梨大駅から坂道に沿って続くディープな壁画村!昔ながらの風景を街歩き!!
こんにちは、ソウルナビです。高層ビルが建ち並び、升の目のようにまっすぐ整備された近代的なソウル。でもソウルにはまだまだ、開発されていないディープな場所が数多く残っているんです。そんなディープなソウルが好き♪ というコアな方もきっと多いはず!今日はそんなディープな街の1つで、昔ながらの街並みに壁画や道路にアートが施され、不思議な雰囲気のある場所としてソウルっ子からも注目されている町、塩里洞(ヨムリドン)のソグムギルを歩いてみましょう。観光地ではない、今も人が住んでいる住宅街をちょっとお散歩!カラフルなアートに昔ながらのソウルの街並みがマッチングした、そんな街並みにさっそく行ってみましょう!
塩里洞ソグムギルとは?
地下鉄2号線イデ(梨大)駅の5番出口から歩いて5分ほどにある塩里洞ソグムギル。小さい路地が入り乱れ、車も入れないほど細い路地が多く、坂道沿いにあるこの町は、かつて犯罪がとても多いエリアとしてソウル市でも頭を悩ませていた場所だったそう。しかし数年前、そんな暗くて犯罪の多い街のイメージを良くし、少しでも犯罪をなくしたい!と街一体となって犯罪反対のアートを壁や道路に飾り、家の壁も明るいイメージの色を塗り、できあがったのが現在のソグムギル。今では昔ながらの風景がソウルの中心に残る貴重な町並みだけではなく、カラフルなアートもあって独特の雰囲気や風景が楽しめるとソウルっ子のお散歩コースとして注目を集めています。また犯罪もほぼなくなり、治安もよくなって街全体のイメージが良くなったとか。
★今回歩いたところがこちら!
ソグムギルを回る前にここは知っておこう!
各所にこういった番号が書かれた地図があります。
ソグムギルへはいろんなアクセスの方法があります。ソグムキルのコースには1番から69番までの番号が数十メートル間隔で表示され、道路上に黄色い点線もあるため、一度コースに入ればぐるっと1周でき、大変わかりやすい!ちなみに一番地下鉄駅に近く、わかりやすい行き方が地下鉄2号線イデ(梨大)駅からのアクセス。ただこの場合、1番目からではなく、46番からのスタートになるけれど、特に1番からこだわる必要なし。ひとまわり、りゆっくり歩いてナビの足で1時間30分!コースは黄色いラインと青いラインの2つに分かれていますが、どちらもまわることができます。
お散歩の風景!
コースの7割が坂道がかなりきつく、階段もへんな作りになっていたり、階段の段差があっていなかったりするので、歩くときは履きなれているスニーカーがオススメ!また足腰がちょっと不安という方は、けっして無理しないことをオススメします。
それでは、ソウルの中心にある不思議な街並み、ソグムギルに行ってみましょう!
■街の雰囲気!
■壁画村らしくカラフルな色使いの壁画。
■道路には迷路などの遊び心いっぱい!
点線が小さい路地に入っていきますが、途中で行き止まりで、また同じ場所へ戻るように・・・、そう高台からのソウルの景色が見える場所へ案内もしてくれる点線!
■街自体がレトロな雰囲気!
現在も営業を続けている美容室や理髪店、文具店。看板などはかなりレトロな雰囲気を醸し出しています!でも、文具店で販売されているおもちゃはいま韓国で大人気の「妖怪ウォッチ」だったり。
いかがでしたか?ソグムギルのコースには数十mに1軒の割合で道路にベルが設置され、ベルを押せば指定された家(ジキムチッ)の住人が出てくる防犯システムがあります。でも実際はベルはお飾りになってしまったほど、今は犯罪がないんだそう!ソウルの中心にこんな町があることに驚き、歩いていくうちに街の魅力にすっかりはまってしまったナビ。アートや壁画だけではなく、高台から見えるソウルの街並みや坂道につながる細い階段、路地などの風景もとっても印象的!オシャレなソウルや便利なソウルもいいけれど、こんな昔ながらのソウルの風景もまた味があります。しかし残念なことに、この町、中心部で進められる再開発の流れに逆らえず、数年後には街全体が消え、マンションになる計画があるとか・・・行ってみたいと思われた方は、是非早いうちに行かれることをオススメします。以上、昔ながらのソウルの街歩きにはまってしまったソウルナビでした。