パッピンス食べ比べ2011!

やってきました、韓国かき氷・パッピンスの季節☆2011年は明洞・江南・弘大エリアで話題のパッピンスをチェック~!

こんにちは!ソウルナビです。今年も待ちに待ったあの季節がやってきました!そう、韓国の夏のスイーツ代表「パッピンス」☆日本でもだいぶ名前が知られてきたパッピンスですが、はじめて聞く方のためにちょっと説明を。「パッピンス」は、パッ=あずき、ピンス=氷という意味で、直訳すると「あずきかき氷」。かき氷と言っても、あずきの大さじ3杯4杯分は当たり前、大きなフルーツや餅、アイスクリームまでモリモリのっていて、かなりボリュームがあるものもあるのが特徴です。 初夏の風が吹き始めると、カフェチェーン店、個人オーナーの喫茶店、ファーストフード店やパン屋までもがこぞって新作パッピンスを発表する韓国。トッピングや、味つけ、食感はお店によって千差万別なんですよね~。
ナビで毎年やっている「パッピンス食べ比べ」も、今年で11回目。今回は、皆さんも行きやすい明洞、江南、そして今注目のエリア・弘大で、合計9店舗・12種類のピンスをチェックして来ました!メンバーはおなじみナビ記者のあっきー、モリーと、今回初登場!?新しくナビ記者に仲間入りした、“すたあ”の3人組。それでは行ってみょ!
最近の傾向は?!
っと、その前に、ここ最近のパッピンスの流行傾向をナビなりに分析。去年あたりから、回帰傾向にあるのか昔ながらのミルク氷+あずき+きな粉+餅のシンプルピンスが引き続きよく出ている模様。シンプルなだけに、それぞれの素材の良さと、氷の質感が命!ヒットが続いていると言えば、抹茶ピンス。ナッツがふんだんに載ったものを今年も良く見かけますが、さすが抹茶×あずきのコンビは期待を裏切りません。また、今年はフレッシュなベリー系ピンスの広告も目立っています。いろんな種類の果物ではなく、ブルーベリーやイチゴなど果物の種類をしぼったピンス。アズキとの相性はいかに?!

◇◆ 明洞エリア  ~ノンシュガーピンス、ドーナツ店のピンス、クラシックな喫茶店のピンス~

ソウル一番の繁華街、明洞。旅行客の方も一度は立ち寄るこちらから、今年のパッピンス食べ比べスタート!今回訪ねたのは、どこも気軽に立ち寄れる場所にあるお店なので、気になるピンスは是非トライしてくださいね!
■ドクターロビン (明洞NOON SQUARE)
ホンモノのお医者さんが、「美味しく食べて健康になる料理」をモットーに作ったレストラン、「ドクターロビン」。砂糖不使用&油分大幅カットのお料理を提供しているお店。なんとこちらにもピンスがあると聞いてやってきました。アイスにあずきにとその甘さが魅力のパッピンス。ヘルシーレストラン、ドクターロビンが提案するのは、「ミルクピンス」「コーヒーピンス」「緑茶ピンス」「生果実ヨーグルトピンス」の4種類。もちろん全てノンシュガー!!今回は、このなかから「ミルクピンス」と「生果実ヨーグルトピンス」にトライ。砂糖無しのピンスってどんな味?!
<ミルクピンス(ミルクかき氷)> 8,500ウォン
:ミルクたっぷりの氷がベース。細かい氷で食べやすい。
トッピング:大量のあずき、餅、ドクターロビンオリジナルジェラートから一つチョイス。
(ナビ一行はウォルナッツジェラート)
「あ!コレがウワサの40kcalの自家製ジェラート~。ここからトッピングのアイスを選ぶのか!」
「このジェラートマシーン、グルグル回って面白いね」
「アイスはウォルナッツにしようっと」
「うん、砂糖控えめなかんじ。って入ってないんだっけ。」
「砂糖使ってないわりに、アイス美味しい!でもアイスの選択間違えたかも~。ウォルナッツの微妙な甘みとあずきの甘みが合わない。」
「ウ、ウン確かに…。あ、氷は繊細で食べやすいね。」
「あずき、「あずきっぽい味」に感じてきました。なんか、ホンモノじゃないような…」
「確かに。あずきなのに甘みがガツンとこないね」やや首をかしげつつ、不思議な面持ちで完食。
単品では美味しかったジェラート「ウォルナッツ」、くるみも大粒。

