そうだ、密陽(ミリャン)へ行こう!の~んびりと1泊2日の旅

釜山近郊の素敵な観光地!

アンニョンハセヨ、ぴょん吉です。
梅の花が香る3月中旬に釜山から列車で30分ほどの距離にある、慶尚南道は密陽(ミリャン)と
いう所に何の計画もなくぶら~っと遊びに行って来ました。
今回は旅らしく普段はめったに乗らない鉄道を利用しての旅に挑戦しちゃいましたよ。

■それでは、出発~!■

今回は釜山駅出発ではなく、亀浦(クポ)市場でお馴染みの亀浦駅から乗車してみました。
(地下鉄3号線下車・3番出口を出ると目の前にあります)
釜山駅と違ってこじんまりとした駅です。
まずは切符を買います。今回はの~んびりと鈍行列車(セマウル号)に乗ろうと思っていたのですが、なんの計画もしてなかった旅なので電車の時刻も調べずに駅に行ったもんでして。
時間的に丁度良い列車がなく結局KTXに乗っちゃいました!(あれれ、出だしから!)
こちらの窓口で切符を買います。亀浦~密陽までの料金は8100ウォン(一般席)。
鈍行列車のセマウルだと2800ウォンです。時間的にはKTXも鈍行列車のセマウル号もさほど変わらないようですよ。
時間になると案内アナウンスがありホームへと進み、自分の車両の番号で待ちます。
この日は週末ともあってかホームも人でいっぱいでした。 時間になると案内アナウンスがありホームへと進み、自分の車両の番号で待ちます。
この日は週末ともあってかホームも人でいっぱいでした。 時間になると案内アナウンスがありホームへと進み、自分の車両の番号で待ちます。
この日は週末ともあってかホームも人でいっぱいでした。

時間になると案内アナウンスがありホームへと進み、自分の車両の番号で待ちます。 この日は週末ともあってかホームも人でいっぱいでした。

こちらが車内の様子。そして座席の広さはこのぐらいです。狭くもなく、広くもなくと言ったところでしょうか。 こちらが車内の様子。そして座席の広さはこのぐらいです。狭くもなく、広くもなくと言ったところでしょうか。

こちらが車内の様子。そして座席の広さはこのぐらいです。狭くもなく、広くもなくと言ったところでしょうか。

亀浦駅から目的地である密陽駅までの間には停車駅がなく(KTXの場合)次で下車するのであっという間に着いちゃいますが、車窓から春の訪れを感じながら見る田舎の姿は実に癒されます。

■あの場所に行きたい!■

あっという間に密陽駅に到着です~。

あっという間に密陽駅に到着です~。

なんと驚いた事に切符を回収する人がいないでは!
こちらの回収箱(?)に入れるそうです。ほほ~っ、ぴょん吉初めて見ました。
後でわかったことなのですが、切符の裏に『乗車券(領収書代用)として必要な方は持って行って下さい』との記述が。旅の思い出に持って帰るのも良いですよね。
なぜ今回ぴょん吉が密陽へ来たかというと、2007年に公開され、第60回カンヌ国際映画祭ではチョン・ドヨンさんが主演女優賞を受賞された映画でもある『密陽~Secret Sunshine』を観た事が始まりでいつか訪れてみたいな~と思ってたのです。
主演は『接続』『ユア・マイサンシャン』のチョン・ドヨン。『シュリ』『JSA』のソン・ガンホ。
監督は韓国で知らない人はいないというぐらいの名監督のイ・チャンドンという豪華な面々。
簡単にストーリーを説明しますと・・・
(ストーリー)
チョン・ドヨンが演じるシネは若くして夫を亡くし再出発の為に息子を連れて夫の故郷、密陽に向う。そして彼女はそこで小さいながらピアノ教室を開く。周りからはシングルマザーとして憐れみの目を向けられるが気丈に前に進む中、ある男と出会う。
車が故障し立ち往生してしまった時に呼んだカーセンターの社長の、ソン・ガンホが演じるジョンチャンだ。そんな気丈に頑張っているシネにいつしかジョンチャンはシネ親子に仕事そっちのけで世話を焼く。そんなある日、シネの息子が誘拐され結局は戻って来ることはなかった・・・
夫も失い子供も失ったこの世で一人ぼっちになったシネにこの先なにがあるのだろうか?!

