡椒で調えて、完成!
出来上がり
ここにキムチを入れて一緒に食べると最高に美味しいですよ^^。サムゲタンではないですが、ほぼ同じ材料を使って作っているので、同じような栄養効果が期待できるんではないかと思います!サムゲタンも少しグロテスクだから・・・と避けていた方もコレなら形が残っていないので、心配なくいただけるのではないでしょうか?またおかゆなので、お子さんへも大丈夫の料理です!暑くてだるーい夏をこのタッチュッで乗り切ってみてはいかがでしょうか?ごま油と鶏のダシがたっぷり効いて美味しいですよ~^^
初めてお嫁にきた夏に鶏1匹を買ってきた義理母。「サムゲタンの作り方を教えてあげる~!」ときてくださったんですが、さっちゃん、あの鶏を見た瞬間、もう駄目~。ましてや手を入れてきれいに洗うので、そのあと一時期、鶏恐怖症になってしまうほどだったんです。でも、個人的にサムゲタンも好きだし、夏の定番だし!ということで、いろいろ考えたところ、このタッチュッなら切ってある鶏肉でもOK!ということで、これが我が家の夏の定番になりました!日本だと鶏1匹を手に入れるよりも切り身の方が安くてお手ごろだと思います。皆さんも一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?以上、プサンナビのさっちゃんがお送りしました!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-07-26

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