単品では美味しかったジェラート「ウォルナッツ」、くるみも大粒。

繊細な氷と、知ってるあずきと違う感じだった、ノンシュガーあずき。\n

繊細な氷と、知ってるあずきと違う感じだった、ノンシュガーあずき。\n

<センクァイルヨゴトゥピンス(生果実ヨーグルトかき氷)> 9,000ウォン
:ミルクたっぷりの氷がベース。細かい氷で食べやすい。
トッピング:生フルーツ(オレンジ、パイン、キウイ)+ヨーグルト+ストロベリーソース+ストロベリーヨーグルトジェラート
「わ~思ったよりも美味しそう!!」
「見た目キレイですね~どれどれ。…あれ?」
「甘くない…こりゃたしかにシュガーレスだね!」
「ヨーグルトの酸味も効いてて、ミルクピンスよりさらに「身体にイイ」ってかんじだね~。」
「強い味はしないんだけど、それがヘルシーってことなのかなぁ」
「太りたくないけど、どーしてもパッピンス食べたいときなんかにいいかも。」
「甘いのニガテな人でも、これなら絶対大丈夫だね!」
ちゃんと生フルーツ。あずきを入れずフルーツで統一してるのはさわやか

ちゃんと生フルーツ。あずきを入れずフルーツで統一してるのはさわやか

ヨーグルトもかかってます

ヨーグルトもかかってます


■クリスピー・クリーム・ドーナツ (明洞通り)
日本でも大人気の、アメリカ生まれのドーナツ屋さん。今まではパッピンスをやっていなかったクリスピークリームドーナツですが、今年はついに登場!デザインは写真で見るとだいぶシンプルな感じ。お味は、「ミルキービーチピンス」「ベリーサンセットピンス」「ピーチアイランドピンス」の全3種。(どれもなんだかオシャレな名前~。)ドーナツ屋さんらしく、「クールバケーションコンボ」というタイトルで、ピンス+ドーナツ1個のお得なセットメニューも展開。
(ポスターチェック中)「あれ?!このミルキーピンスって、なんか寂しくない?」
「確かに。トッピングが餅だけ?!サミシー!」
「じゃ、一番人気のベリーピンスお願いしまっす。」

<ベリソンセッピンス(ベリーサンセットかき氷)> 5,000ウォン
:粗くて、量が多い。
トッピング:あずき、イチゴのシロップ漬け、イチゴシロップ、ウェハース(イチゴ味)
「おおっ写真と同じ!! っていうか、むしろ大きい?!」
「このイチゴシロップ、懐かしいかんじ。」「確かに~日本のに近いかも?!」
「にしても、あずきまで遠い…上の赤いシロップと下のあずきの間は、味のない白い氷が…」
「混ぜたいんだけど、器にパンパンで入ってるから、氷がどんどんこぼれちゃう~」
「あずきに届くまでの間、シロップがもうちょい多ければ…」
「下のあずきはすごい量だけど、氷がこぼれるから混ぜるのも大変ですねー!」
「氷の分量多くて、粗いジャリジャリ系だし、あっつい日にはいいかも。」
「さっぱりイチゴづくしやね。ウェハースまでイチゴ味。」
冷凍イチゴ?美味しい!

冷凍イチゴ?美味しい!

あずきが遠い~!

あずきが遠い~!