と、いうような内容の映画です。
(映画・「密陽」日本版オフィシャルサイト

タイトル通り、撮影の80%以上を密陽のあらゆる場所で撮影したとの事で、ミーハーなぴょん吉は映画の撮影地を巡ろうとしたのは良いのですが、どこに何があるかサッパリ!
そんな時にお役立ちなのが、案内所です。駅の目の前にあります。
地図は勿論の事、密陽の特産物も置いてある案内所です。勿論、日本語のパンフレット等も置いてありますよ。また親切な案内員の方もいらっしゃるので助かります。
では映画の撮影地巡りを~。
まず、密陽駅前のバス停前には「チョン・ドヨン通り」の看板が。勿論、「ソン。ガンホ通り」も。
この一帯ので撮影されたようです。実際に駅前の喫茶店の前でも撮影してたようですよ。
シーンを思い出しながらそうそう!ここっ!と思い出しながら回るのも楽しいものです。
シネのピアノ教室の撮影場所の前ではぴょん吉と同じような観光客の方が写真を撮ってましたよ。

■旅先での楽しみといえば?■

駅一帯をぐる~っと回ったらすっかりと夕方に。お腹もグーグー。
『やっぱ旅には美味しい食べ物でしょ!』という事で、夕飯は密陽在歴2年のぴょん吉のお義姉さん家族と合流して夕食を。
密陽でも知る人ぞ知るという韓牛専門のお店へ行ってきましたよ。
モデルはお義姉さんの旦那さん。ゴチになりますっ!
見て下さい!この霜降りカルビ&骨付きヤンニョムカルビ。おいしそうでしょ~?
炭火焼きなので脂ののり具合もほどよくとってもジューシーでしたよ。そのまま食べても勿論美味しいですが、色んな野菜で包んで食べた方がもっと美味。中でも密陽の特産のミナリ(せり)やタンギィと言うせり科の漢方にもにも使われる野菜も実に美味しかったです。
ではどのぐらい美味しいかお義姉さんの旦那さんに伝えて頂きましょう。
こうやって包んで~

こうやって包んで~

焼酎をグビッと一杯 

焼酎をグビッと一杯 

パクッ!

パクッ!

そうだ、密陽(ミリャン)へ行こう!の~んびりと1泊2日の旅 うまっ♪

うまっ♪

パンチャン(おかず)もこんなにっ!
どれも美味しくて黙々と食べてしまったぴょん吉です。^^;
〆で冷麺も頂いたのですがこれも絶品でした。(食べる事に集中してしまって写真がないです)
という事で一日目は大いに食べて飲んで笑って終了。

■二日目■

二日目は密陽をめいいっぱい観光しようと朝からハリキッて早起きを。
まずは市内中心部にある嶺南楼へ。(入場料無料)
韓国三大楼閣の一つといわれるこちらの 嶺南楼は朝鮮後期の代表的な楼閣なんだそう。
夜景でライトアップしたのも素敵なんだそうですよ。

夜景でライトアップしたのも素敵なんだそうですよ。

コチラがミリャン川を挟んで見た 嶺南楼。
この密陽川でジェットスキーを楽しんでいた方もチラホラいらっしゃいました。 コチラがミリャン川を挟んで見た 嶺南楼。
この密陽川でジェットスキーを楽しんでいた方もチラホラいらっしゃいました。

