写真で見る台風14号『メミ』の復旧その後

史上最大の台風から2ヶ月、復興された海雲台と広安里の今

今から、約2ヶ月前、釜山、慶尚道を含む、朝鮮半島南部に大きな被害をもたらした韓国史上最大の台風メミ。釜山の観光にも、少なからず影響が出ました。国からも特別復旧費がでたり、プロゴルファーや有名人の方などの個人的な寄付金や食事、衣類の寄付もありました。 あれから、2ヶ月たった現在でも、家が未だに直らず、テント生活している方や台風の影響での野菜の価格が高騰し、キムチの値段が高くなるといった、2次被害も未だにあります。今回は、釜山の復旧状況はどのように進んでいるのかを写真で見ていきたいと思います。
高潮の被害を大きく受けた海雲台と広安里は、深刻な状況で飲食店やカラオケ屋が店を閉めざるおえない状況でしたが、ガラスを入れ直したり、新しくお店を始めたりと、以前のような状況に向かっていました。また刺身センターなどにも、前のような活気が戻り、お客さんも戻りつつあるそうです。そのかたわら、海雲台の名所の一つだった船上ホテルは、台風の被害を受けたままの状態で、今も水没したまま放置されていました。前にように戻すには、50億ウォンとも100億ウォンとも言われています。
海雲台エリア
未だに、そのままの状態の船上ホテル。 営業再開が未定。
ガラスなどが割れたり、大きな被害を受けた釜山アクアリムは、復旧が終わり、10月に入り営業を再開しました。
海雲台の街やビーチも以前の様に、平穏を取り戻していました。
広安里エリア

8月にナビで取材をしたビーチフィールドも高潮の被害にあい営業ができない状態でしたが、1ヶ月の復旧作業がおわり、最近、営業を再開したそうです。
特に被害がひどかった広安里でしたが、現在は、ほとんどの復旧が進み、以前のような美しいビーチに戻りました。中には、台風の波が地下まで浸水して、営業ができなくなっていたお店も、新装開店して、花が飾ってあったりしました。
他には、釜山港の埠頭のクレーンが台風発生から今になっても、そのままの状態で放置されています。復旧作業の遅れている理由は、保証問題が絡んでいるということでした。一日も早く、活気のある元気な釜山港にもどってほしいです。大きな被害を被った巨済島では、現在も廃墟同然の状態で、こちらも困難な復旧作業が続けられています。韓国全体でも、台風メミの影響で、今年のお米の生産量が過去最低を記録する見通しと、ニュースで発表されました。
台風が過ぎてから、2ヶ月過ぎた現在でも、2次災害などからおおきな被害を被っている韓国、釜山ですが、一日も早く、以前の元気で、活気ある釜山に戻ってほしいです。今後も皆さんが安心して、旅行が楽しめるように、状況を報告していきます。以上、プサンナビがお送りしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-11-06

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