ゴンギツネのサッカー観戦レポート・第６回「６月７日 スペインｖｓパラグアイ（全州ワールドカップ競技場）」

"初めての当日券購入、力技まで使っても、すべては愛するラウルくんのため"

当初、前日のフランスｖｓウルグアイ戦の後はまたソウルに戻って次の試合に備えるはずだったんだけど・・・やはり２日に見たスペイン代表、ラウルくんの姿をもう一度見たくなってしまい、追っかけすることに急遽決めました｡でも体調は最悪の状態｡釜山からこの日の全州まではバスで５時間半の道のりだから自分で耐えられるかどうか心配だったけど、もうそんなことは気にせず、前日３時過ぎに寝たのに７時には起きてバスターミナルへ向かいました｡

この前、来たばかりの光州を乗り継ぎで通過、そしていよいよ全州に到着です｡全州はすでに２回訪れていて、１度目はちょっと色々あってふらっと一人旅（目的はピビンバッとコンナムルクッパだけど）そして２度目は全州ワールドカップ競技場のこけら落としのときです｡そしてなぜか昼・ピビンバッ、夜中・コンナムルクッパを食べるのが儀式化してしまった私はもちろん試合が始まる前にピビンバッを食べました｡本当は街中の専門店に行って食べたかったけどチケットもまだない状態だったからターミナル近くの食堂で我慢｡だけどそれでもおいしかったです｡やはりさすが「食の全州」です｡

元々ちゃんと買うつもりで当日券売り場に並んでいると、周りにたむろしているダフ屋さんが横から「買わないか？」とチケット見せてくる状態。値段も今のレートで売られている価格よりもちょっとだけ安かったので飛びつくように買ってしまいました。もっとも、その１時間後にはもっと安くなって、改めて韓国のチケット事情を実感した瞬間でした。

ダフ屋さんから買ったチケットはバックスタンド側の前から１５列目｡思いっきりラウルくんを見れて本当に幸せでした｡そしてラウルくんだけではなく、スペインリーグで活躍している面々｡もうため息が出ちゃいます。そして反対側ではあのＦＫを蹴ってゴールを決めるＧＫチラベルトが念入りにＦＫの練習をしてました。チラベルトは初戦出場停止の関係でこの試合が初戦、どんな試合になるのかとても楽しみでした。

さてさて、試合も終わってスペインサポーターの「エスパニョール」の声とともにスタジアムを後にすることに。今回は泊まらずに深夜バスでソウルに戻ったんだけど、その前に高速ターミナルまで行かなくちゃいけないので、シャトルバスが運行されているので待っていたんです｡それがまたすごい長い列｡重い荷物を抱えている私にとってはまた気が遠くなりそうな長さです。しかも自分が並んでいるのがどこに行くバスなのかすらもわからずに、一時間以上ずーっと並んでいました。実は去年の１１月に行われたこけら落としのときもこんな感じで、無料バスが出るのはいいんだけどあまりにも列が長くなりすぎて後ろのほうにはまったく情報がない状態に陥ってしまってたんです。そのときは凍死するかと思うくらい寒くて、一応ターミナルまでの道はわかるから歩き出そうかとも思ったけど、大邸で遭難―ヒッチハイクなんてことをしてしまっている私は、おとなしく待っていたんだけど、そのときと同じような状態でかなりイライラ。１時間以上並んでやっと情報があるところまで来て、自分が並んでいるのがまったく違う列だって言うのに気が付いたけど、なんか嫌な感じでした｡
ターミナルに着くと本日のメインイベントであったアルゼンチンーイングランド戦の中継がテレビでやってて私も座ってみていました｡一応友達からメールで途中経過だけは知っていたんだけど、ホントすごい試合でした。テレビが遠かったから室内にいるにもかかわらず、双眼鏡でテレビを見る暴挙に出てた私だけど･･・・・スペイン快勝の試合の後に、あんな言い試合を見れて、かなり幸せな一日でした｡
全州を出発したのが１１時４０分、家に着いたのが２時４０分。この日だけで、９時間ぐらいバスに乗って移動してました｡ホント疲れた・・・・・・移動の連続でどんどん体力が落ちている今日この頃です。だけど、まだもうちょっとこんな生活が続くからなんとかもたせないと・・・・・と思っているところです｡
To be continued（Worte:ゴンギツネ）