国立釜山国楽院2023年常設公演「土曜神明」

こんにちは、プサンナビです。今日は韓国伝統音楽の世界へ皆さんをご案内しちゃいま～す！韓国にも日本と同じように弦楽器と管楽器、打楽器がありますが、楽器は似ていても、そこから生まれる音楽は日本とはまた違うんですよね～。ソウルには伝統公演を楽しめるプログラムが常時複数の場所で見ることができますが、釜山では唯一こちらの国立釜山国楽院にて披露されています。ぜひ、韓国独特の美しい音楽と舞踊をお楽しみください♪

◇韓国の伝統音楽＆伝統舞踊とは？◇

韓国の伝統音楽と伝統舞踊は、韓国の自然環境とその中で生きる人々の生活文化を通して生まれました。テンポのよさと音の強弱、曲線を描くようなリズム、躍動感溢れる音と舞踊は、歴史の荒波を乗り越えてきた韓国の民族性を余すところなく表現しています。音楽と踊りが生活の一部であった韓国人は金属、石、糸、竹、皮、木、土、瓢箪など、自然素材を基に楽器を作っていました。単なる美しさだけでなく、真実や善良さを追求してきました。最も自然に近い楽器を通し、最も人間らしさを表現すること、それが韓国の音楽であり、舞踊なのです。

◇公演会場は国立釜山国楽院、芸池堂◇

公演が行われるのは国立釜山国楽院にある劇場、芸池堂（イェチダン）。最寄り駅はプジョン（釜田）駅。駅から劇場まではちょっと離れているので、タクシーを利用したほうがいいかも。タクシーを利用されるときは運転手さんに「クンニップサンクガグォン（またはクガグォン）」と運転手さんに伝えればＯＫ！バスをご利用の場合、地下鉄１号線プジョン（釜田）駅２番出口から３３番バスに乗りましょう。
公演会場とチケットボックスは、劇場の２階にあります。予約確認書とチケットの交換は公演１時間前から可能！また劇場は３０分前から入場が可能となります。

◇現在の公演内容◇

それでは、どんな公演が見られるのか、簡単にご紹介しましょう！

「2023 土曜神明」
2023年2月4日～9月23日 公演時間は基本情報を参照
場所：国立釜山国楽院 芸池堂（イェチダン）

現在行われている公演は、伝統と創作を織り交ぜた演奏から、パンソリや民謡、そして宮中舞踊や民族舞踊など多彩な内容でプログラムが組まれています。期間中、全6つのテーマでプログラムが分かれているので、日程表でご確認ください。

第1テーマ
そよそよ吹く風のように
2. 4. / 4. 8. / 6. 10. / 9. 2.
管弦合奏 《チャジンハニプ》, パンソリ, 舞鼓, 琴回プク舞, 伽倻琴散調,
ウッタリ農楽カラク

第2テーマ
流れゆく雲のように
2. 11. / 4. 22. / 6. 17. / 9. 9.
笙簫併奏 《水龍吟》, 歌曲, 晋州教坊クッコリ舞, チンスェ舞, 奚琴散調,
三道農楽カラク

 第3テーマ
飛び散る雨のように
2. 18. / 4. 29. / 6. 24. / 9. 16.
千年万歳, 伽倻琴併唱, 僧舞, 大笒散調, 南道民謡, カンガンスルレ

 第4テーマ
襲い来る雷のように
2. 25. / 5. 20. / 7. 1. / 9. 23.
短簫独奏/散調, 立体唱, 春鶯囀, 京畿/西道民謡, 牙箏散調, 晋州剣舞

 第5テーマ
見事な虹のように
3. 18. / 5. 27. / 7. 8.
管楽霊山会相 「上霊山」, 歌詞, 杖鼓舞, 東莱鶴舞, 玄琴散調, 太平簫と,
サムルノリ

 第6テーマ
澄み渡る空のように
3. 25. / 6. 3. / 8. 19.
大笒独奏 「上霊山プリ」, 京畿雑歌, ポック舞, 扇の舞, ピリ散調,
東海巫俗サム

2022 土曜神明公式映像

いかがでしたか？ソウルなら伝統的な公演がいろいろあるのに、釜山では見れないのかなぁって思った方もいらっしゃるはず！これからは釜山でもお楽しみいただけます！ただ、駅からちょっと離れているのが難点。でもタクシーやバスを利用して、ちょっと旅の冒険してみるのも旅行の醍醐味かも！国立釜山国楽院で韓国の無形文化遺産に触れ、伝統音楽を心ゆくまでお楽しみください♪　以上、プサンナビでした。