器いっぱいな上、山になってるので、混ぜるのも一苦労

器いっぱいな上、山になってるので、混ぜるのも一苦労


■Cafe coin (2号店)
明洞のまん中にあって、ゆったりとくつろいだ雰囲気が人気の、アンティークカフェ。クラシカルなインテリアにも、店員さんの品のある様子にもほっとできます。明洞内に2店舗ある「Cafe coin」。今回は、乙支路入口寄りの2号店に行ってみましたが、明洞のまん中の路地にある1号店よりも、さらに落ち着いた雰囲気。ゆっくり過ごしたい方には、こちらがオススメかも。
ちなみに以前(もう何年前?!)にもこのパッピンス食べ比べでとりあげたcafe coinのピンスですが、最近は一層パワーアップしているとのことで、トライ!!
<ノッチャピンス(緑茶かき氷)> 14,000ウォン
:やや粗め。
トッピング:豆菓子、あんこ入り餅、練乳、あずき、抹茶アイス4玉

「うっわー!!すっごい大きい!!アイス何個のってるかな~」
「1、2、3・・・4個も?!!こりゃすごい」
「この盛り付けはテンション上がるね~でも危ないっ傾いてきたっ」
「アイスクリーム、濃厚な抹茶味!美味しい~」
「みてみて!氷の中には、マメ菓子やナッツが入ってたよ。」
「ホントだっこの豆菓子、かなり懐かしい味☆冷えた舌を休めるのにちょうどいいかも」
「抹茶アイスの分量が多いから、シャバシャバになった後も、クリーミー。しっかりお茶の味がするね~」
「あずきは少ないけど、抹茶アイスの味がしっかりするから気にならない!」
「うん、甘さ控えめ、シンプルで美味しい☆」

◇◆ 江南エリア ~バーの赤ワインピンス、大手チェーン系パン屋&カフェのピンス~

観光地というよりは、地元の人が集うビジネス街、繁華街のイメージが強い江南(カンナム)ですが、ホテル利用や、ビジネス関係で日本から訪れる方も多いですよね。今回は江南駅周辺で、カフェではなくBarの大人向けピンスと大手パン屋、カフェのピンスをチェックしてきました!
■I have a DREAM (江南駅前) 
お酒を楽しめるレストランバー。ライブやDJの公演を楽しめたり、お料理も美味しかったり、店員の男性陣がステキだったりと、飲み目的以外でも人気を集めるお店。この雰囲気ですが、ランチ営業も実施。オトナのお店にふさわしく、こちらではワインで作ったピンスが大人気。氷には漢方や果実などをワインに漬け込んで作った、東洋版サングリアを使用。3日もかけて凍らせるのだそう。赤ワインピンスと、白ワインピンスがあります。ちなみに、人気の赤ワインピンスは、週末には土曜で売切れてしまうことが多いみたい。狙っている方、お早めに。

(※ランチタイムの営業時間は午後4時まで。平日は、それから夜の営業時間開始の午後6時までは休憩タイムで営業をしていないので、ご注意を~)
<レドゥワインピンス(赤ワインかき氷)> 15,000ウォン+VAT
:やや粗め。赤ワインに漢方の果実を漬け込んでつくったサングリアを凍らせ、削ったもの。
トッピング:生フルーツ(オレンジ、キウイ、ブルーベリー、クランベリー、パイン、チェリー)、コーンフレーク、自家製クリームチーズアイス 4玉
「ひゃぁぁ~(喜び)豪華!ステキ!美味しそう!!そして…ほんとでかい。ワインの瓶と比べてみょ」
「グラス風の器だけど、ボトルの首まできてますね、アイス…」
「この赤ワインのかき氷、エキゾチックな味で美味しい~。アルコール入ってても、飲み?食べやすい^^」
「いや~赤ワイン×クリームチーズのアイスクリームがたまらない!」
「このアイス自家製なんだって。4玉ものってて嬉しい。生フルーツもワインに合うわ~」
「甘さ控えめでまさに大人のピンス。ずーっと食べていたいかんじ」
すたあ:「わたし、これがベスト1な気がする。」「ええ?!今日まだ一軒目だよ!」
クリームチーズアイス×赤ワイン氷×生フルーツ。最高!オトナ!

クリームチーズアイス×赤ワイン氷×生フルーツ。最高!オトナ!

大きさ、伝わります?

大きさ、伝わります?

止まりません!

止まりません!


