釜山市民の歴史、文化、生活を学びながら歩く、路地の旅!
こんにちは、プサンナビです。山に囲まれた港町、釜山。観光の途中、山を見上げると山肌にたくさんの家屋が並んでいる光景をを目にすることができます。そんな家屋が並ぶ集落の1つが、釜山駅から山側に広がる町・草梁(チョリャン)。釜山市は「ルネサンスプロジェクト」としてここに「イバグキル(物語の道)」を整備。釜山駅からもほど近いため、列車の待ち時間の間に訪れる観光客も多く、多い日には一日に千人もの観光客が訪れるなど、今では列車に乗る人の立ち寄り必須コースと言っても過言ではないほど人気スポットになっています。それはあの「釜山のマチュピチュ」として有名になった甘川芸術村をしのぐ勢い!それでは「草梁イバグギル(物語の道)」について、一緒に歩いてみましょう~
草梁イバグキルとは?
「イバグキル」は道のあちこちに物語が隠れていて、見る人を飽きさせないという意味からこの名がつけられました。ちなみに「イバグ」とは慶尚道の方言で「話」という意味で、とっても釜山らしい名前!この「イバグキル」は釜山駅から約1.5キロ、約2時間の散策コース。このあたりは朝鮮戦争の際、北朝鮮から逃げてきた避難民が住居を求めて集落を作り、家屋を建てたところ。2011年、釜山市がすすめる都市再生プロジェクトの1つとして、歴史・文化・景観などの地域資源を活用した新しい観光名所「イバグキル(物語の道)」が誕生しました。
草梁イバグギル(物語の道)へのアクセス!
釜山駅から大通りを隔てた向かい側に総合案内の看板があります。そこから山側へと向かう通りが 「草梁イバグキル」!地下鉄1号線のプサンヨッ(釜山駅)からすぐなので、南浦洞方面からも西面方面からでも地下鉄1号線で簡単にアクセスすることが出来ます。
釜山駅からこの大通りの向こう側からスタート!
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ARITAUMの前に案内看板がありますよ!
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草梁イバグキルを歩いてみよう!
「イバグキル」は釜山駅前からスタートし、総合体験センター「カコマック」までの約1.5キロの散策コース。歩き始めるとすぐ釜山市の近代建造物に指定された建物や庶民の生活空間などが広がり、まるで博物館を散策しているような風景が。路地のあちこちに隠れている「物語」を探しながら進みましょう!
路地に入って80m先に昔の百済病院が見えてきます。2012年7月、ここは釜山市近代建造物に指定されました。釜山最初の近代式個人総合病院で、釜山近代史の時代的流れを象徴する建物。現在も事務室などとして利用されています。
草梁小学校から150m先に「168階段」が見えてきます。その名の通り、こちらは168段ある階段。下から眺めるだけでも息が切れてしまいそうですが、登りきった後には釜山港が目に飛び込んで来る絶景が待っている!階段を登りながら、歴史や暮らしてきた人々の生活を肌で感じてみましょう!
168階段の途中でちょっとブレイクタイム!コーヒーや飲料水などを販売するキム・ミンブ展望台に寄ってみます。
さらに168階段を登り、イバグ工作所(生活資料館)へ。ここからすぐのバス停から南浦洞や海雲台行のバスが出ています。
バスの番号:190(南浦洞方面行き)/38(海雲台方面行き)/86(西面方面行き)/86(西部バスターミナル行き)
いかがでしたか? 旅行期間に余裕がある方、または歴史に興味のある方、釜山が大好きでもっと知りたい方は、是非この通りを歩いて、「物語」を探してみてください!ちなみにこのあたりは現在も住居として利用する人も多いので、夜の観光を避けて、日中に散策されることをオススメします。以上、「草梁イバグキル」からプサンナビがお送りしました。