富平市場名物、油揚げオデン「ユブジョンゴル」の店～！
アンニョンハセヨ、プサンナビです。韓国の街中で良く見かけるＢ級グルメの屋台！その中でも一般庶民的なものと言えば、トッポッキと並んでオデンが上げられますよね。日本のオデンとはちょっと違うんですが、煮干やカニ、鰹節のダシで取られたスープにさつま揚げやトッ（韓国餅）が串にささった状態で売られているのが韓国式オデン。韓国国内どこへ行っても食べられるし、辛くないから韓国旅行時には必ず食べる～！！という方もいるのではないでしょうか？今日は、そのオデンのお店をご紹介するんですが、ただのオデンではなく韓国どこを探してもココしかない！という富平市場名物「ユブジョンゴル」というオデン。お客さんの数があまりにも多く、屋台の側にお店まで作っちゃったというエピソードまである名物のお店「ユブジョンゴル」のお店に早速行って見ましたぁ～。
市場の中の路地にある名物屋台
お店は国際市場のお隣りに位置している庶民の台所「富平市場」の中にあります。野菜や果物などといった食料品だけでなく、外国製品なども売っている市場なだけに、平日でも釜山の各方面からお客さんが集まる市場として知られています。市場の中だけに、はっきり言って探しにくいのが難点。ナビも頭には場所を入れて行ったものの、結局市場の方に聞きながらようやくたどり着けたほどなので、ナビの行き方を見ながら行くことをオススメしますよ！細かい市場の中の路地を通りすぎてあそこかな？と思ったところには、温かい湯気、そして屋台を囲むようにして食べているお客さんが目に付きました。また屋台の脇に、お客さんの数があまりにも多いのでお店ができたということですが、市場の中だけに正面からお店を見ることができないほど複雑になっているので注意してくださいね！
ユブジョンゴルって何？
お店の名前もユブジョンゴル、そして名物オデンの名前もユブジョンゴルというこちらのお店ですが、ユブジョンゴルって何？？と思われた方もいるんではないでしょうか？ユブとは日本語で油揚げ、そしてジョンゴルは鍋という意味なんですが、オデンは見た目にもわかるように油揚げになっているのでその名の通りですが、なぜ鍋？？ということで早速、お店の方に伺ってみると、「実際の鍋に入っているような具が混ぜてあって、油揚げの中に小さい鍋があるという意味からそうしたんですよ。」とは70歳を超えても元気にお店を切り盛りする社長さん。
ユブハルモニ（油揚げおばあさん）というあだ名を持つこちらの社長さん。なんとインタビューをしていたとき突然、一言、二言・・・と日本語を話してくれたんです。お話を聞いてみると昔、日本の国民学校に２年生まで通っていて、そのとき覚えた単語を少しだけ覚えているんだとか。とても優しい日本語で対応してくださり、このお店の人気はこのオデンだけでなく、このユブハルモニにもあるのではないかな？！と思えるほどでした。
１杯2,000ウォンの幸福
先ほどもふれた通り、屋台ではさばけないほどのお客さんが来るので屋台のすぐ後ろに食べるところだけのお店を作った・・・というエピソードがあるように、ナビが取材に行ったときも昼時をずいぶん過ぎていたのにも関わらず、たくさんのお客さんでいっぱいでした。美味しさ、人気の秘密は？という質問に「まずは珍しいということですね。そして、スープは鰹節のダシを出して、まろやかですっきりとした味付けにし、油揚げの中にはタン麺、豚肉、シイタケや野菜などを入れてしっかりした歯ごたえを出すようにしています。それと、化学調味料を一切使ってないということも美味しさの秘訣かもしれません。」と語ってくださいました。
注文するとこんな感じで１杯の器にたくさん盛られたものが出てきます。お箸とスープを飲むためにスプーンが用意してあり、醤油もお好みで使えるようになっています！上にはさつま揚げのようなオデンが乗っていて、その下にユブジョンゴルが入っていますヨ。お手頃な市場価格で女性の方には１回の食事にもなり、気持ちを幸せにしてくれるような、どことなくホッとできる味が人気の秘密なのかもしれないですね
日本の油揚げと同じような感じですが、韓国式に作られていて、日本人が食べると新しい味！？と感じられたりもしますが、どことなく懐かしくて家庭の味という気もしましたよ。寒い日にこれを食べると心の中から温まって、なんだか幸せになっていくような気持ちにさせてくれました！皆さんも、辛いものに飽きたら、是非国際市場から徒歩５分のお隣りの市場に行き、名物ユブジョンゴルを食べてみてはいかがでしょうか？以上、プサンナビがお送りしました。
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