■PARIS BAGUETTE (江南駅前) 
ソウル中どこにでもある、おなじみのチェーン系パン屋さん。店舗によってはカフェスペースも併設。特にこちらの江南駅前のお店は、2階全部がカフェスペースとなっており、広々しているので「パン屋併設」というよりほんとのカフェみたい。
今年は早いうちから、店舗にパッピンスのポスターが張り出され、ずっと気になっていたナビたち。本業はパン屋ですが気合はなかなかで、ピンスは全部で6種ありました。今回はポスターでもトップを飾っていた、一番人気の「ブルーベリーピンス」にトライ。
<ブルべリピンス(ブルーベリーかき氷)> 8,000ウォン
:ミルクたっぷり。薄く削られたソフトなピンス。
トッピング:緑のブドウ、赤紫のブドウ、大粒ブルーベリー、餅、ブルーベリーソース
「わーたっぷりのってる…ってんん?!なんか写真と違う…」
「あ!ブルーベリーとブドウの比率が完全に逆!ほとんどブドウしか見えない~ポスターは全部ブルーベリーぐらいの勢いだったのにっ」「・・・ブドウピンスだね。でもきれいだし、これはこれで美味しそう」
「ブルーベリーソースは、市販のヨーグルト用のソースっぽい味。なんか人工的なかんじ…」「そう~?美味しいけどな」
「写真の氷は、味がない氷かと思ってたけど、ミルク氷。氷もとっても繊細~ソフトな口当たりで美味しい^^」
「ブ…ブドウの種と皮が…」
「いろんなところにある店だし、フラッと立ち寄るのにはいいかもっ」(ただし、店舗によって盛り付けには大きな差があります・・・)
ブドウたっぷり。でも広告ではブルーベリーが多かった気が?

ブドウたっぷり。でも広告ではブルーベリーが多かった気が?

白い部分はミルク氷

白い部分はミルク氷

注文したのはこの看板ピンスだったはず…

注文したのはこの看板ピンスだったはず…


■A TWOSOME PLACE (教保タワーサゴリ店) 
チェーン系カフェの中でも、落ち着いていてちょっと高級感漂う雰囲気の「A TWOSOME PLACE」(トゥーサムプレイス)。美味しい本格的なケーキやフレッシュコーヒー、手作りサンドイッチが人気。韓国ブロガーのあいだで特にこちら江南店のパッピンスが話題になっていたので、行ってみることに。こちらのピンスは「RED BEAN ICE FLAKES(あずきピンス)」「COFFEE ICE FLAKES(コーヒーピンス)」「STRAWBERRY ICE FLAKES(ストロベリーピンス)」の三種。一番人気というオリジナル=あずきピンスにトライ!
<RED BEAN ICE FLAKES(小豆かき氷)> 9,000ウォン
:ミルクたっぷり。粗すぎず、でも氷の舌触りの残る絶妙なピンス。
トッピング:あんこ、きなこ餅、ミルクたっぷり
「わっシンプル。」「昔懐かしい感じ~でも期待が持てる!」
「あずきたっぷりだね。これ、缶詰じゃなくて家で炊いたような味。(店員に確認)あれ、契約している工場で作っているものだって!^^;」
「あ~、きな粉もちと、あずきと、ミルク氷の取り合わせ、ホント絶妙 ~」
「ミルク染み出してきたよ!このシャブシャブ状態がまた美味しいんだよね」
「全体的に家で作ったような味。安心して食べられる。」
「どんなに大きくても、飽きずに食べられる~」
「個人的に絶対また来る!」
外は大雨、ナビ一行もずぶぬれでしたが、シアワセに完食!!
ツヤツヤのあずき! ツヤツヤのあずき!

ツヤツヤのあずき!

上から餅、あずき、氷、ミルクしゃぶしゃぶ氷の層

上から餅、あずき、氷、ミルクしゃぶしゃぶ氷の層

やわらかくて美味しいきな粉餅

やわらかくて美味しいきな粉餅

このシャバシャバ状態もいい!

このシャバシャバ状態もいい!

