韓国のお弁当を覗いてみよう

お国も変われば、お弁当文化も変わる!

こんにちは、プサンナビです。今回は、とあるオフィスと、大学院生のランチタイムにおじゃまして、韓国のお弁当の中身を拝見させてもらってきました。気になりますよね?外国のお弁当!

オフィスのランチタイム

じゃーん、こんな感じです(食べかけなのでちょっと汚くてごめんなさいっ)。
左上からいきます。
キムチのジョン、生のキュウリ(上にある味噌につけて食べる)、葉っぱのしょうゆ漬け、その下の瓶に入っているのが唐辛子の味噌漬け、3つに区切られたタッパーは、キムチ・ニンニクの芽のしょうゆ漬け・玉子焼き、下に行って、ナスのナムル、エゴマの葉のキムチ、隣はシメジのナムル、一個だけ残った玉子焼き、トラジの辛い和え物、プルコギ、豆腐ハンバーグ、最後右端はお稲りさん。

これはまた別の日のメニュー。

左上から、マメの葉の漬物(茶色い葉っぱ)、煮干とニンニクの甘辛煮、六角形に入っているのは、唐辛子&味噌・ポテトサラダ・カクトゥギ(大根のキムチ)・スルメの和え物、隣は小さいジャガイモとナツメの醤油煮、ジョン数種類(ひき肉団子を卵で絡めて焼いたモノ・カニカマやハムを串刺しにして卵で絡めて焼いたモノの2種類)、下に行って、キムチ・カクトゥギ詰め合わせ、その左隣もキムチ、丸い容器にはアサリのキムチ、一個だけ残ったのはフライドチキンの薬味和え、更に下の段に行って、4つに区切られたものには、ズッキーニのジョン・ニラの和え物・スルメのコチュジャン和え・ピーナッツの甘醤油炒り、右隣はトラジのコチュジャン酢和え、ちょっと上に移動してシラスの甘炒め、オイキムチ(キュウリのキムチ)、そして最後は海苔~!

何って、それぞれ作ってきたものを、皆でつついて食べるんです。だからご飯は皆必ず別容器。1人で品数そろえなくても、一品だけを多めに作って持っていけば良いから楽チン。独身男性はレンジでチンするご飯(写真にチラッと写ってますね)を持ってきて、オフィスで温めるだけ。準備も楽だし、自然と栄養バランスも取れるので、合理的ですね。

大学院生のランチタイム

こちらは、さすがに大学院生とあって(?)、買って来たお惣菜も目立ちます。が、やっぱり皆で分け合って食べています。

左上から、4色おかずはモヤシのナムル・キムチ・キュウリとイカの酢の物・玉子焼き、ご飯の入ったタッパーに一緒に入っているのはレンコンの煮物・マメの煮物、続いてソーセージ・煮干の甘炒め、海苔、真ん中の段に行ってキムチ、卵、キムチ、豚キムチ、スープ、キムチ、下の段はお粥、モモ、チーズとゆで卵、なり~。
 大学院生に聞いたところ、研究室に女子が多いとこうやって持ち寄りで食べる習慣が付きやすいとのこと。また、いつもご飯だけ持ってきておかずを持って来ようとしないのはズルいだのケチだの非難されるので、料理が苦手な人は買って来たり、又はどこか食べに行くような時に皆に奢ったりしてバランスを取る、という暗黙のルールもある様です。
感じたのは、”とにかく分け合う”精神。例えば、今日はご飯持ってきてないからコンビニでカップラーメン買って来た、なんて人も、必ず皆に「一口食べてみない?」って勧めます。韓国にそこそこ詳しい人なら想像着くかもしれませんが、大学院生の方の写真に映っているスープ、あれももちろん皆で分けあいます。一番驚いたのは、健康に良いからといつも納豆を持ってきている人が、その納豆を皆に分けていたこと!
そういえば、そもそも韓国料理は、チゲに代表される様に、一人一人の物というのが無くて一つのお皿を皆で直接つつくのが基本ですよね。このランチタイムの風景も、当に韓国の食文化。慣れていないと圧倒されちゃいますよ~。以上、プサンナビがお送りしました。


上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-10-08

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