閉店・移転、情報の修正などの報告

もやしの水にまでこだわった全州式もやしクッパッ専門店

アンニョンハセヨ、プサンナビです。釜山について知りたいのなら、地元の人はもちろん、そして、釜山に住む日本人の方の情報もとっても貴重な存在です。特に釜山大学前は釜山大学の語学堂に通う留学生達によっておいしいお店情報がナビにもたくさん寄せられるのです。かくいう今回取材した「全州コンナムルクッパッ」も、そんなお店のひとつ。釜山大学での食費は3,000ウォン以内が当たり前という中、4,000ウォンにも関わらず留学生に熱い支持を受けているんです。
お店は釜山大学の正門からすぐ近くではあるのですが、細い路地にあるので少し見つけにくくなっています。釜山大学の正門を右折し、すこし行くとHollys Coffeeという黒と銀を基調にしたお店があり、その手前の路地を入っていきましょう。お店の壁に「これでもか!」といわんばかりに描かれたもやしの絵が何よりの目印になりそうです。
綺麗なお水で育ったもやしのみ使用
お店の名前、そして、お店の壁に描かれたもやしの絵からも想像できるようにこちらはコンナムル(もやし)を使ったクッパッのお店。そして、ただのもやしクッパッではなく、全州(チョンジュ)式のもやしクッパッの専門店だというのが特徴です。もともと、全州は水が綺麗なことで有名で、綺麗な水で育ったもやしがおいしかったことから、コンナムルクッパッが全州を代表する食べ物になったとか。こちらで使われているもやしは全州から持ち込んでいるわけではないのですが、釜山の市場やスーパーなどで売られている物ではなく、梁山(ヤンサン)方面にある、水が綺麗な田舎で育てたもやしのみを使っていらっしゃいます。他のお店が真似をしようとしてもできない理由はもやしを育てる「水」からはじまるこだわりにあるというのが社長さん、「もやしは私の娘です」という言葉にも、もやしへの愛情が感じられます。
コンナムルクッパッ 4,000ウォン
こちらがお店の一番の人気メニューであり看板メニューになるコンナムルクッパッ。出汁は2種類のイリコを中心にとられています。そして、全州式と言える理由がいっしょに出てくる卵にあります。一般的なコンナムルクッパッは出てくるときに、すでに卵が入った状態なのですが、全州式は食べる前に、熱いスープの中に卵を落として、柔らかい卵を頂くことがポイントなんだそうです。
また、このお店の人気の秘密は、味を自分の好みに調節して食べられるところ。テーブルに置かれたアミの塩辛で塩加減を、そして、コチュカルで辛さを、そして一番ユニークなのはこのエゴマの粉。エゴマの粉は非常に香りが高く、香りだけではなく味にまろやかさを与えてくれます。たくさん入れるととろみもつき、また変わった味が楽しめます。クセのある香りなので、苦手な方はアミの塩辛でさっぱりと頂くのがオススメです。

コンナムルビビンバッ 4,000ウォン
ご飯とスープをいっしょに食べるのが苦手な人のためにメニューに入れたというビビンバッもちょっとかわった一品。全州で昔ながらの庶民の料理、素朴な料理として存在してきたものだそうです。ご飯の上には、もやしとお肉のそぼろだけというシンプルさ。普通のビビンバッがコチュジャンで味付けをするのに対して、こちらはコチュカル、ゴマ、ネギ、ニンニク、醤油などで作られた薬味を好みの加減入れて食べるようになっています。
※価格は取材時のものです。
お店の社長さん、そして厨房にいらっしゃるおばさんも全州の出身だけに、本物の全州式の料理を楽しめること間違いなし。釜山ではこちらのお店のように全州式のコンナムルクッパッの専門店は非常に少ないというから、その存在価値は高いはずです。どんなに食べても飽きが来ないと言われるさっぱり風味のコンナムルクッパッ、釜山大学前でのお昼ごはんにいかがでしょうか?以上、プサンナビがお伝えしました。
 

記事登録日:2003-09-24

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主なメニュー

単位:ウォン

イチオシ

コンナムルクッパッ

もやし汁飯

콩나물국밥

5000

イチオシ

コンナムルビビンパッ

モヤシビビンパ

콩나물비빔밥

5000

アグチム

アンコウ蒸し

아구찜

中20000
大30000

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2003-09-24

スポット更新日:2012-02-02

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供