◇◆ 弘大・新村エリア ~個人カフェのピンス、変り種?!富士山ピンス、ピンス専門店~

「クラブの街」「アートの街」だけでは語れないくらい、ファッションのお店やオシャレなカフェが次々できて、どんどん面白くなる弘大エリア(と、ちょっと足を伸ばして同じく学生街の新村エリア)。パッピンス食べ比べ最終日のこちらのエリアでは、ナビスタッフのまりもちゃんも同行!出発前から「ピンスはあんまり好きじゃない…」と呟いていたまりもちゃん!どうなるか?!
お店は2階に

お店は2階に

■Cafe JAKIYA (弘大入口駅周辺) 
個性的な個人経営のカフェが多い中でも、老若男女に居心地がよいリラックスカフェ。店名のJAKIYAは「磁器」の韓国読み+日本語の「屋」。その名のとおり、外から見るより広い店内には、オリジナルのシンプル&モダンな磁器も展示販売されています。韓国のブロガーのみならず在韓日本人の評判も高かったこちらのお店のパッピンス、ナビも楽しみに行ってきました☆
種類はミルクピンス、緑茶ピンス、コーヒーピンスの三種。このうち、人気のミルクピンスと緑茶ピンスにトライ☆
<ミルクピンス(ミルクかき氷)>11,000ウォン
:普通の氷と、ミルク氷と二種類入っている。ふんわり氷系。
トッピング:きな粉餅、自家製あずき、ナットゥルのアイスクリーム、ミルク ※ナットゥル=韓国のアイスクリームチェーン店
「うわー!もりもりしてる!美味しそう」
「氷もあずきもアイスとおんなじに丸く盛り付けられてるね!かわいい」
「この手作りっぽい器からしていいかんじ!より美味しく感じるっていうか」
「このあずきは、ここで炊いてるね!きっとそうだね!」(きいてみると、自家製で国産のいい豆を使ってるとのことでした)
「あ~ミルクの味が濃厚で好み!!」
「みてみて、内側からきな粉がでてきたよ」
まりもちゃん「私、パッピンス好きです!家族と一緒にきた~い」
パッピンス食べ比べ2011! 韓国 カキ氷 韓国 かき氷 韓国 パッピンス 韓国 食べ比べ ソウル パッピンス 江南 パッピンス 弘大 パッピンス明洞 パッピンス あっきな粉が!

あっきな粉が!

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<ノッチャピンス(緑茶かき氷)> 13,000ウォン
:抹茶×ミルクのマーブル氷。ふんわり系の氷
トッピング:きな粉餅、あずき、クッキーロール、あずき、アーモンド、ナットゥルの抹茶アイス
「抹茶が濃厚そう、見るからに美味しそう~。これナットゥルのアイスじゃ?!私ナットゥルの抹茶アイス大好きなんよねっ」
「この盛り付け、やっぱりいいなぁ~。氷もあずきも、アイススプーンですくってるんだろうね。」
「あ~これはいい抹茶の味。濃いちゃんとした抹茶の味がする」
「ミルクと抹茶が混じった氷もイイ。」
「トッピングのロールクッキーもちゃんとしたものだねぇ。うれしい!」

■JOEY‘S CAFE (弘大入口駅周辺)
店内はロンドンをテーマにした、ちょっぴりキッチュなインテリア。壁全体にはロンドン市内の地下鉄路線図、しかも立体的な模型つき!メニューまで3D~!!そこにいるだけでウキウキわくわくするような、個人経営カフェレストラン。こちらでは「雪がふるフジサンピンス」が話題。フジサンって…そう、富士山!なんでも雪にみたててヨーグルトがかかってるとか。気になる~ということでやって来ました。ピンスはその他「雪花ピンス(あずきとスイカ)」、「アラビアコーヒーピンス」とありましたが、やっぱり日本人としてはアレでしょ!さて、いったいどう「富士山」なのか?!
<ヌンネリヌン・フジサンピンス(雪がふる富士山かき氷)>7,000ウォン
:普通の氷。ザックリ粗めの氷。
トッピング:あずき、アーモンド、苺ジャム、自家製ヨーグルト
「おお~…、…。」「こ…この形は富士山ではないよね」
「ハイ…あっ倒れそう!」
「このヨーグルト、美味しい!自家製?やっぱり~。韓国ってプレーンなヨーグルトって売ってないよね」
「確かに。このヨーグルトだけでもメニューに出して欲しいくらい。」
「わっ氷の上にジャム塗ってある。美味しいかも!いや~カキ氷にジャムって新しい。」
「ほのかな甘みが美味しい…っていうか、氷だけになってきた。ジャムとかヨーグルトとか追加して欲しいかも」
「まぁ、でも、個人カフェで7,000ウォンのピンスは安いよね。気軽に楽しめていいかも!」

