第11回釜山国際映画祭期間中の舞台挨拶&オープントーク&パーティーレポート

イ・ビョンホン、チョン・ウソン、アンディ・ラウと大物ぞろいのイベントレポート&映画祭を訪れたファンへのインタビュー!

アンニョンハセヨ、プサンナビです。12日に始まった第11回釜山国際映画祭もいよいよ今日20日で終了。毎年のことながら、今年もかなーり熱く盛り上がり、大物ゲストが大挙して釜山を訪れ、普段はブラウン管を通しての姿を実際に目の前で見られたり・・・と映画を見るだけでなく、憧れの監督や俳優さんにも会えるチャンスでもありました。ということで、映画祭期間中は映画のプロモーションや舞台挨拶、GV(guest visit)などなどゲストに会えるイベントにナビも足を運んで、その姿を写真に収めてきました。また、釜山国際映画祭へ訪れたお客さんにも何組かレポートをしてきましたので、そちらもご報告します!

桃井かおり「無花果の顔」GV in 海雲台メガバックス (10/13)

素敵な着物姿を披露した開幕式から一転、映画のGVでは皮のロングスカートに皮ジャンという全身黒でハードにコーディネイトした姿で会場へ。桃井節ともいうのか、最初から最後までかなり笑わせてくれる面白弾丸トークで、会場一体で盛り上がりました。質問の後は、一人一人にサインをしてあげる場面も!

アンディー・ラウ&アン・ソンギ オープントーク in 海雲台野外舞台 (10/13)

開会式の次の日から大物ゲストのオープントークが行われました。韓国でもかなり人気のアンディ・ラウが登場するとともに観客からは大きな黄色い声が・・・。年をとっても渋さがましてとっても素敵な笑顔を振りまいてくれて、さすが大物は違う!という感じ。もともと、このお二人は友人でもあるんだとか。途中、アン・ソンギの中国語が飛び出すなど、終始リラックスしたトークが行われました。

開幕作品「Traces of love」野外舞台挨拶 in 海雲台野外舞台 (10/13)

第11回釜山国際映画祭の開幕作品の野外舞台挨拶には、もちろん主演のユ・ジテ、キム・ジス、オム・ジウォン、キム・デスン監督の4人が登場。一人一人映画や昨日の開幕式の感想などを述べたり、最後にユ・ジテが「映画をたくさん見て、夜はお酒を飲んで!」という発言で会場は爆笑の渦でした。また、オム・ジウォンは開幕式と同様、映画の話をすると感極まって、涙を見せる場面も・・。開幕式の正装した姿とはまた違うゲストのファッションにも注目!

チョ・インソン「A Dirty Carnival」野外挨拶&GV in 海雲台野外舞台他 (10/14)

さすがはチョ・インソン!というくらい本当にすごい人の数!週末だったということもあるかもしれませんが、韓国ファンだけでなく、日本からのファンもかな~りの数。一時はお客さんの数が多すぎて舞台挨拶が中止になりそうな一悶着もありましたが、最後は無事イベントが行われました。舞台の上では、終始はにかみながら、質問に答えていたチョ・インソンのキュートさが印象的でした。
映画の後のGVの様子
映画上映後にちょっと遅れて監督や俳優たちが登場。こちらも日本からのファンがたくさん駆けつけていて、「インソン氏~」という声があちこちから。GVの間中、いたずらっぷりを発揮していた茶目っ気たっぷりのチョ・インソンに、ファンたちはもうめろめろ~だったかも。そしてGV後、映画館を去ろうとしていたチョ・インソンに、日本からのファンの方がまたまた、「インソン氏~」と花束を遠くの客席から差し出したものの、結局、退場の流れに逆らえずそのまま行ってしまったチョ・インソン。ファンの方々はかなり残念そうでした・・・。

イ・ビョンホン&リュ・スンボム&イム・スジョン「French Night」 inウェスティン朝鮮ホテル (10/14)

