金剛植物園

クンガンシッムルウォン금강식물원

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釜山の隠れた散歩スポット 釜山一の植物園

アンニョンハセヨ、プサンナビです。釜山に住んでいられる日本の方なら感じられたことがあるとは思うのですが、残念ながら、釜山は街の中に自然にあふれる公園などがめったにありません。朝、夕方のジョギングに、犬の散歩にというかんじで気軽に行けるスポットがあまりなく、釜山一の山、金井山が山登り、ピクニックのスポットとして大人気を誇る理由も他に行くところがないから?と思ってしまうほどです。さて、その金井山へのケーブルカー乗り場があることでも知られている金剛公園、ここは釜山にしては珍しい緑いっぱいの素敵な場所なのですが、金剛公園から歩いてすぐの所にももう一つ散歩にオススメな場所があります。それが、この「金剛植物園」。
釜山で最大の植物園
釜山で最大の規模を誇る「金剛植物園」は、市民の憩いの場、青少年の自然観察と野外学習に寄与することが目的で1969年に開園しました。韓国では初めての民間による植物園であり、また、英国王室に本部を置く世界植物協会にも加入している韓国3大植物園の一つです。というように、肩書きもかなり立派な植物園。入り口には堂々とした石の門が建てられ、そして、その前には綺麗に手入れされた木々が囲んだ石畳の道が続いています。釜山を代表する植物園だけになかなか立派な造りでもあり、風情も感じられます。
足の赴くままに
園内には特に案内地図もなく、表示もないため、どこに何があるかつかみにくくまた、それぞれの場所のテーマが何なのかもはっきり示されていないとうのが残念なところ。でも、それだからこそ逆に、なにも気にせず自分の足の赴くままに歩いていき、森林浴を楽しむことができる感じも受けます。私たちが考える既存の植物園は木や花を見る場所というのが普通かもしれませんが、この植物園は「植物の中にいることを楽しむ」場所ともいえるほど。人工的な植物園というのではなくあるがままの自然を見せてくれます。

1120種類の植物のお出迎え
18ヘクタールの敷地の中に植えられた植物はなんと1120種類。藤の木、もみじ、木蓮、銀杏、松、ヤツデなど普段から慣れ親しんでいる木が多く出迎えてくれます。かなりの年代物と思わせる立派な木も数多く、またシルビアなどいろ鮮やかな花も目を楽しませてくれます。
小川のせせらぎで心をリフレッシュ
この植物園の中で一番人目を惹くスポットがこの小さな滝。植物園を奥に奥に進んでいくと、水が勢いよく流れる音が聞こえ、他よりも少し涼しいなあと感じたら滝に到着です。その下を流れる小川とセットでとっても綺麗な絵を作り出しています。人工的な要素をまったく感じさせない自然そのままの様子、そして、涼しげな空気によって気分も爽快に。
休憩所でのんびりと
右奥にある休憩所を超えるときれいに浮かんだ蓮が印象的な池が見えてきます。周りに植えられた木々も綺麗に手入れされていて、休憩所の椅子に座ってただぼっとしていたくなるほどの美しさ。この休憩所には飲み物、おかしなどの売店もあるので、ここで一休みしてのんびりするのも良さそうです。週末には、近所のおばさん、おじさん達の飲み会の場に変わってしまうこともありそうですが。そして、その池にかけられた飛び石を渡った所には、サボテンが並んだ温室もあります。
気がつけば山奥に?
植物園の左奥はただの山といってもいいぐらい鬱蒼としています。植物園として手入れが行き届いた、整った印象は影を潜めてしまいます。この植物園のすぐ後ろは金井山になっているので、植物園をうろうろして、ちょっと森に入ってみようと思うと山道に迷い込んでしまうことになるので要注意。
植物園というよりは、手ごろな散歩コース、そして、森林浴が楽しめる自然豊かな公園としての存在感が大きい「金剛植物公園」、旅行者の方にはお隣にある金剛公園がなんと言ってもオススメではありますが、自然あふれる公園がそれほどない釜山で、楽しい散歩、爽快な森林浴をするには最適の場所、釜山在住の日本人の方にぜひ知っておいてもらいたい場所です。以上、プサンナビがお伝えしました。

記事登録日:2003-10-09

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スポット登録日:2003-10-09

スポット更新日:2012-02-01

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