■ホミルバッ (新村鉄道駅)
新村の鉄道駅前の通りにある、ピンス専門店。昔のお店の雰囲気を今風にアレンジしたような、素朴な作りのインテリア。この日、店内には、待ちのお客さんもいるくらいの人気!専門店だけに、ピンスも6種類(ミルクピンス、緑茶ピンス、コーヒーピンス、いちごピンス、フルーツピンス、スイカピンス)と豊富なラインナップ。ピンス以外には、「あずき粥(お汁粉)」とコーヒー類が4種あるだけ。今回は中でも人気という「ミルクピンス」と「フルーツピンス」をチェック!
 <ミルクピンス(ミルクかき氷)> 5,000ウォン
:ふわふわの繊細な氷。ミルク氷。
トッピング:あずき、餅

「ははぁ、ここは氷とトッピングが別に出てくるタイプなんだね」
「確かにこんなに氷が繊細だと、すぐ溶けちゃいそう。」
「さ~、トッピングをかけちゃいますよ!!」

「いや、氷がすごい!」「ほんとだ、氷が…」
「うんうん。氷がすごく繊細。ミルクの味もしっかりする!!」
「お餅、あったかくないですか?」
「ホントだ!お餅、やわらかくって美味しい~」
「あずきも煮すぎてないのがいいかも。香りと味がしっかりしてる。」
「シンプルだけど、また食べたくなる味^^」
<クァイルピンス(フルーツかき氷)> 7,000ウォン
:ふわふわの繊細な氷。
トッピング:いちご、スイカ、バナナ、パイン、キウィ
「色がきれい!イチゴは冷凍イチゴだけど、他は生フルーツかな。これだけのってて7,000ウォンは安いかも」
「うん。冷凍イチゴのさっぱりした甘さがかえっていい感じ」
「あ~スイカのってる。実はスイカピンスも気になってたから嬉しい~」
「…おっと、このあずきと餅、フルーツピンスにも載せないといけないんだよね?」
「フルーツだけでいいような。心配…」
「(のせてみて)お?!あずきとフルーツ、意外と合うかも~!」