コチラがミリャン川を挟んで見た 嶺南楼。 この密陽川でジェットスキーを楽しんでいた方もチラホラいらっしゃいました。

この日はまだ風が冷たく、一休みしようと前日にパンフレットで予習した映画・密陽にも出ていたカフェに寄ったのですが残念な事にお休みでした。なので記念に写真を1枚。

■密陽の3大神秘?!■

気を取り直して表忠碑閣へ。(入場料無料)
こちらの碑閣、壬辰の乱の時に国難を乗り越えた四瞑大師の言葉を刻んだ石碑です。
慶州山の黒大理石に刻んでいるというこの石碑、国の大事の時を前後して汗滴が玉のように流れるという不思議な現象が起きる石碑として密陽の3大神秘のひとつとして有名なんですよ。
実際にニュースで目にした事があったのですが、この日は乾いてました。
こちらの 表忠碑閣の中庭ではこ~んなほのぼのとした雰囲気も。近所に住む小学生でしょうか?友達達と遊びに来たり、ワンちゃん達も気持ち良さそうにお昼寝。
こんな姿を見るとこの先も何事もなく平和な日でありますよ~に!と思ったぴょん吉です。
まだまだ旅は続きますよ~!
でもその前に腹ごしらえで『ソンジャジャン麺』を^^
ソンとは手の意味。簡単に手打ちジャージャー麺と言ったところでしょうか?
ぴょん吉のお義姉さん家族からも「美味しいから是非食べてみて!」と言われてたのですが、真っ黒なソースも麺もなんとも言えず美味しかったですよ♪ 1人前4千ウォンなり。
食後は韓国特有の甘ぁ~いコーヒーを飲んで、さあ出発ですっ!
次に訪れたのは表忠寺というお寺。(入場料・3千ウォン)
仏教と儒教が融合したお寺で境内には国宝でもある青銅のお椀や三重の石塔など多くの文化遺跡が
あります。テンプルステイなどもされているようで外国人の方を多く見ましたよ。
そしてお次は氷谷(オルムゴル)という所へ。(入場料・千ウォン)
密陽の3大神秘のひとつで国の天然記念物224号にも指定されている所です。
標高600mの地点にあるこちらは毎年6月中旬頃から岩の隙間から氷が凍り始め、真夏になるに連れ氷が増し、逆に秋になると氷が溶け始め冬には岩の隙間から氷の変わりに湯気が立つという不思議な所です。
入り口にあった可愛らしい掲示板にはなんと氷谷の温度が。この日の温度は風は冷たいけど14度、そして氷谷の温度は0度と期待大です!
その不思議な現象を見にはりきって行ったのですが・・・・どうですか、この岩山。
冗談抜きできついです。 
途中にはツララが少しだけ残ってたりと期待して登る事30分弱。
やっとのこさ着いたのですが、あれ~?!見えな~い!なんとかして少しだけ氷の姿は見えました。
肝心の温度ですが可愛らしい掲示板があった場所より断然暖かかったです。
この場所の800m先に洞窟がありますよ!とすれ違った方に教えて頂いたのですが、根性なしのぴょん吉はパス! 久々に膝が笑うという感覚を味わいました。
(注・天然記念物なので氷は触ったり取ったりしては絶対に駄目ですよ~!)

■お土産は?!■

こちら氷谷の特産は『リンゴ』なんですって。
酸味がなく糖度が17~8度もあるという甘いリンゴです。
リンゴのシーズンは最後でしたが、ぴょん吉もゲットしましたよ。
こ~んな風に道路にリンゴの露天が並んでるんですよ。
「味見してみてっ!」と言われて一切れ頂きましたが酸味も爽やかで美味しい~!
箱で買っていかれる方もけっこういらっしゃいましたが、ぴょん吉は小家族なので5千ウォン分のみ購入しました。
小玉ではありますが12個+リンゴジュース(3つ)もおまけして頂きました♪
日も暮れ始めたので早めの夕食を。
カルチ定食です。カルチとは太刀魚の事。この定食には焼いた太刀魚に辛めのヤンニョムがかかったものと、太刀魚が入ったチゲも。少し寒い日にはこのチゲは最高です。
こちらのお店は定食とチゲのみの小汚いお店(失礼!)でしたがお味は超美味しかったです♪ 
カルチ定食1人前、6千ウォンなり。
食べてばっかりではありましたが、の~んびりとした1泊2日の旅はいかがでしたでしょうか?
活気があり、早がり屋さんが多い釜山に住んでいるぴょん吉としては、密陽は時間までもがの~んびり過ぎて、そしてどことなく懐かしい匂いがしてとてもリラックスできました。
また自然がいっぱいあるのも魅力的の1泊2日でした。(美味しい食べ物も!^^)
釜山から30分弱の旅。日帰りでも十分に釜山からは行けますので皆さんも行かれてはいかがでしょうか?ぴょん吉も今回は見れなかった3大神秘の残りの1つを見にまた行きたいと思います。
以上、ぴょん吉がお伝えしました!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-05-22

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