新東亜水産物総合市場/シンドンアスサンムルチョンハッシジャン

신동아수산물종합시장

閉店・移転、情報の修正などの報告

投稿者:諸葛亮

口コミ掲示板[RE] : ノロウィルス

2006-06-04
>医師からも、生の牡蠣は○型肝炎のウイルスを持っている可能性が
>大だと言われ、その疑いもかけられました。

「肝炎ウィルスを持っている可能性」に関しては初めて聞きました。
「小型球形ウィルス」の聞き違いではありませんか?

あいうえおさんのおっしゃっているウィルスは、「小型球形
ウィルス」の事だと思います。最近は「ノロウィルス」と
呼ばれています。元々は人間が体内に持っているウィルス
ですが、処理の不完全な汚水が海に流れ込む事によって、
牡蠣体内に蓄積されてしまう場合があります。人間と牡蠣
などの二枚貝の生体内でなければ、生きてゆけないウィルス
です。少量の菌数でも発症しますので、鮮度にはあまり
関係がありません。アレルギー反応ですので、全く発症
しない、軽い下痢で済んでしまう人もいます。反面1度
発症された方は、何度でも発症します。免疫は付かない
ようです。旅先では抵抗力の落ちている場合もありますので、
発症し易くなっている可能性はあります。

日本でも、季節に係わり無く、ノロウィルスによる食中毒
発生が続いています。最近の食中毒対策では、最も重点が
置かれています。しかも発生の7割は生牡蠣を食していません。
感染に気付かずに調理・製造に従事した、従事者の手指に
付いたウィスルからの二次感染が多くなっています。
サラダでの発症例もありますし、学校給食でのパンを経由
した事例も報告されています。生牡蠣を食さなくとも、
安全ともいい難く、調理現場での従事者の健康管理、手指の
洗浄の徹底が、各地区保健所により強化指導されています。
またこのウィルス、通常の手指消毒薬にも耐性があり、
食品関連業者を悩ませています。今一番の対策は、こまめな
手指の洗浄、となってしまいます。徹底対策としては、
下水道の設備の充実、汚水を海に流さないようにしなくては
なりません。短期での完全対応は難しいでしょうね。

海水の汚染が進んで増えた食中毒ではありますが、以前では
「当たった」で済まされ、明確な原因が判らずにいました。
大変微小なウィルスで、一般の顕微鏡では発見できません。
故に「小型球形ウィルス」です。電子顕微鏡の発達で近年
発見されました。生態には、いまだ未解明な部分も残されて
いるようです。 
訪問日:2006/06/04