北村(プッチョン)の嘉会洞(カフェドン)にある白麟済(ペク・インジェ)家屋は韓国伝統様式に日本と西洋の様式がミックスされた近代韓屋で、1906年から7年の月日をかけて建てられました。白麟済は外科のお医者さんで、韓国で有名な白病院の設立者として知られています。10月末の一般公開を控えてのプレ公開に行ってきました。
サランチェ(男性が使う建物)とアンチェ(女性が使用する建物)が廊下でつながっているのが特徴で、2階建て部分もあります。
アンチェの壁
2階建て部分は倉庫になっていて、こちらの倉庫部屋はイ・ジョンジェやチョン・ジヒョン主演の映画『暗殺』の撮影にも使用されたとのこと。
夏は涼しそうですね。冬はどう過ごしていたのでしょう。
韓屋にはチェサ(祭祀)を行う祠が建てられますがその祠のかわりに建物内にスペースが確保されました。そのスペースにはこのようなステキな座椅子とテーブルがありました。
白麟済は1944年からこの韓屋に住みはじめました。仕事が忙しく出張が多かったそうですが、広い庭を眺めながら寛ぐのを好んでいたそうです。
静寂に包まれた近代韓屋に魅了された秋の一日でした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2015-10-28