ソウル在住8年目、2014年の目標は釜山カルメッキルを歩くこと。
3月に入りようやく暖かくなってきたのでこのたびめでたくカルメッキルデビューをしてきました。
前日に3-3コースを完歩し、ぐっすり眠って迎えた翌朝。
当日、状況によって歩くコースを決めようと思っていましたが、幸い身体の痛みなどもなく上々のコンディション、天気もよさそうだったので、ナビさんで紹介されていた2-2コースに挑戦することにしました。
もちろん今回も、事前に手に入れた「カルメッキル手帳」と地図を持参で行きました。
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3月16日(日)晴れ
朝7時に南浦駅の周辺の宿泊先を出発。この日ソウルに戻るので荷物をまとめてチェックアウトを済ませ、近所の食堂で朝ごはんを食べました。
7時45分ぐらいに南浦駅から地下鉄に乗り、釜山駅へ。
ウォーキングの時に必要なもの以外をひとまとめにして、地下鉄釜山駅のコインロッカーに預けました。
8時10分ぐらいに釜山駅から27番のバスに乗り、「五六島」へ向かいました。
「五六島」は2-2コースのゴールです。本来ならば2-2コースのスタートである「民楽橋」から歩くのが通常のようですが、このコースは五六島付近で山道があり、最初にそれを越えた方が体力的にいいだろうと判断してゴール地点から出発することにしました。
ナビさんの情報にあった通り、「五六島SKビュー・フムン」で下車。釜山駅から40分ぐらいかかって、8時50分ぐらいに到着しました。
五六島にはスカイウォークというのがあることをコミュニティの書き込みで見ていたので、まずはそれを楽しんでから…と思いました。
が、なんか様子が変…スカイウォークは閉鎖中…。そしてその前に人が並んでいました。看板があったので見てみると、9:00からオープンするとのことでした。それで人が並んで待っていたんですね。
あと数分で9時だったので私も並んで待ちました。係員がやってきて、いよいよオープン。
靴カバーが用意されていて、靴の上から着用しろとのことでした。スカイウォークの床はガラスでできていて、劣化を避けるためだそうです。ヒールのある靴の場合にはスリッパに履き替えます。
靴カバーをつけて、スカイビューへ。最初は余裕で写真を撮っていましたが、風が強くてだんだん怖くなってきたので、パパッと簡単に通過しました。
ここまではカルメッキルのコースには入っていない部分ですね。
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さていよいよカルメッキル2-2コースのスタート。
今回もまた、スタートのスタンプを押すところから始めました。
スタンプが見当たらず案内所で聞きました。スカイビューから離れたところに設置されていて、無事に押印。前日、3-3コースの時はスタンプ押印がうまく行かず気が萎えたので、今回は練習用の紙を持参していきました。
スタンプ押印を無事に終え、予定していた通り9時30分ごろから歩き始めました。
最初は山道だと分かってはいたものの、やはりアップダウンの道は体力を消耗しました。
海沿いなので風も強くて、少し大変でした。でもよく整備されていて心配なく歩くことができる道でした。
アップダウンをくり返しているうちに、いくつかのビューポイントを通過しました。どれも口があきっぱなしになるほどの素晴らしい景色で、それを堪能できる今の自分に幸せを感じずにはいられませんでした。
そろそろ山道終わらないかなぁと弱気になってきたころ、広安里大橋がうっすら見えてきました。あぁ、あそこまで行くんだよな~。遠いなぁ~。すっかり弱気で歩みもトボトボと…。前日も10㎞歩いたので、やはり疲労があったのでしょう。
広安里大橋が色濃く見えるようになってくると、だんだん人も増えてきました。ヒマラヤに登るのかと思うほどの完璧な装備のおじ様おば様たちと何度もすれ違いました。
「五六島」までは行かなくても、広安里方面からその辺り(二妓台)までが簡単なハイキングコースになっているようでした。
正直に言うと、人が増えてとたんに歩きにくくなりました。道が狭くて一列で歩いてやっとすれ違える道なのに、向こうからやってくる人たちはみんな二列で歩いてくるのです…。
少し苛々しながら延々続くすれ違いをくり返し、「二妓台」に到着です。ようやく山道が終わったようです。
素晴らしい景色ではありましたが、人が多すぎてなんか落ち着きません。「この人一体何やってるんだろう?」という注目を浴びながら、中間地点のスタンプを押しました。練習の甲斐あって、なかなかうまく押せたのでおおむね満足…。
私を見ていた周りの子どもが「私も押す!」と押していましたが、カルメッキルのスタンプはスタート・中間・ゴールの3つを押して1つの絵柄が完成する代物なので、中間地点のスタンプだけ押しても意味が分からないはずです。案の定「なんじゃこりゃ」という微妙な反応でした。
ただ私にとっては「二妓台」はまだまだ中間地点。景色を見るのはほどほどにして、先に進まなければなりません。
「二妓台」を後にするとたちまち人が少なくなりました。歩きやすいウレタンの道に変わりました。
広安里海岸までは進む方向を記した地図がところどころに設置されていました。ただ、これは「民楽橋」から来て「二妓台」に向かう人には有効ですが、私には今歩いてきた道を記しているものなのであまり役に立たず、ただ、この道で合っているという安心材料という感じでした。
あまりにも疲れたので広安里のスターバックスで15分ほど休憩し、残り約2㎞ほど、最後の力を振り絞って歩きました。
IPARKの近代的なビルが見え、目の前にセンタムシティの景色が広がってきました。そしてほどなくして今回のゴール地点である「民楽橋」に到着しました。
最後にゴール地点のスタンプ台で緊張のスタンプ押印。
今回は練習の紙を持参したおかげでまぁまぁそれらしく押すことができました。満足。
13㎞、3時間55分で完歩しました。
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ヘトヘトに疲れてしまったので、センタムシティの景色を眺めながらしばらく休み、近所の「水営アイパーク」のバス停でバスに乗り、地下鉄3号線水営駅へ。
そこから3号線、1号線と乗り継いでバスと合わせて40分ほどで地下鉄釜山駅に到着。
朝に預けたコインロッカーの荷物を引き取り、釜山駅へ。15時20分発のKTXに乗り、ソウルに戻りました。
今回、土曜日と日曜日で二つの区間を歩きました。
反省点は特にないのですが、設置されている地図などを見ていると、できる限り、ゴール地点からスタートするのではなくスタート地点となっている場所から歩く方がいいのかも知れないなと思いました。
2-2コースは、3-3コースに比べると距離が長くて、それでいて山道もあるし、なかなか大変なコースではありました。でも、普段海を見ることができないソウルに住んでいる私にとって、数時間でも海の匂い、波の音、そして潮風を感じることができ、ほんとにいいリフレッシュになりました。
ナビさんで紹介されているコースは今回完歩しましたので、次回からは他のコースに挑戦していきたいと思っています。
コミュニティでは他のコースに挑戦されている先輩方もいらっしゃって、口コミをUPしてくださっているので、参考にさせていただこうと思っています。
そして、カルメッキル地図、韓国のブログなどからも情報を得ながら自分なりに挑戦していこうと思います。
完歩した際にはまた、こちらに記載させていただきたいと思っています。
長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでくださった方に感謝して…
(完)
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