「両方とも、量としては少なめかなぁ。」
「うん。パッピンス好きなら、一人で食べれそう。美味しいからっていうのもあるけど。」

◇◆◇ ベスト3発表!! ◇◆◇

合計9店、12種類のピンスの中から、食べ比べメンバー3人の独断と偏見によるベスト3発表!今回もいろいろ美味しかったなぁ~。みなさんは、どれが気になりましたか?!
●あっきー
シンプルなあずき系、フルーツののったやつ、一昔前の缶詰フルーツに安っぽい缶詰小豆かけ、変わりネタ、どんなタイプのピンスでも基本的には何でもこい。でも、甘すぎず甘くなさすぎず、トッピングが多すぎず少なすぎず、氷が粗すぎず、かといってすぐ溶けてしまうほど細かすぎず、というように全体のバランスが良いものがいい。さらに斬新なアイデアを感じられたり丁寧に作られている感があったりすると、なおグッド。
1位 江南「I have a DREAM」のワインピンス
まずは出てきたときに、見るだけで楽しくなるような盛り付けとカラフルな色、そして大きさに感動。食べてみると、他では味わえないようなまろやかなワイン氷にお店で作ったというクリームチーズ味のアイスが何ともいえずマッチしていて、さらに感動。やっぱりワインにはチーズなのか、この組み合わせを上手くスイーツにしてしまったアイデアと技術もいいですねっ。フルーツも新鮮。これはここでしか味わえないピンス!量が多いから2人では食べきれないかも。3人以上でつつくと良さそうです。でも美味しいから、2人とかでも意外と食べられちゃうかも?!
2位 江南「A TWO SOME PLACE」のパッピンス
最近はミルキーなピンスが好みかも。練乳、小豆、きなこ餅の、シンプルな昔ながらのピンスが去年あたりから増えていますが、お店によって味がだいぶ違うことも。シンプルなぶんだけ、小豆の質やそれぞれの分量バランスが全体の味を左右するのかも?そのあたり、こちらのパッピンスはミルキーさが濃厚で全体のバランスが良く美味しかった~~。あずきはお店で作っているものではないとのことですが、甘さ具合がなかなかイケましたよ。他にも美味しいピンスはいっぱいありましたが、今回食べたものの中で「また食べたいな~」と、一番よく思い出すのがこれです。トゥーサムプレイスはチェーン店だけれど、他の支店でも同じ味なのかなぁ??
3位 弘大「JAKIYA」のミルクピンス
ミルクピンスというだけあって、ミルク味が濃厚!でもしつこくなくさっぱりしています。バニラアイスも美味しいし、香ばしい自家製小豆もグッド。丸い盛り付けも可愛らしいです。小豆や氷までアイスのように丸い形になっているのに丁寧さが感じられます。お店もステキだし、夏の弘大散策の休憩にぴったりかも~。抹茶のほうも美味しかったな。お値段はちょっと高い気もするけれど、ピンスの質とお店の雰囲気を考えると許せる範囲?!
☆(同じく)3位 新村「ホミルバッ」のパッピンスとフルーツピンス
お口に入れたとたん、さっと溶けるほどふんわり柔らかなのに、食べているうちに器の中で溶けてしまうということのない不思議な氷。目の細かい柔らか氷=溶けやすい、という概念を覆されました。氷はふんわりしているほうが美味しいけれど、すぐに溶けてしまうとつまらないですからね。シンプルなパッ(小豆)ピンスもいけるし、クァイルピンスもフルーツが新鮮な感じがしてイケル!サイズは小さめですが、夏の暑い日にぱっと立ち寄って気軽に食べられそうなところもいいですね~。

●すたあ
韓国に来て、初めて迎える夏。やっとパッピンスを食べられる季節を迎えられ、こんな形で美味しいパッピンス巡りができるとは嬉しい限り^^わたしのパッピンスの第一ポイントは、やはり基本の氷!舌触りが滑らかで、口に入れたら溶けてしまう氷がベスト!そしてやはり「和」の味を愛する日本人。「抹茶」「緑茶」といった響きにどうしても弱い^^そんな自身の嗜好を兼ね備えたピンスが、また個人的にも食べに行きたい、高得点ピンスですね!
1位 弘大「JAKIYA」の緑茶ピンス
まず、ピンスの入ってきた陶器の器に心奪われ…和の心がくすぐらされますね^^小豆もアイスも美味しく、王道な「和ピンス」に出会えた感があります^^氷に染みた緑茶とミルクの混ざり具合も程よく、とろけ具合も好みです!2人で食べるのにちょうどよい量かな、というところですが、ひとりでもペロッと平らげてしまえるかも、と思えるくらい、食べやすく、喉越しのいい氷です。ただきな粉のかかったお餅が少し固かったかなぁ、という印象も否めなくありませんでしたが、それも全体的に見れば、いい食感のアクセントを計算しての(?)ものかもしれません^^氷を除いては、下記にランクインしたピンスと比べると、そんなに際立った特徴はない気もしますが、個人的に今回食べた中で、一番今時なソウルピンス、というような、じわじわとした流行の気配(?)を感じました^^女子会に、デートに利用したい、おしゃれな雰囲気のカフェ。是非また行きたいカフェのひとつとなりました^^
2位 「Café Coin」の緑茶ピンス
抹茶アイスが4個ものった、見た目にも美しいピンス。トッピングの小豆の入ったお餅に、ピンスの中からひょっこり現れた豆。口にした瞬間、生まれ故郷の豆屋の豆を思い出してしまいました^^さりげない演出がニクイ^^全体的に<甘み×苦味>のバランスがうまく取れていて、また食べたいピンスです。氷も、個人的に好みのタイプの氷ではありませんでしたが、この緑茶ピンスに適した氷だと思います^^店内に入った瞬間から期待感100%で、クラシカルな雰囲気の喫茶店です。都心の喧騒をしばし忘れて、ゆっくりティータイム改め、ピンスタイムを過ごせる空間なのではないでしょうか^^
3位 江南「I have a dream」のワインピンス
「ワインピンス」と聞いた時の、食べたことのないピンスのジャンルへの期待を裏切らないピンスでした!アルコールは苦手なのですが、アルコールの入ったスイーツは好きなので、とても美味しくいただけました^^ワインの味の濃厚な氷に、濃厚なクリームチーズアイスがもうクセになりそう!取材時は赤ワインのピンスでしたが、後日、個人的に白ワインバージョンを食べに行き、こちらも美味!アイスは抹茶で、こちらも美味しかったです!夜の遅い時間帯に行ったにも関わらず、ピンスの器の載ったテーブルをあちらこちらで見かけました。噂通りの人気メニューなんですね^^

