馬場洞の食い倒れ通りで焼肉を満喫してきました!

値段も味も満足!馬場洞畜産物市場を見物しながら、リピーターも多い食い倒れ通りでおいしい焼肉を食べてきました。

こんにちは!ソウルナビのユンギオンマです。韓国でのメイングルメと言えばやっぱり焼肉ですよね?!最近では価格もリーズナブルで疲労回復やコレステロール低下の効能もあることから豚肉のサムギョッサルが人気ですが、日本の和牛のジューシーさに匹敵するくらい、韓国の韓牛(ハヌ)も実はとっても美味しいんですヨ!街には沢山の韓牛を取り扱う焼肉店が営業されていますが、リピーターも多い馬場洞(マジャンドン)の畜産市場の横にある食い倒れ通りでは新鮮な韓牛肉と沢山のおかずをリーズナブルプライスでいただけちゃうとか!今回のユンギファミリーはおいしいお肉を求めて畜産物市場内を見物しながら焼肉を満喫!さっそくご紹介したいと思います。

◆◇◆簡単に行きやすい地下鉄5号線マジャン(馬場)駅に位置◆◇◆

馬場洞畜産物市場と食い倒れ通り(モクチャコルモク)」は地下鉄5号線のマジャン(馬場)駅の2番出口から徒歩約20分ほどの場所にあります。観光スポットがないエリアだから土地感がいまいちピンときませんでしたが、実は地下鉄2・5号線、中央線・盆唐線の乗り換え駅で連結するショッピングセンターBITPLEX(ビットプレックス)がある往十里(ワンシムリ)駅からは1つめの駅。東大門市場からタクシーに乗っても10分程度で到着する、思ったよりも簡単に行ける場所にあるんです。今回、ユンギファミリーは地下鉄5号線を利用してマジャン駅下車し、徒歩で畜産物市場へ。うまくたどりつけるか心配だったけれど、道にあった表示を頼りに無事に着くことができました。
地下鉄5号線の馬場(マチャン)駅の2番出口を出て直進

地下鉄5号線の馬場(マチャン)駅の2番出口を出て直進

左にガソリンスタンドが見えてくると、目の前にも「500m進むと畜産物市場がある」と左側に向いた表示アリ

左にガソリンスタンドが見えてくると、目の前にも「500m進むと畜産物市場がある」と左側に向いた表示アリ

◆◇◆馬場洞畜産物市場の南門からスタート!◆◇◆

進んでいくと大きな馬場洞畜産物市場の南門が見えてきました。門の前まで来ると、肉の絵がついた大きな看板や、店内で水をはじく独特のビニールエプロンをかけたお店の職員が作業をしていて、魚を扱う日本の築地ならぬ肉を扱う韓国の畜産市場を肌で感じることができました(笑)この馬場洞畜産物市場はソウル最大規模の畜産市場で、ソウルのほとんどの焼肉屋はここからお肉を仕入れているそう。1963年頃まで鍾路にあった屠殺場がこの場所に移動し、90年代の終わり頃まであったけれどリニューアルと同時に屠殺場はさらに移転、ここには市場と食い倒れ通りのみが残ったそう。市場内の店舗は1600ほどもあり、東西南北に4つの門があり、焼肉店が連なる食い倒れ通りは北門方面にあります。それでは見物しながら目的地へと進んできましょう~!
市場内に門の表示アリ

市場内に門の表示アリ

北門

北門

ユンギファミリーが訪れたお昼過ぎの時間にはすでに肉をさばく作業が終わっていたようで、作業台には肉のかけらも何もなし。逆に連なっている店先では店員たちがお肉を売ろうと一生懸命通り過ぎるお客さんに声をかけ、とってもにぎやか。沢山のお肉を扱っている少し大きめの店から一角で営業している1人営業の小さなお店までタイプがさまざま。売られているお肉もきちんと包装されて値段が書いてあるものから、量り売りまでさまざま。ちなみにこの市場で売られているお肉をお店に持っていき料金を払えば鉄板レンタルやごはん、パンチャン(おかず)を提供してくれる食堂がいくつかあるそう。でも値段の書いていないお肉を安く買うのはユンギオンマにはとてもリスキー。韓国語と交渉が上手な方は是非チャレンジしてみてくださいね!ユンギファミリーもお腹に空きがあればのちほどチャレンジしてみたいと思います。
市場で買ったお肉を焼いて食べれる食堂がいくつかあります。

