釜山のバス

釜山のバスはどうなってるの?

韓国のバス路線はかなり複雑で、初心者の旅行者が乗りこなすのはかなり難しくなっています。地下鉄が3号線まで走っている釜山ですが、市民の間で日常よく利用されているのが地下鉄よりもバスになっています。網目のように釜山市内を走っているバスなので、乗りこなせれば、釜山市内どこへでもバスで利用できるとても便利な交通手段です。また、地下鉄も走っている路線でも、バスのほうが時間短縮でアクセスすることも可能なこともあり、ぜひチャレンジして欲しい交通手段となっています。

釜山のバス

冒頭でも述べたように、釜山のバスを乗りこなすには初心者にはちょっと厳しくなっています。その理由に、バスの行き先やアナウンス、またバス停の表示などがすべて韓国語になっているからです。また、そのアナウンスもたまにずれてしまっていたりと、いつもその路線を乗っていたり、風景を分かっている方でないと、ついつい間違ってしまうような形態になっています。また、釜山市内を走るバスは、一般バスと座席バス、そして深夜バス、マウルバスの4つ分けられています。運賃もバスの形態によって変わってきます。

・一般バス

釜山市内を走るバスの大半はこの一般バスに入ります。バスの色が青やオレンジになっています。前から乗って、乗った際にお金を支払うようになっています。ハナロカードでの支払いの場合も、乗った瞬間に指定のパネルに当てて支払います。バスの前方は、シルバーシートなどに指定されています。

・マウルバス

一般バスよりも小型のバスで、ルートも一般バスや座席バスに比べて、狭い地域をくるくると循環しているバスを言います。主に、住宅地を回っているバスなので、観光客が乗ることはほとんどないかもしれません。マウルバスも乗車時に料金を払うようになります。

バスの運賃

バスの運賃は、距離で決められているのではなく、バスの形態で決まります。一般バスは、1000ウォン(ハナロカード950ウォン)、座席バスは1500ウォン(ハナロカード1400ウォン)、深夜バスは1800ウォン、マウルバスは750ウォン(ハナロカード690ウォン)。バス料金の支払いは、乗車時に運転手さんの脇にある料金箱にお金を入れて乗車します。ハナロカードの場合にも、この箱に着いているパネルに当てて乗車しましょう。


釜山のバスの乗車時の際の注意

釜山のバスを日本人観光客が乗りこなすのはとても難しいのですが、それには理由がいくつかあります。先ほど、アナウンスやバス停の表示は韓国語だけといいましたが、それに加えて、バス停の前にバスがしっかりと止まりません。バス停の近くに乗りたい番号のバスが着たら、走ってバスに行きましょう。そうすることで、そのバスに乗るという意思表示が運転手につながり、バスが止まってくれます。また、バスに乗るときは、バスの前から乗りますが、バスから下車するときは、バスの中間にある入り口と前の入り口から降りることができます。日本のように、バスの停車の前になったら、徐々にバスの速度を抑えて止まるのではないので、降りたい場所に近づいてきたら、入り口の近くにスタンバイしておきましょう。また、乗車時には、入り口から出る際に、バイクなどが走ってこないか、注意してドアから出て行くようにすることも頭に入れておく必要があります。

ハナロカードでバスの乗換えが便利

ハナロカードを利用することで、バスとバス、バスと地下鉄の乗り換えが便利にお得になっています。

・バスとバスの乗り換え

バス⇔バス乗り換え時は初乗りの料金だけで2回目は無料。ただし、降車後30分以内のみ適用されますが、下車時にハナロカードのパネルにかざし、下車することをお忘れなく!

・バスと地下鉄の乗り換え

バス⇔地下鉄乗り換え時は、200ウォン追加で乗り換え可能。バス料金+200ウォン、または地下鉄料金+200ウォンの価格で乗り換え可能。ただし、こちらも降車後30分以内のみ適用。

・3回の乗り換えまで割引制度適用

3回の乗り換えまで割引制度適用になります。たとえば、バス→バス→地下鉄と3回乗り換えした場合、料金は、初乗りのバス料金+乗り換えのバス無料+地下鉄乗り換え時割引料金200ウォンの料金になります。

・バスの形態が違う場合の乗り換え

一般バス、深夜バス、座席バスを利用した場合は、一番高い料金が基本料金と適用されます。たとえば、一般バス→座席バスを利用した金額は、一般バス950ウォン、座席バス1400ウォンなので、基本料金は1400ウォンとなります。

バスの利用は観光客には難しいですが、釜山の雰囲気や街の様子を見ながら移動できるので、旅の思い出にはもってこいの交通手段です。安く、そして早く移動できるのも魅力的ですよね!以上、プサンナビがお送りしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-11-20

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