●モリー
甘いもの全般大好き。ビールを飲みながらパフェもオッケイの甘党。でも、ヘルシー志向のややこしいタイプ。パッピンスはこれまで積極的には食べてなかったので、今回食べ比べてみてその種類の豊富さや、お店ごとに氷の質感がかなり違うことを知ってビックリ。というわけで、今回我ながらはじめて知ったパッピンスの好みの傾向は、「氷は粗いものより繊細に削られたものが好き。」「人工的な香料、添加物を感じるのはニガテ。」「『自家製』って言葉に弱い」ということ。
1位 弘大「JAKIYA」のミルクピンス
まず、お店の明るくてナチュラル&リラックスな雰囲気から好み。ゆったり落ち着けるお店の方がより美味しく感じられるってものです! 手作りの陶器に丸い丘を重ねるように盛り付けられたピンスは、イスラムのモスクを思わせるデザイン(大げさ?)。器が広口で、混ぜてもこぼれる心配がなく、食べやすかったのも◎。ミルク味がしっかりしていて氷の舌触りも適切!アイスクリームはこくがあって美味しいナチュレだし、あずきも手作り感のあるふっくらやさしいお味。シャバシャバになっても、ずーっとゆっくり食べていたい味のピンス。お店の雰囲気やスタッフさんの印象などからも、総合判断で1位!
2位 江南「I have a dream」の赤ワインピンス
「すんごく美味しいワインピンスがあるよ」と聞き、期待して行ったものを上回る見た目&お味!韓方で使われる薬草や果実漬け込んだ「東洋版サングリア」で氷を作ったというのも、ちょいヘルシー志向な私に響きました。また、赤ワインピンス×自家製チーズアイスクリームの取り合わせは最高!オトナも楽しく味わえる「I have a dream」。お店の雰囲気もかっこいいので、夜、食事の後にお友達を連れて行きたいお店です。
3位 新村「ホミルバッ」のミルクパッピンス
氷とトッピングが別々に出てきたのが新鮮。ミルクでできた氷は、繊細すぎず粗すぎず口に入ったらふわっと溶ける感じがなんとも絶妙。氷の質感は一番好きだったかも。あずきも粒粒のしっかり残った仕上がりが好み。お餅もやわらかくて美味しかったし…量はそんなに多くないけれど、価格も手ごろ。コーヒーショップに行く感覚で、気軽に美味しいピンスが食べられるところが◎
今年のパッピンス特集はいかがでしたか?数年前と比べてみると、着色料を思い起こすカラフルなシロップがかかったものは少なくなり、あずきに抹茶、ミルク味、たっぷりのフルーツやコーヒーなど自然にあるものを使ったヘルシー&シンプルなピンスが増えている印象。ピンス界もウェルビン生活流行の影響があるのかな?!今回の特集で、すっかり韓国のパッピンス文化にとりつかれちゃったナビ。ソウルの夏はこれからが本番。この夏は美味しいピンスを求めて、一人食べ比べを続けちゃおうかな~^^みなさんも夏にソウルへお越しの際は、ぜひいろいろ試してみてくださいね!以上、ソウルナビがお伝えしました。

これまでのパッピンス食べ比べ記事

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-07-15

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