韓国の薬「韓薬・ハニャク」

韓薬について徹底リポート!

こんにちは~、プサンナビです。 釜山の街を歩いていると、時々「何このにおい?!」と思う店があります。 そこには「ハニャク(韓薬)」の文字が・・・ 今回は、私が義母に進められて処方してもらった韓薬についてリポートします。

韓薬は、西洋の薬と区別して韓国の薬という意味で用いられるようで、日本語なら「漢方薬」が近い言葉かもしれません。 この韓薬は、産後の体調回復、滋養強壮など色々な目的のために飲まれています。 私の場合は、仕事、育児、家事などで多忙な毎日を送っているので、義母が体を気遣って飲むことを進めてくれました。
今まで私は3回くらい韓薬を飲んだことがありますが、「マイ韓薬」を処方してもらう手順は以下のとおりです。

① 韓医院へ行き、体を調べてもらう(私の経験では、半裸で全身に赤外線を当てる方法と、ベッドにうつぶせになって先生に触診してもらう方法がありました。)
② 問診(上記①の結果をもとに、痛いところや治したいところはないか先生と話します。)
③ 別の部屋のベッドに横になり、何箇所かに鍼をうちつつ、温める(?)必要があるところは、ライト(?)で温める。(初めは痛いかとビクビクしましたが、見た目より痛くありませんでした)。このベッドは、写真ではわかりませんが、オンドル(床暖房)のようになっており温かくてついつい居眠りをしてしまいそうになりました。
④ お金を払って家に帰る。

⑤1週間ほどで宅急便で私のために処方された「マイ韓薬」が家に届く。

⑥ 中に入っている説明書を読んで、それにしたがって飲む。

私は上記の②で、①の結果、「小腸が冷えていて弱っている」「疲れ気味」といわれました。そのため、新陳代謝を促し、体を温める韓薬を50パック処方されました。 飲むときはパックを温め、隅を切ってストローをさして飲んでもいいし、マグカップなどに移して飲んでもOKです。 マグカップなどに移すと、色が黒いのでパッと見、コーヒーのようでもあります。韓薬が入っているパックはいろいろなデザインがあり、毎回違いました。そして説明書きには「食前30分または食後一時間後に1日3回温めて飲むこと」「夜8時以降はできるだけ飲まないこと」「油っこいものは食べないこと」「刺身、イカ、冷たい食べ物や飲み物は避けること」と書いてありました。 また、今まで3回の中で2回目には韓薬で作った巨大な錠剤が一緒に処方されていて「夜8時から9時ごろの間に1錠ずつお湯と一緒にかじりながら飲むこと」とありました。 液体の韓薬は知っていたのですが、錠剤を見たことはなかったのでその大きさと、においの強烈さと金箔で包まれていることにびっくりでした。
今回、私の場合は、「小腸が冷えていて弱っている」「疲れ気味」という診断でしたが、体のどこかが痛いなどの自覚症状がなかったため、韓薬を飲んでも即効性は感じられませんでした。しかし、韓薬と強烈な(?)錠剤のおかげか、疲労回復には効果があったようです。 初めは「うっ!なんだこの臭いは?! こんなの飲むの~?」と思って、できるだけ早く飲んでしまおうと毎回一気飲みをしていました。しかし、3回目にもなると、慣れたもので、今では特に何も思わず普通に飲んでいます。以上、プサンナビがお送りしました。




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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-08-28

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