フランス大使館主催で行われた「French Night」のパーティーに現れたのは、なんとイ・ビョンホン、リュウ・スンボム、イム・スジョン。イ・ビョンホンはフランス大使館から文化芸術勲章を受章し、リュウ・スンボム&イム・スジョンはライジングスターとして受賞を受けていましたよ。イ・ビョンホンが受賞後のスピーチで最後に「フランス語でもせっかくだから挨拶を・・・」と言った後、どんなフランス語が飛び出すのかなぁ~?!と思っていたら、「メルスィー」と本当に短い一言・・・。会場がドッと沸いた瞬間でしたよ。

映画「Nightmare Detective(悪夢探偵)」記者会見&舞台挨拶 in 海雲台野外舞台 (10/17)

ワールドプレミア上映として招待された塚本晋也監督の「悪夢探偵」の記者会見&舞台挨拶が行われました!監督はもちろんのこと、主演陣の松田龍平、 hitomi、安藤政信の3人も釜山に駆けつけました。舞台挨拶では、韓国の松田龍平ファンクラブの皆さんから、花束と韓国伝統服の韓服のプレゼントもあったり、hitomiが韓国語で「アニョハセヨー」と挨拶したりと、とっても盛り上がりましたよ!!

是枝裕和監督「Hana(花よりもなほ)」舞台挨拶 in 海雲台メガバックス (10/18)

韓国にも根強いファンがいる是枝裕和監督のGV。当初、出演者の岡田准一と宮沢りえが来る~!という情報があったんですが、直前でキャンセルに・・・。しかし、是枝監督の作品を一目見よと集まったファンで会場は賑わいました。
釜山で突撃インタビュー!
今回は釜山映画祭のようすをもっとリアルに?!お伝えするべく、道行く人に声を掛けて映画祭の感想などを伺ってみました。
<日本の名古屋&静岡からやってきたおばさまグループ>
桃井かおり監督の映画、「無花果の顔」のGVにいらっしゃった日本の方に声を掛けてみました。皆さん釜山映画祭にくるきっかけは韓国ドラマ、中でもパク・シニャン主演のドラマを観て韓国ドラマ・映画のファンになり、映画祭にも興味を持ったからとか。最近は衛生放送で韓国ドラマをいつもチェックしてらっしゃるそう。

ナビ:釜山映画祭は初めてですか?釜山、そして映画祭の印象は?
おばさまグループ:映画祭も釜山も初めてです。4泊5日の予定で来ました。まず釜山の印象は海がすごくキレイ。映画祭は開幕式もすごく盛り上がって、とても楽しいです。

ナビ:4泊5日、結構長いですね。お仕事とかは?
おばさまグループ:みんな、映画祭のために仕事を休んで来たんです。

ナビ:今回は映画祭で見る予定の映画は?
おばさまグループ:桃井かおり監督の「無花果の顔」、チョ・インソン主演の「卑劣な通り」、開幕作の「カウルロ」などです。

ナビ:チケットはどうやってお取りになったんですか?
おばさまグループ:釜山ナビのチケット予約方法を見て、開幕式も映画のチケットも直接全部予約しました。

ナビ:開幕式のチケットは特に予約が難しいと聞いていますが、すごいですね。 好きな韓国の俳優や監督さんはいますか?
おばさまグループ:(皆さん声をそろえて)パク・シニャン氏~。

ナビ:今回は来てないようですが、残念ですね・・・。でも他にもたくさんの俳優や監督も来てますしね。釜山ではグルメとかも楽しまれましたか?
おばさまグループ:今回まだあまり食べてないんですが、B級グルメがなかなか美味しかったです。海雲台のハルメクッパッとトーストとか。あと、プルコギもぜったい食べに行きたいと思っています。

ナビ:釜山には美味しいものがたくさんあるので、滞在期間中、いろいろ食べて、映画祭も満喫して帰って下さいね。ありがとうございました。
<地元の大学生グループ>
釜山の大学の映画学科で勉強している学生の方たち。毎年、スタッフとして仕事をしながら映画祭も楽しんでいるとか。もう数年したら、もしかしたら彼らの作品が劇場で観られるかも?!