市場で買ったお肉を焼いて食べれる食堂がいくつかあります。

ここでは焼肉用の切り身だけでなく、無造作に置かれた数々の内臓、脚、丸太のように置かれたタン(舌)など街の肉屋ではまず見られない、ディープなものがいっぱい売られていましす。テジモリ(豚の頭)ならぬソモリ(牛の頭)まで販売されているのを見ると、さすがのユンギオンマも目が点。食前後に見て気分が悪くなりそうな方は畜産市場をスルーすることをオススメします(笑)また、日本人が多く訪れる焼肉店をのぞき、韓国の肉屋や焼肉店ではあまり取り扱っていない部位といえば牛タン(舌)。牛タンが恋しくなる時ありますが、値段も安いこちらなら市場でタンの表面の皮を取り除いてもらい、自分でカットすれば牛タン焼肉を自宅で食べることができますヨ!次回はクーラーバッグを持参し自宅で牛タン焼肉を楽しんでみたい!。

◆◇◆食い倒れ通りに到着!食べる前にお店チェック!◆◇◆

北門を通過し、やっとお目当ての食い倒れ通りの前まで到着!外観を見るとさすが40年以上もの長い営業を続けているだけに、風が吹いたらつぶれてしまいそうな古めかしい建物のお店がいっぱい。食い倒れ通りメインから1本横にある通りでも新しくできた焼肉店が数軒営業していて、あまりのお店の多さにどこで食べるか迷ってしまう・・・お店の混み具合と値段を見ながら、どこにするかじっくりと考えてながらまわってみましょう。
初馬場洞で焼肉だから、今回はおいしいと評判も確かのお店で食べることに決定。食い倒れ通りに入ると100mくらいの距離に20は越えるであろうお店が所狭しと並んでいます。看板を見ると「おいしい焼肉」との誘惑的な日本語もあり、通るたびに店員さんが「いかがですか~。」と声をかけてきます。夜の食事時間に向けて一生懸命お肉を切っている店員たちを横目にしながら、一度奥の最終地点まで行き、どこにするかを落ち着いて協議することに。

◆◇◆「忠清道チッ」で焼肉に挑戦!◆◇◆


地方の名前が多いお店の中から、ユンギファミリーと一番縁の深い地名「忠清道チッ」で今回は焼肉を楽しんでみることに。店の中に入るとテーブル席とオンドル席の2種類があるので、寒い冬や子連れの場合はオンドル席を利用すると便利。幸か不幸かこの時間、ユンギはお昼寝タイムでベビーカーでスヤスヤ。入口にいるアジュンマが見てくれるというので、2人オンドル席でゆっくりと食べることに。
ここでは国産の一般牛肉とプレミア級の韓牛の2種類が楽しめます。メニューは街の焼肉屋よりも数倍種類が豊富で、脂身が多いお肉が好きな方にはトゥシム(ロース肉)、脂抑え目の赤身だけどジューシーなハラミなど、好みに合わせてオーダーが可能。また壁には韓国語だけでなく、英語と日本語メニューも。ちょっと理解に苦しむ日本語訳もありますが、分からない時は、どの部位なのか身振り手振りで聞いてみましょう。そしてメニュー表の価格は据え置きですが、グラム数が若干減ったとのこと。でも遠方から来てくれたお客様には感謝のお返しに少し多めに盛りつけて持ってきてくれるとか。これは楽しみ!
ちょっと不思議な日本語訳のメニュー表

