釜山でホットッを食べてみよう

熱々でサクサクのホットッは釜山が誇る街角グルメ

アンニョンハセヨ、プサンナビです。オデン、トッポッキ、スンデなどなど韓国の街角では小腹が減ったときにいつでも何かが食べれる屋台がたくさんあります。食事と食事の合間についつい食べてしまうB級グルメですが、釜山のB級グルメで外せないものといえば、「ホットッ」。釜山のホットッは、ソウルのものよりも美味しいなんてウワサを聞きますが、それはホットッを作る上でもち米が多く使われているからなんだとか。最近では、オリジナリティーを出し、新しいスタイルのホットッなども出てきた釜山のホットッ!!釜山に来たら、是非是非一度は食べてみてよう!ということで、釜山でも評判の良いホットッ屋さんをいくつかご紹介していくことにしましょう。
釜山のホットッ
冒頭でも触れましたが、釜山のホットッが美味しい!という話を良く耳にします。ソウルから遊びに来た人も釜山のホットッを食べて、「いやー旨い!」と言ったりもするんですよ。同じホットッだけど、釜山のホットッは何が違うの~?と思ってしまいますが、その理由はいくつかあるようなんです。一番一般的に言われているのが、もち米を多く使っていることから、中はモチモチとそして外側がサクサクとしているということ。また、釜山は朝鮮時代の避難民が多く集まったことから、不足していたお米の代わりに小麦粉の利用法が発達し、(釜山でミルミョンが発達したこともこの理由だと言われています。)それで小麦粉を使うホットッがおいしいんだ!などなど、いろいろな理由がいわれています。最近では、こういった昔から伝わるホットッ以外に、オリジナリティを加えて、更に香ばしくした木の実入りのホットッなども現れて、釜山のホットッ業界が熱いんですよ!ホットッ好きの皆さんはどこのホットッがお気に入りですかぁ~?

<PIFF広場>

釜山のホットッを語る上で、このPIFF広場のホットッは外せないでしょう!映画を見に来たお客さんでいつも賑わっているPIFF広場には、ホットッの屋台以外にもたくさんのB急グルメの屋台があり、 B級グルメのスポットとしても有名な場所。いつもは5軒ほどのホットッ屋さんがあり(日によって2軒ほどの時もあります。)、揚げたての香ばしいホットッの香りが充満しています。ここを通るとお腹が減っていないのに、匂いに誘われてついついホットッを食べたくなってしまいそうになります。日本人観光客の多い場所でもあることから、日本語で書かれた看板も目に付きますよ!
PIFF広場のホットッの特徴は、マーガリンを使って焼いているので、香ばしさが違います。また、中にはイースト菌が多く含まれているのが、フワフワに膨らんでいるのが特徴です。手際よく丸くまとめた生地で黒砂糖を包んだものを鉄板の上で焼き、だんだんと膨らんでいくのをしっかりと押し付け、きれいな丸いホットッが出来上がります!こんがり焼けたホットッの出来上がりです。
目の前で焼いてくれるので、アツアツをいただけますが、中に入った黒砂糖が溶けてとっても高熱になっているので、揚げたてを食べる際には、十分に気をつけてくださいね。また、食べる際には、備え付けの厚紙が缶の中に入っているので、それではさんで食べるようにします。お好みで砂糖を付けてもかまいません。ホットッは一つ500ウォン。

<現代百貨店>

知る人ぞ知る現代百貨店のホットッ!ここは、珍しいホットッを売っていることで知られ、このホットッを買いにわざわざくるお客さんもいるようなんです。場所は、地下鉄1号線ボミルドン(凡一洞・Beomil-dong)駅を下車してすぐの現代百貨店の地下1階のフードコーナーです。ここでも、屋台のように鉄板の上で焼いてくれるので、すぐにわかると思います。
ここで食べられるホットッは、チャプサルホットッ(もち米ホットッ・600ウォン)、スッホットッ(ヨモギホットッ・600ウォン)、メコンハンヤチェホットッ(辛い野菜ホットッ・1,000ウォン)の3種類。PIFF広場のホットッと比べるとフワフワ感はなく、薄いのでホットッというよりもお餅のお菓子のような食感で、ちょっと上品な感じがしました。
もち米ホットッ
オーソドックスなホットッ。中には黒砂糖とナッツが入っているので、香ばしいです。
ヨモギホットッ
ヨモギ色の緑色のあんこがたっぷり入ったホットッ。ヨモギというよりも鶯あんこの味がしました。
辛い野菜ホットッ
食べた瞬間は辛くないんですが、あとからひりひりくる辛さのホットッ。中には辛さの元テンチョ(青い激辛唐辛子)やタンメン、野菜などが入っています。

<ブルナンホットッ>

去年、釜山を一世風靡してしまったぁ~?!というくらい列に並んでしか買えなかったブルナンホットッ。場所は、西面(ソミョン)のロッテ百貨店の脇の道で屋台としてお店をやっています。若い男の子たちが新しいホットッを求めて作り出した、ナッツがたっぷり入ったホットッが受け、10分待ち、20分待ち当たり前!といった人気のお店。
肝心のホットッは、鉄板式で焼き揚げるのではなく、ここではたっぷりの油で揚げます。フワフワに揚がったホットッの中を開け、ナッツ類を入れて、更に潰して完成。フワフワ感は味わえませんが、サクサク香ばしいホットッが楽しめますよ。釜山で人気のホットッを一度試してみてください。

<ロッテ百貨店釜山本店>

地下のフードコーナーの中にあるホットッ売り場にチャプサルホットッ(もち米ホットッ)とスッホットッ(よもぎホットッ)の2種類が売られています。
チャプサルホットッの中には、黒砂糖とピーナッツが含まれ、香ばしさをアップしています。こちらのホットッも現代百貨店と同じように、薄めサクサク系になっていますよ!値段は、一つ600ウォンです。
釜山の中でも代表的なホットッのお店を紹介してみました。もちろん、他にも道の屋台でどこでも見られるホットッなので、紹介したお店に関わらず、釜山のホットッを一度試してみてくださいね!きっと、香ばしくて、黒砂糖がトロリと流れでるホットッは、病み付きになりますよ~。以上、プサンナビがお送りしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-09-23

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