釜山からソウルへ!~KTX体験レポート・パート1~

勤務時間内でソウルへ行って帰ってきま~す♪

アンニョンハセヨ、プサンナビのさっちゃんです。何かと話題のKTX開通から、はや1ヶ月が過ぎました。皆さん、もう乗車されましたかぁ?座席の回転が不可能だとか、事故、時間通りに到着しないなど、悪いうわさが先行しているKTXですが、本当の所どうなんでしょう?ということで、さっちゃん自らKTXに乗ってきましたぁ~。今日は、勤務時間内に釜山からソウルへ行って、また釜山に戻ってくるという、釜山からの日帰り旅行を決行!!ではでは、KTXに乗って行ってみましょう!
AM8:30
朝9時のソウル行きに乗るため、30分前に釜山駅に到着。ソウルへ行くからと特別早起きもせず、会社へ行くのと同じ時間に家を出ましたぁ。昨日の時点でチケットは予約・発券してもらっていたので、後は乗るだけです。事前に予約ができなくても、座席があれば当日カウンターや自動発券機で購入可能。外国人優先カウンターもあるので、そちらをどうぞ~。
開通後すぐに使用できなかった自動改札でしたが、現在は自動改札が使えるようになり、長蛇の列もなくなり、スムーズに改札を抜けれますよ。ここで釜山駅にお別れを告げ、いざソウルへ!!
改札を出たすぐのところで何号車に乗るかを確認し、表示にしたがって進みます。さっちゃんは1号車なので、右側の矢印の方向に。
構内に入っても、全てのホームにエスカレーターとエレベーターが設置してあるので、荷物がたくさんの旅行者でも大丈夫。
ここでKTXの外部を少し紹介
<KTXの先頭部分>

<KTXの先頭部分>

<乗車位置の案内>

<乗車位置の案内>

<KTXへの入り口>

<KTXへの入り口>

<号車の表示>

<号車の表示>

<KTXの上から見た図>

<KTXの上から見た図>

<入り口の階段部分>

<入り口の階段部分>

ではでは、KTXへ乗り込みま~す!!なんだか緊張です。うれしいのと不安で久しぶりのドキドキ感。そんな緊張もKTXのお姉さんのお出迎えで少し和みます。
座席に向かおうと、ドアを開けると「プシュー」という大きい音で突然開きます。ちょっとコレにはびっくり★取っ手のところを右側に少し傾けるんですが、少し傾けたところで急に自動になるんです。コレ気おをけてください。
KTXは日本の新幹線のように特室と一般室に分かれています。赤色が特室の目印、何号車という表示板にも特室だと赤色になっているのでわかりやすいと思います。また特室は3列の座席で幅も奥行きも広々としてゆったりめになっています。ちょうど飛行機のビジネスクラスのようなちょっと豪華な感じ。特室には、ほかに新聞、荷物置き場なども確保されていて、一般室とはかなり違う感じでした。
一般室は、4列の座席からなっていて、奥行きも幅も特室の半分くらいとかなり小さめ。しかも、うわさになっているように座席が回転しない部分が座席の半分あり、逆方向でソウルまでの2時間40分を過ごさないといけません。またちょうど真ん中の席になってしまうと、進行方向の座席の人と逆向きの座席の人が顔を合わせたまま過ごすことになり、気まずい感じに。コレは改善して欲しいNO1ではないでしょうかぁ。でも、進行方向を向いている座席に座ったさっちゃんですが、こちらは大丈夫でした。案外、快適でそんなに狭さを感じませんでしたが、隣のおじさんは何度も座りなおしたりと狭い様子。女性の方にはちょうどいいかもしれませんが、男性の方にはちょっとといったところでしょうか。
AM9:00
韓国語、英語、日本語、中国語の順で出発の案内、挨拶などがあり、定刻通りに出発しました。しかし、すぐ300kmの最速を体験できるわけではありませんでした。期待が大きかった分、なんか拍子抜けです。東大邱(トンデグ)駅までは、セマウルが通っている在来線での運行ということで、ゆっくり進みます。しかし、ゆっくり進んでる割には、ガタガタと噛み合わせが悪いような感じで、ちょっと気になりました。約50分の走行で東大邱駅に。
東大邱駅を過ぎ、10分くらいのところで、放送が「在来線と別れ、KTX専用線に入ります。時速300kmを体験してください。」と!!専用線に入るとすぐに感じたことは、さっきまで感じていた噛み合わせが悪いという感じが、スッーと消え、とてもスムーズに走行している感じがしました。やはり、2つの線路が走行可能と言われているKTXですが、専用線を走ると違いました!!スピードが上がっているのもわかり、なんだかワクワク!!ここで、またまた放送が「現在、時速300kmで走行中です」と。乗客の皆さんも「オー」という歓声を上げたり、みなさん思い思いにKTXを堪能している感じ。
ナビも早速、時速300kmチェックを決行!! 
<在来線時> 

