スペシャル記事

写真で見る2016釜山ビエンナーレ

２３ヶ国の多様な言語や文化が入り混じった芸術の世界にようこそ！

こんにちは！プサンナビです。すっかり秋めいてきた釜山。芸術の秋にはぴったりの釜山ビエンナーレが9月3日に始まり11月30日までと、残すところあとわずかとなりました。今年の釜山ビエンナーレは歴代最大規模と言われ、釜山市立美術館だけでなく、工場を改造した複合文化施設「F1963」を活用したダイナミックな芸術作品を鑑賞できるようになっています。また、例年の本展示・特別展示のような構成とは違い、今年はProject1・Project2・Project3に構成され、より深く90年代前後の芸術の移りかわりが描かれています。それではさっそく鑑賞していきましょう～！

釜山市立美術館と、「F1963」で行われています。

冒頭でもお伝えしたように、ビエンナーレは約3ヶ月間行われますが、今年は釜山市立美術館と、「F1963」で行われています。毎週月曜は休館ですのでお間違いなく！まずは美術館に行ってチケットを購入してパンフレットをもらい、館内を鑑賞します。このときに、「F1963」行きのシャトルバスの出発時刻をパンフレットでチェックしておきましょう～！料金は無料。30分間隔で出発します。また、写真撮影が可能な作品と著作権の関係上撮影禁止されている作品があるので、表示をよく確認してくださいね！

※シャトルバスは9月3日～11月30日の期間内、金・土・日・祝日のみ運行。


まずは釜山市立美術館へGO！


チケットを購入して、パンフレットをもらいます。


美術館を全部見終わったらシャトルバスに乗って「F1963」へ移動！


「F１９６３」に到着！

☆Project1☆　中国・日本・韓国のアバンギャルドな世界にようこそ！

市立美術館ではProject１が展示されており、中国・日本・韓国の5名のクリエイター達が60～80年代のアバンギャルドな世界を見せてくれます。総勢約70名の作家の作品約300点が出品され、各国の重要な資料が展示され世界美術史の中の、アジア3カ国の芸術の流れと背景を垣間見ることができます。日本は広島原爆以後から80年代末までを表現した作品の数々が印象的。





このベッドの上のビニールの中に何かが見えます！	日本の作品。この千羽鶴の山にはある仕掛けが！	床に敷かれた絵。どうぞ踏んで通ってください。

☆Project2☆　工場をリモデリングし、展示場に！

「F1963」では「混血する地球　多衆知性の公論場」という主題で1990年以後に台頭したグローバルビエンナーレシステムを眺望する展示になっています。冒頭でもお伝えしたように、工場だった広大な建物が建築家によってリモデリングされ、複合文化施設として「F1963」が誕生！工場本来の姿がところどころに残っている雰囲気のなか、作品がより生き生きと描かれています。






この赤いテント、くるくる回り出します！	墨汁が飛びます！ご注意ください。	靴を脱いで休んで行って下さい。

鑑賞後はカフェでお茶はいかがですか？

こちら「F1963」ではカフェとパブレストランがあり、鑑賞後に食事やお茶ができるようになっています。特にカフェは広々とした空間を利用して、芸術作品の中で鑑賞の余韻に浸りながらゆったりとお茶が飲めるリラックスした雰囲気。中庭は子供が走り回れる空間があり、子連れの方でも安心！また、建物の外には竹やぶの散歩道があり、帰りのシャトルバスを待つ間の散歩にオススメですよ！



中庭。階段に座ってしばしおしゃべり。。	こちらは「F1963」を建てる過程の映像。	コインロッカーもありますよ！


こちらが散歩道。約10分ほど歩くと道路にでます。

いかがでしたか？今年は、スケールの大きさを見せつけ素晴らしい作品の数々を体全体で感じることができる今までにないビエンナーレになっています。11月30日までまだまだ続きます！また、チケットは市立美術館とF1963と別々になっているので、ビエンナーレ期間内であればそれぞれ別の日でも入場可能！ランチやお茶を兼ねて釜山で芸術鑑賞の旅というのもステキですよね！現実からしばし離れて芸術の世界にどっぷり浸かってみてはいかがでしょうか？以上、プサンナビがお送りしました。

写真で見る2016釜山ビエンナーレ