写真で見るソウルの紅葉<2018年 南山編>

少しづつ秋色に色づくソウル。ソウルの中心にありながらたくさんの自然を抱える南山周辺をチェックしてみました。

こんにちは!ソウルナビです。10月に入ってから朝晩気温が10度以下になるようなったソウル。日中は爽やかでとても過ごしやすいのが10月の特徴ですが、1日で10度以上寒暖差があるので、体調崩す人もたくさん見かける時期です。そして秋も深まってきたこの時期、ソウルの木々も色づいてきました。まだ、見ごろにはまだちょっと早いかなという感じですが、ソウルの中心にあり旅行者でも気軽にアクセスできる紅葉スポットということで、南山周辺の見どころをレポートします。
白凡広場からソウルタワーの眺め

白凡広場からソウルタワーの眺め

南山図書館周辺

Nソウルタワーから路線バスで市内に戻るときに、どのバスも一番最初に停車するのが、南山図書館です。周辺は広葉樹の緑も多く、図書館の外にはベンチも多いので、秋の陽だまりの中でゆったりした時間を過ごすことができそうです。この場所から徒歩で20分ほどで緩やかな坂を上ってNソウルタワーに行くことができるため、Nソウルタワー観光の起点になる場所でもあります。
南山図書館、チョン・ヤギョンの銅像前

南山図書館、チョン・ヤギョンの銅像前

南山図書館に向かって左に移動して、階段を上ると石畳の森があります。石畳の歩道に沿って街路樹が並ぶ風景は珍しくないですが、石畳が敷き詰められた広場に森がある風景はとても珍しく、風が吹くと木漏れ日が動き葉のこすれる音でざわつく、とても雰囲気のある場所です。観光客にはあまり知られていない場所で、この場所からさらに上に行く階段を上ると、安重根義士記念館の横に出ます。
南山図書館隣の石畳の森。葉が部分的に黄色に変わっています。

南山図書館隣の石畳の森。葉が部分的に黄色に変わっています。

白凡広場

安重根義士記念館に向かって右側に移動して、見下ろせる開けた場所が白凡広場(ペクポンカンジャン)です。ふもとから移動する場合は、ミレニアム・ソウル・ヒルトンの向かいから階段で城壁に沿って登っていくとアクセスできます。芝が敷き詰められた敷地のところどころに広葉樹があり、色とりどりの秋の景色を楽しむことができます。過ごしやすい気候の週末は地元のレジャー客でにぎわいます。
白凡広場、銅像の周りの広葉樹が紅葉しはじめている

白凡広場、銅像の周りの広葉樹が紅葉しはじめている

ミレニアム・ソウル・ヒルトン前から続く、城壁に沿って登っていくと、その終わりが写真スポットになっています。南山の頂にそびえるNソウルタワーと、天文台(ソウル市教育庁教育研究情報院)の白い建物が調和した絵葉書のような景観はソウルを代表する景色の一つになっています。そこから夕暮れ時に漢江方面を見ると、ビル街の奥に見える町並みが美しく、夜はソウルタワーの夜景が見どころです。
白凡広場内の絶好の写真ポイント

白凡広場内の絶好の写真ポイント

南山北側循環路

南山北側循環路(ナムサンスンファンロ)は南山ケーブルカーの乗り場付近から、国立劇場まで南山の北側をを周回するように山の中に作られた散策路で、春は桜、夏は深緑、秋は紅葉狩りを楽しむことができます。こちらの入り口から入った場合、Nソウルタワーへのバスが停まる、国立劇場の裏手のバス停まで3.3㎞、途中ショートカットできるコースを利用すると2.2㎞で歩ききることができます。
南山ケーブルカー乗り場からすぐの南山北側循環路入口

南山ケーブルカー乗り場からすぐの南山北側循環路入口

南山循環路を歩いていると、何カ所かNソウルタワーへ続く小道があり、南山循環路とNソウルタワーをセットで観光する観光客をたくさん見かけます。もちろん外国人も多く、西洋系、アジア系の観光客がいますが、なぜか日本人観光客は少なく、日本人観光客はNソウルタワーの麓まで行くとようやく見かけるようになります。とても雰囲気のいい散策路なのでちょっと残念に思うナビでした。
よい運動にもなる散策コース。落ち葉が目立ちますが、紅葉の本番はこれから

よい運動にもなる散策コース。落ち葉が目立ちますが、紅葉の本番はこれから

南山北側循環路はコースの途中に何カ所か、街を眺める写真スポットがあり、街と緑が組み合った景観を眺められます。こちらはスタートしてから間もない、明洞から鍾路あたりを見渡す風景。手前の木が色づいているのがわかります。秋が深まればもっと鮮やかになりそうです。
南山北側循環路の見晴らしのいいスポットから明洞方面の眺め

南山北側循環路の見晴らしのいいスポットから明洞方面の眺め

Nソウルタワーを中心に半円で歩いているので、場所によってタワーの見え方が変わるのもポイントです。場所によっては大都市の真ん中にいるはずなのに山深くにいるように錯覚してしまうところもあります。首都でありながら山がちの地形になっているのも、自然と都市が調和するソウルならではの魅力なのかもしれません。
筆洞(ピルトン)付近からのソウルタワーの眺め。

筆洞(ピルトン)付近からのソウルタワーの眺め。

ソウルタワーの麓

北側循環路を歩ききり、バスに乗ってNソウルタワーの麓にやってきました。ここで降りると観光客がグッと増えます。平地よりは高いため、山の木々の色合いも鮮やかになっています。急な坂を上ってNソウルタワーの真下まで行けば、漢江側、景福宮側を見渡せ、紅葉と街の景観を存分に楽しめるはず。一度行った方もリピートしてみてはいかがでしょう?
Nソウルタワーは四季を通じて大人気

Nソウルタワーは四季を通じて大人気

いかがでしょう?南山周辺の紅葉スポットをピックアップしてみました。紅葉の本番はこれからということで、これからソウルに行かれる方は、ソウルの中心にありながら山の紅葉を楽しめる南山に訪れてはいかがでしょうか?ソウルナビでした。

今回訪れたスポット

関連タグ:南山ナムサンNソウルタワー

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2018-10-16

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