APEC開催関連旅行注意情報

APECに向けて様々な施設や道路整備がされている釜山。また、APEC期間中の旅行での注意事項など関連情報をお伝えします。

アンニョンハセヨ、プサンナビです。昨日、APECに関連したイベント情報などをお伝えしましたが、今日は、APECを記念して作られた釜山の新スポットや改善された公共の場所、環境整備などを紹介しつつ、APEC期間中の旅行の注意事項などをお伝えしていこうと思います。

APECが開催されることが決定した直後から、世界的に知名度をアップさせる絶好の機会ということも手伝って、市が中心になり環境整備やマナー改善などに取り組んできた釜山市民。APEC開催が近づいてきた10月ごろからそれまで準備されてきた施設などが完成し、APECを通してより住みやすく、より旅行しやすい街になったように感じられます。


APEC期間中の注意事項
APECは海雲台(ヘウンデ)にあるBEXCO冬柏島に建設されたヌリマルAPECハウスを中心に開催されるため、海雲台エリアの交通規制や観光にも影響がでることが予想されます。時間などには、余裕を持って旅行されることをオススメします。

  • パスポートなどの身分証明の携帯
    釜山市内の主要な場所、APEC会議が行われる海雲台や釜山駅、空港、国際旅客ターミナルなどではテロ防止や鎮圧の訓練を軍、消防、警察の合同で頻繁に行うようになりました。現在もAPEC期間が終わるまで、警察を中心に釜山市は非常勤務体制になっており、治安対策が一層強まっているので、旅行中に職務質問などをされる場合があります。不審と思われる行動を慎み、旅行中はパスポートや身分証明できるものを携帯するようにしましょう。

  • 地下鉄ロッカー前面使用禁止
    テロ対策の一環として、釜山市内にあるロッカーの全てが11月20日まで使用禁止になっていますので、旅行の際、使用する予定だった方は、お気をつけてください。

  • 空港での安全検査
    空の玄関口金海空港では、飛行機を利用するしないに関わらず、空港に出入りする全ての人・車を対象に厳しい安全検査をしています。いつもよりも少し時間に余裕を持って空港に行きましょう。

  • 交通禁止・規制制限道路
    APEC専用道路に指定されたBEXCOからパラダイスホテルにかけての5.85km区間は、一般車の通行を制限し、1.5t以上の貨物車の通行も制限するほか、海雲台エリア全般で交通規制や検問なども行われる可能性が高く、昼間でも渋滞になることが予想されます。また、海雲台沿いを走る道路は前面通行禁止になります。しかし、公共バスやタクシーなどは通行可能なので、海雲台の海沿いを走る302番バスなどは通常通り運転されます。

  • 釜山市内、車の2部制規制
    12~19日までの8日間、車の2部制が実施される。2部制とは、ナンバープレートの末尾番号が偶数・奇数かによって、同じ偶数・奇数の日に運行が禁止されること。規制時間帯は、朝7時~22時まで。タクシーやバスは関係なく運行しています。

  • 特別治安強化区域には特別パトロールライン
    釜山市内でも特に治安強化地域と指定された場所は、会議の行われる海雲台周辺、東莱(トンネ)の農心ホテル周辺、西面(ソミョン)のロッテホテル周辺、そして、釜山の空の玄関口金海空港。警官、刑事などを一斉配備すると発表があり、検問・検察が厳しくなるのが予想されます。

  • 18日は学校・公共機関お休み
    APEC首脳会議が円滑に会議を行われるために、18日は学校、政府機関、地方自治体が臨時祝日と指定されました。

  • 金井山・金蓮山及び釜山周辺での登山規制
    テロ防止などの警備対象として期間中、登山なども規制されます。指定されている期間に登山などをされますと不審者と思われる可能性もあるので十分注意して行動してください。入山統制は、金井山(クムジョンサン)は17~18日、金蓮山(クムリョンサン)は18~19日となっています。

http://www.apec2005.org/http://www.apecbusan.org/を元に情報を整理しました。

APEC関連情報案内所設立
釜山市は、APEC期間周辺の11月7日から終了時まで、韓国、外国人向けの臨時のAPEC関連案内センターを設置します。APEC会議運営についてはもちろんのこと、旅行客へも役立つ交通、イベント、宿泊などの情報も得られます。残念ながら、日本語での対応はないですが、英語での案内が準備されているということでした。APEC総合案内センターの電話番号は888-8001(韓国語案内)、888-8002(英語案内)となっており、サービス時間は7時~22時となっています。

進む環境整備
APECに向け様々なことが進んでいますが、一般市民のための環境整備もその一つ。古くなった地下鉄1号線の各駅のトイレが綺麗に改装されたり、街のあちこちに街路樹が整備されたり、遊歩道ができたりなど、釜山のあちこちで環境整備が進んでいます。他にも、APECを記念した公園がBEXCO、冬柏島、UN公園周辺の3箇所に造成されたり、温泉場には足湯の公衆露天風呂ができるなど、APECを機に新しい観光スポットが誕生しました。

間に合わなかった地下鉄3号線
去年(2004年)、一度完成が延期され今年の10月のAPEC前に完成を目指していた地下鉄3号線の開通ですが、惜しくも開通はAPEC後の11月28日となりました。開通を前にすでに3号線が走る予定の水営(スヨン)―テジョ駅までの街並には、駅の入り口やモニュメントなどもでき、一日でも早い開通が望まれるところです。

期間中旅行に来られる皆さんは、いつも以上に注意し、パスポートなどの身分証明できるものを必ず持参して旅行をお楽しみください。世界の首脳が一同に会するAPEC釜山会議は今週末から始まります!以上、プサンナビがお送りしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-11-07

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