桃の節句にお花で彩りよくお餅を焼きましょう!
アンニョンハセヨ、プサンナビです。 すっかり春になって先日は韓国でも桜が満開で、たくさんの人がお花見に出かけました。^^日本では桜の木の下でご飯を食べたりしてお花見を楽しみますよね?韓国ではちょっと変わったお花見スタイルがあるんですよ!みなさん韓国の花煎遊び「화전놀이(ファジョンノリ)」というのを聞いたことがありますか?これは韓国で新羅時代から続いている伝統的な春の遊びで、陰暦の3月3日の桃の節句に、山や郊外の田舎など景色のいいところに出かけて行ってお花見をするんですが、ここからがちょっと違うところ!野山に咲いているつつじの花を摘んできて、お餅と一緒に焼いて食べて風流を楽しむという、女性ならではの行事なんだそうですよ!最近ではあまり見かけられなくなったというこの花煎遊びですが、ラッキーにもナビが通っている茶道教室からこの花煎遊びに参加することができたので、早速ご紹介したいと思います~!^^
釜山から車を走らせること1時間ほど。蔚山(ウルサン)市にやって来ました!のどかな田舎町の風景ですね~^^ 梨の木や椿などいろいろな花が咲いています。
到着したところは湖水農園(호수농원)という貯水池の近くにある広い農園。お庭がきれいに整備され、小さな池もあります。農園というよりかは庭園といった感じですね!ご主人がこの農園を始めて12年近くになるそうですよ!幼稚園の遠足などでたくさんの子供たちが訪れるんだそうですよ~^^
●住所:蔚山市(ウルサンシ)蔚州郡(ウルチュグン)西生面(ソセンミョン)禾山里(ファサルリ)204
●住所(韓国語)울산광역시 울주군 서생면 화산리 204
●電話番号:010-4564-1281
●行き方:釜山市内から鉄道に乗って西生駅で下車。タクシーで約15分。
お餅をこねるところからスタート!
色とりどりのお餅が準備されています。^^もち米をお水で溶いて塩や砂糖で味付け。色は黄色はクチナシ。赤はオミジャ、緑は緑茶で色づけしているそうですよ。^^ こね終わったら小さくちぎって分けていきます。 各チームごとに分かれてお餅焼きのスタートです!最後にチームごとで作品を作って1位を決めるとのことで、みなさん気合入ってますよ~!^^
お餅はどうやって焼くの?
1、 摘んできたお花はきれいに水で洗って、雄しべ、雌しべを取り除きます。
2、 お餅を少し手に取り、丸めて平たくしてきれいな円形になるように形を整えます。見栄えをよくするために、1個ずつの大きさを揃えるのがポイントなんだとか。^^ そしてあたためたフライパンにサラダ油を少し入れてキッチンペーパーで軽くふき取ります。油が多すぎるとおいしくないそうですよ!お餅を焦がさないように注意して片面を焼いたら裏返してお花をのせます。このとき、できるだけ花びらを広げてのせるのがポイントだそうですよ。^^そしてもう一度裏返して3秒ぐらい待ってフライパンから取り出したら出来上がり。お花の面をあまり長く焼くとお花の色が枯れたようになってしまうので注意が必要です。
ベテランの先輩方でも難しいみたいで、ああでもないこうでもないと言いながら試行錯誤しながらみんなでがんばって作りました。これがうちのチームの作品です。^^ ヨモギの葉やナツメ、菊などものせてみました。色とりどりのお餅が並んで食べるのがもったいないぐらいですよね??テーマは、夫婦がお茶を飲みながら互いにお餅を食べさせてあげるという設定です。
作品発表
他のチームの作品も出揃いました!いよいよ発表の時間です。^^ お餅の出来だけではなく、デコレーションも評価されます。先生による厳しい指摘を受けながらもなんとうちのチームが優勝!
ランチタイム
これでおひらきかな~と思いきや、まだまだ続く花煎遊び。どんどん食事が運ばれてくるではありませんか!お昼ご飯もご馳走になっちゃいました。^^ がんばって焼いた肝心のお餅のお味はというと、正直言って・・・ですが、がんばって焼いたのでおいしかったです!
いかがでしたか?カラフルな色が韓国らしくてとてもきれいですよね!春のぽかぽかした陽気の中でお天気にも恵まれ、とてもいい体験になりました。^^ 一年に一回の春の行事である花煎遊びを、みなさんも機会があれば是非体験してみてくださいね!以上、プサンナビがお送りしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-05-20