祇林寺 / キリムサ (慶州)

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世界遺産仏国寺の末寺、韓国三十三観音の聖地。

こんにちは、プサンナビです。釜山から北へ約2時間、新羅時代の繁栄を垣間見ることができる街、慶州(キョンジュ)。世界遺産や古墳など、街中には歴史的見所がいっぱいで、天井のない博物館と言われるほど。今日はそんな慶州のはずれにある世界遺産仏国寺の末寺、祇林寺(キリムサ)をご紹介しましょう。日本でもドラマでおなじみとなった善徳女王の時代に建てられ、新羅時代の寺としては仏国寺の次に規模が大きい寺。しかしアクセスが良くないため秘境の寺ともいわれています。さっそく行ってみよう!

祇林寺とは?

慶州市内からは車で45分。新羅時代に創建され、16棟からなり、この時代の寺としては仏国寺に次いで大きなお寺。新羅時代の初期に建てられたと言われていますが、実ははっきりとしたことはわかっていません。建立当時は林浄寺と呼ばれていましたが、その後拡張し、現在の祇林寺となったといわれています。また、祇林寺は文武王が建てた海の目の前にある感恩寺と慶州のちょうど真ん中にあり、感恩寺に行き来する際に、一休みした場所とも言われ、竜が昇天しお寺ができたという神話も。慶州のはずれにあるため、人通りがほとんどなく、とても静かな山の間にひっそりとあり、より神秘的な雰囲気で見学することができます。

静かにひっそりと・・・

観光客も少なく、とても静かでひっそりとした祇林寺。入口からは緩やかな坂道を10分ほど歩くと境内に。

5つの味がするという五種水


祇林寺で有名なものがもう一つあります。それは寺内にある湧き水。5つの味がするといわれ、美味しいことで昔から伝えられています。境内には湧き水が飲めるところもあるので、どんな味がするのか試してみることができます。ちなみに5つの味とは、お茶を煎れて飲むと最高の味がする甘露水、そのまま飲むと心が安らぐ花井水、健康になるという将軍水、眼が良くなるという明眼水、水の色がきれいな鳥啄水の5つ。現在も将軍水以外の4つの水が残っています。
茶道を嗜む場所も。 茶道を嗜む場所も。

茶道を嗜む場所も。

お寺をまわってみよう!

広々した境内は、山々に囲まれた自然あふれる雰囲気。ゆっくり見て回ると1時間くらいかかります。文化財や宝物などに指定されたものもあるので、見学しながら歩いてみてくださいね。日本語の説明もところどころにあり。

◆天王門(チョンワンムン)
◆鎮南楼(チンナンル)
木造の建物で、文化財資料251号。文禄・慶長の役の際に水軍の本拠地として使われたという説も。
大寂光殿(テジョックァンジョン)
善徳女王時代に建てられ、その後6回建て直されたとされる建物。中には昆盧遮那仏があります。
◆薬師殿(ヤクサジョン)

いかがでしたか?慶州は何度も訪れているという方でも、こちらまで足をのばした方は少ないのではないでしょうか?慶州市内にある寺院とは違った、また静かなところにあるので、お寺や歴史が好きな方は行かれてみては?また境内には500年以上という木々も多く、昔から続いてきた場所であることを実感できます。以上、慶州のはずれにある祇林寺からプサンナビがお伝えしました。

記事登録日:2015-02-25

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スポット登録日:2015-02-25

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