ナビ:釜山の映画祭、年々盛り上がってますが、いつも参加してらっしゃるんですか?
大学生:僕達は映画振興委員会のスタッフで、映画祭の仕事を手伝いながら。映画祭は今回で7回目です。期間中はずっと参加するつもりです。

ナビ:学校の授業は大丈夫なんですか?
大学生:スタッフとして活動しているので、許可されているんです。

ナビ:今回観る予定の映画は?
大学生:「へビョネ ヨイン」、「ピヨランコリ」とか・・・。

ナビ:全部韓国映画ですね。
大学生:僕達は映画を勉強していて、GVのある映画を観て監督に質問したいので・・・。

ナビ:これから韓国で映画を作っていこうと?
大学生:はい。将来は。

ナビ:期待しています。頑張ってください。ありがとうございました。
<「グエムル」に出演していた俳優さんとお友達>
向かって右の方はもともとカナダで俳優をしていたという方。実はお話を伺ってみると、今年大ヒットした韓国映画「グエムル/怪物」に出演していたというではありませんか!よく思い出してみるとそんな感じも・・・。現在、ソウルに住んでいて、お友達を訪ねがてら釜山映画祭にも行くことにしたとか。韓国映画だけでなく日本でも、映画の仕事をしていきたいという現役アクターさん。

ナビ:釜山映画祭は今回はじめてですか?
アクター:今回釜山も映画祭も初めてで、5日間ほど滞在する予定です。

ナビ:今回観る予定の映画は?
アクター:韓国の昔の映画を中心に。今から「クッテ クサランドゥル」を観にいくつもりです。

ナビ:韓国映画は以前にも観たことがおありですか?
アクター:はい。観たことあります。もちろん、カナダではなく韓国で。

ナビ:では好きな韓国の俳優や監督さんはいらっしゃいますか?
アクター:ボン・ジュノ監督が1番すばらしい監督だと思います。「グエムル」の映画で一緒に仕事をしましたが、ほんとにすばらしい。あと、パク・チャノク監督、キム・ギドク監督なども。俳優はソン・ガンホ。すばらしい俳優ですね。

ナビ:釜山映画祭にいらしてみて、どうですか?
アクター:とても盛り上がっていて楽しいです。来年もまた来たいですね。

ナビ:映画祭、楽しんで帰ってくださいね。
<チョ・インソンファンの女性グループ>
チョ・インソン主演映画「卑劣な通り」のGV後に声を掛けてみました。ちょうどGVのときに花束を渡そうとしていた、あの日本のファンの方たち。伺ってみると、皆さん住まいはバラバラですが、チョ・インソンのファンイベントに行くたびに会うようになり、今回も別々に計画して現地で合流したとか。釜山に滞在している間は、チョ・インソン関連の映画&イベントでスケジュールはぎっしり、だそう。

ナビ:今回映画祭にくるきっかけは?
女性グループ:チョ・インソン氏がくるというので。私たちはチョ・インソンペン(ファン)なんです。日本で行われるチョ・インソン氏のファンイベントも欠かさず行ってます。
ナビ:今回映画祭で見る予定の映画は?
女性グループ:チョ・インソン氏主演の「卑劣な通り」。

ナビ:それだけですか?
女性グループ:はい。その他はチョ・インソン氏のイベントでいっぱいなんです。 この後も「卑劣な通り」の野外舞台挨拶に行くんですョ。早く場所取りしないと・・・。

ナビ:今回の滞在日程は?
女性グループ:5泊6日(4泊5日の方も・・・)

ナビ:釜山で何か美味しい物を食べましたか?
女性グループ:もう忙しくてそれどころじゃなくて・・・。

ナビ:せっかくなので、釜山グルメや他の映画も楽しんでって下さいね~。 ありがとうございました。

いかがだったでしょうか?今日、紹介したイベントのほかにもたくさんのGVやパーティーが開かれ、例年以上に盛り上がった第11回釜山国際映画祭が今日 20日に9日間の盛り上がりを見せ、幕を閉じます。大好きな俳優さんや監督さんを見れた!あの映画がとっても心に残った!と訪れた皆さんそれぞれに思い出の残る映画祭になったんではないでしょうか?ということで、来年の第12回釜山国際映画祭を期待して、プサンナビがお送りしました!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-10-20

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