<在来線時> 

<時速300km時>

<時速300km時>

カメラのブレがスピードを表しています。体ではあまり変化がないと思っていましが、こんなにシャッターを押すときに体が揺れているんだと再確認。

時速300kmでのトンネルの騒音というのも結構話題になりましたが、さっちゃん的には許せる範囲でした。もっとうるさくって、耐えられないほどなのかと思っていましたが、案外平気。帰りのKTXではトンネルの音も気にならず爆睡できちゃうほど。高速道路を走っている車の中と同じくらいの騒音でしょうか。

KTX内部に迫りましょう!!
<座席脇の空気孔>

<座席脇の空気孔>

<テレビ>

<テレビ>

<座席番号・読書灯>

<座席番号・読書灯>

<座席上棚>

<座席上棚>

<テーブル>

<テーブル>

<テーブル>

<テーブル>

<衣文賭け>  

<衣文賭け>  

<デッキ>

<デッキ>

 <自動販売機>

<自動販売機>

<椅子をたおすボタン>

<椅子をたおすボタン>

<荷物棚>

<荷物棚>

<車内案内図>

<車内案内図>

トイレはぁ?
水が流れない、臭いなどうわさになっているトイレは実際のところどうなんでしょうか?? 
下のレバーを足で押すと、水が流れるという仕組み。 下のレバーを足で押すと、水が流れるという仕組み。

下のレバーを足で押すと、水が流れるという仕組み。

手を洗う水道も同じく、足でレバーと押すと蛇口から水が流れ出します。 手を洗う水道も同じく、足でレバーと押すと蛇口から水が流れ出します。

手を洗う水道も同じく、足でレバーと押すと蛇口から水が流れ出します。

実際にトイレを使用してみると、匂いもさほど気にならず、水もしっかり流れます。もしかして、開通後改善されたのかもしれませんね。しかし、狭さはちょっと気になりました。ちょうど飛行機のトイレと同じくらい。トイレの中では身動きをとるのに一苦労という感じです。体の大きい男性の方にはちょっとしんどいかもしれませんね。
日本語の読み物まで~
座席の前には「myKTX」というマガジンがありました。韓国語だけの読み物かと思いきやありましたぁ~日本語の記事が!!やはりmyKTX第一号は、今日本で大人気の「冬のソナタ(キョウレヨンガ)」関連の記事。日本人旅行者にもうれしい日本語の読み物!!セマウルより大分早くなったとは言え、ソウルまで2時間40分。その間の暇つぶしにどうぞ~。
釜山出発から2時間30分。ソウルの顔、漢江(ハンガン)を超え、窓の外にはソウルタワーが望めます。いよいよソウルです!!
ソウルに到着
定刻から5分遅れでソウル駅に到着。近代的な駅に変わったソウル駅はやはり韓国の首都を思わせるものが。釜山から出てきたさっちゃん、人の多さにちょっとびっくり。
出口には、ソウルナビでおなじみの先輩記者おたみさんが待っていてくれました~♪昨年末の忘年会ぶりの再会で、しばし抱擁。しっかりソウル駅でも記念撮影をして、目指すは、ソウルナビ事務所へ!!  
ソウルでちょっとお買いもの~♪
ちょっとしたアクシデント(電車乗り間違えた~)で予定より大幅に遅れてのソウルナビ事務所到着。ここでも記念撮影をし、釜山名物「C1焼酎」のお土産を渡し、お昼を食べに、韓国伝統が感じられる仁寺洞(インサドン)へ。
ソウルはぜんぜん知らないさっちゃんをおたみ師匠のナビで進みます。お昼は韓国家庭料理が楽しめるシンイルというお店へ。
お腹一杯食べた後は、軽く仁寺洞をショッピング♪ずっと欲しかった韓国の伝統紙をゲットし、満足のさっちゃん!!おたみさんのナビで、ソウルのシメは伝統茶のお店へ。
4時間滞在。さよならソウル
KTXの時間まで残りわずかというところで、ソウル駅に~。ソウルでの案内のお礼をしっかりし、またの再会を約束し、おたみさんともソウルともお別れ~。帰りもKTXに乗り、釜山へ。
KTXに乗ってみての感想
正直、悪いうわさが先行しているKTX。乗る前から良いうわさを聞かなかったからなのか、あんまり期待しないで乗ったものの、さっちゃん的には快適でした。セマウルと比較し、この値段と移動時間を考えるとかなり合格なのではないかな~と個人的意見ですが感じました。セマウルでソウルと釜山の往復を一日でなんて疲れと時間で不可能でしたが、KTXでは可能。移動時間以外にもショッピングや観光までできるようになり、日本からやってくる観光客の皆さんにも旅行の選択肢が広がったのではないでしょうか?!でも、一つだけ欲を言えば、時間に余裕がある方には、景色や情緒が楽しめるセマウルやムグンファでの移動がオススメかもしれません。KTXでは車内からの景色などが楽しめず、ただの移動になってしまうと感じました。  

いかがでしたかぁ?KTXの体験レポート。今回は、さっちゃんの勤務時間内に行ってきて、さらにショッピングと食事までできちゃいましたぁ。釜山中心の旅行中に一日KTXでソウルの観光なんかも組み込む旅行プランもこれからは可能になりますねぇ~。以上、プサンナビのさっちゃんがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2004-05-20

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