ちょっと不思議な日本語訳のメニュー表

お肉を注文する前からサンチュ・キムチ・パンチャン(おかず)・生野菜などがテーブルいっぱいに置かれます。それだけではなく、無料で生レバー・センマイ・チレの3種類の新鮮な内臓刺身と、牛肉をベースとした澄んだスープも付いてくるのが特徴。正直内臓系は苦手なユンギオンマでしたが、こちらで食べてみると新鮮なだけに臭みがなく、おいしい!スープもコクがありながらもさっぱりしていて、お肉を食べる前に全部飲みほしてしまっても負担にならないくらいほど。生野菜の中にはあまり生で食べないさつまいもがありましたが、シャリシャリする食感と噛めば噛むほど出てくる甘みが結構クセに。
ジューシーなコットゥシム(霜降りロース肉)もいいけど、今回はなかなか食べる機会のないトシサル(アバラ下の肉)を注文。普通だったら薄くカットされてチョビチョビと盛られたお皿がやってきますが、さすがマジャンドン、ここでは1つ1つが肉厚のまま、お皿いっぱいに盛られています。冷凍とは違って艶があって鮮やかな赤色のお肉。これはきっと焼いてもおいしいに間違いなし!満足と期待で胸がふくらみます。
お肉のオーダーが終わると、お店の外から炭火を持ってきてくれます。最近は文化も発展してガスコンロでもおいしくお肉が焼けますが、やっぱり炭で油を落としながらじっくり焼くとおいしさが違いますよネ?!運ばれてきたお肉の横についている白い四角い物体は脂身。鉄板が暖かくなる前に1度、焼いて焦げ目がついた時に拭ふき取ると、お肉に鉄板の焦げ目がつかなくてさらにおいしくいただけるんです。網に焦げが張り付いて鉄板を変えるよりもよっぽど合理的?
とうとうお肉が焼けました!豚肉ならきちんと中まで焼いて食べなければいけませんが、新鮮な牛肉なので多少レア状態で食べてもOK。1枚目は素材の味を生かしてゴマ油と塩コショウにつけていただきます。ああ、やわらかくてジューシー!赤身なのに適度な脂分がにじみでて、臭みもなくとっても美味。普段口にしている冷凍の輸入牛肉がどれだけ臭みがあって質が良くないか思い知らされたユンギオンマ。次にたまねぎとねぎが入ったヤンニョムにつけて試食。やっぱり一番の食べ方ベストはお味噌のサムジャンをつけてサンチュで巻いて食べること。あまりにも美味しすぎ!この幸福な時間がいつまでも続いてほしいと思ってしまうひととき(笑)

◆◇◆うれしいサービスとシメの食事◆◇◆


脂身で鉄板を綺麗にしながら肉を焼き、そろそろ終わりに近づくころ。お店からサービスでテンジャンチゲ(お味噌汁)とチャドルバギ(あばら肉の薄切り)が。はじめは「お肉もお替わりいけちゃう?!」なんて思っていましたが、実際食べてみると充分な量で満足していた時に、サプライズのお肉のサービスを受けて感動。お味噌汁は家庭で作られるタイプで若干苦く薄味でしたが、具のお豆腐やお野菜を楽しみました。
チャドルバギ(アバラ肉の薄切り)とテンジャンチゲ(味噌汁) チャドルバギ(アバラ肉の薄切り)とテンジャンチゲ(味噌汁)

チャドルバギ(アバラ肉の薄切り)とテンジャンチゲ(味噌汁)

お皿からどんどん赤色が消え、最後のお肉を一気に焼いていきます。

サービスのテンジャンチゲがあるからごはんもいいけれど、やっぱり焼肉のシメといえば冷麵!最近ではお肉を冷麵に巻きつけて食べるとさらにおいしくなるとのウワサを聞き、ユンギファミリーも実行。焼きたてのアツアツカリカリのチャドルバギやジューシーなトシサルと冷たくてプルプルした麺が一緒に口の中に入った瞬間は、確かに新鮮な食感と味!美味しかったです。
いかがでしたか?余裕があればさらに市場でお肉を買って食べ比べしようかと思いましたが、とてもおなかがいっぱいで無理でした・・・今回はユンギが寝てしまったからおいしいお肉を食べさせてあげることができなかったし、質も良く量が沢山あるお肉にとても満足したので、時間があるときに是非もう一度来てみようと思います。皆さんもマジャンドンでおいしくて幸せな焼肉タイムを是非味わってみてくださいね!以上、ソウルナビのユンギオンマがお伝えしました~

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-10-30

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