行く年来る年、釜山模様【2003年】

除夜の鐘は龍頭山公園、初日の出は海雲台で!

アンニョンハセヨ、プサンナビです。2002年が暮れ、2003年の初日の出が昇りました。旧正月を本当の新年だとする韓国ですが、新正月にもちゃんとカウントダウンと正月行事もあるんです。というわけで、ナビは2002年を送り、2003年を向かえる釜山の新正月の風景を探ってまいりました。
釜山の正月イベントとのうち有名なのは、まずは年越し行事として龍頭山公園(ヨンドゥサンコンウォン)の打鐘式、そして新年行事として、海雲台ビーチ(ヘウンデ)で開かれる初日の出祭り。もちろんナビはどっちも参加です。
龍頭山公園
まずは大晦日の夜11から始まった、南浦洞(ナンポドン)の龍頭山公園(ヨンドゥサンコンウォン)で行われる除夜の鐘の打鐘式をのぞいてみましょう。会場は豪快な花火の打ち上げではじまりました。会場は人がいっぱいで、特に鐘つき堂の近くはまさに押しくら饅頭状態。人の背中しか見えないナビは、足を踏まれてばかりで気も絶え絶えです。それにしてもこの人々のパワーは一体、どこからでてくるの!?
遂に0時をまわり、新年になるやいなや、願いを書いた風船たちが釜山の空に昇って行きました。それと一緒に、始まるのが打鐘式。韓国では33回鐘を打ちますが、これは観世音菩薩が衆生済度のために、33に分身したという仏教説話から由来したといいます。また、他の説では、1919年の日本統治下での韓国で起こった独立万歳運動の血判書に署名した、当時の独立運動家の代表33人を記念したものだともいいます。とにかくも、ナビは謙虚な気持ちで新年の願いをしました。
海雲台海水浴場
さてさて2003年が本格的に始まりました。次は場所を海雲台の海水浴場に移して、初日の出祭りが開催されている海雲台に行ってみましょう!海雲台の日の出予定は、午前7時32分01秒。にもかかわらず午前6時の時点で、砂浜はもう見えないくらい人・人・人!!砂浜に入れない人たちも欄干や沿道に溢れて見ていました。
そして、水平線が朱に染まり、ついに初日の出が昇りました。
人々はここぞとばかりに新年の願いをし、友達と家族に携帯電話で連絡しています。空からはセスナ機が5色のスモークを出して、花吹雪を蒔き、海からは観光遊覧船が初日の出祭りのイベントを開いていました。海雲台の食堂は人々で賑わい、今だけは不景気を忘れている感じ。
日本と若干の違いはあるものの、新年を景気良く迎えたい気持ちは韓国も日本も一緒ですね。今まで初日の出祭りと一緒に、2003年を迎えたプサンナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-01-03

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