ゴンギツネのサッカー観戦レポート・第１０回「続『ゴンギツネ』のサッカー観戦リポート、その１」

去年まであんなに韓国内で韓国代表の試合を見たというのに、Ｋリーグの試合を見るのは今回が初めての私。韓国の天皇杯にあたるＦＡ杯の決勝戦だけがＫリーグチーム同士の試合だったでしょうか？だから今回の安養ｖｓ釜山が私にとって初めてのＫリーグ観戦になります。前日にちゃんとスポーツ新聞を買って、スタメン予想を確認。ありました！前園の名前。だけど、スタメンの中には他に知っているような韓国人選手の名前もなくちょっと不安。それ以上に、前日39℃の熱に襲われたため、私の体調も最悪で本当に前園を見に行けるのか？？？とかなり心配になってしまいましたがとりあえずがんばって行ってきました！！
安養へは、ソウルから地下鉄１号線を水原（スウォン）方面に乗って約４５分ぐらい。とにかく駅がきれいでびっくりしちゃいました。ソウル駅もプサン駅も今改修工事中だけど、きっときれいになったらこんな感じになるんだろうな・・・って感じです。さて、会場の総合運動場まで行こうとバスを探したけど見つからない。しょうがないのでタクシーで行きました。大体１５分ぐらいで到着。プールや体育館など色々ある総合運動場だったけどすごいきれいです。

そして、スタジアムの中へ。結構きれいな印象。席もちょうどメインの貴賓席の隣で見やすかったけど、やっぱり総合競技場。陸上トラックがあるせいでちょっとピッチとの距離が離れちゃっているけど、それでも充分です。周りを見ると桜が満開でとってもいい風景。なんか春を感じてしまいました。ピッチの向こう側には前園の横断幕もはられているし、一応認知はされているみたいです。 だけど、隣の人には恐くて聞けませんでした・・・・・

最初、安養にどんな選手がいるか全然わからなかったけど、横断幕とか選手名を見てようやく把握できました。移籍しちゃったけどイ・ヨンピョがいたし、今のＡ代表・オリンピック代表のチェ・テウクもいるし、あとオリンピック代表で期待のソン・チョゴクとか、なかなか期待できそうでわくわくしてきました。

友人が安養の試合を見た時もなんかあんまり動いてなかったと言っていたけど本当にそんな感じ。安養のシステムが３―４―３で前園のポジションは中盤右のインサイド。ＣＫとかＦＫとかを蹴らしてもらっているからチームから信頼されているのかな？とは思うんだけどボールが回ってこないし、自分からもどんどん行く訳でもなく、ボランチの位置ぐらい、ちょうどＤＦの前ぐらいの位置でしかプレーできてないようでした。私が見てた時の前園ってもっと前でがんがんドリブルで仕掛けて攻撃に絡むタイプだったからなんかな・・・・・・って。たまにいいパスは出すんですけど、それも試合の中で２、３本くらいしかなくて、まったくチームの中で機能してないって言った方が正しいですね。前にＦＷが固まりすぎてて上がるスペースもないのも事実だけど、このままこのチームでプレーしてていいのかな？とふと思っちゃいました。
試合は安養がまったく得点を入れれるような雰囲気もなく後半も終わりかけ。どんどん選手交代をして、後半２０分には前園も交代しました。そしてこのまま終わりそうだな・・・・と思った後半３６分にＦＫからのこぼれ玉をまぐれのロングシュートで安養が同点ゴール。安養としては本当に負けるような感じの試合だったからよかったのではないでしょうか。

こうしてまた始まった私のサッカーの旅。次回は２年４ヶ月ぶりの韓日戦です。いったいどんな試合になるのか本当に楽しみ。面白い試合になってくれればと思っています。
※釜山ｖｓ安養、プサンでのゲーム
前園選手とノジュンユン選手が所属する安養は、アウェイゲームでプサンにもやってきます。今年度は７月２日と１１月２日の２ゲームで、会場は九徳競技場。開始時間等は未定です。