釜山で海水浴!

釜山の夏はやっぱり海!ニューかめりあに乗って憧れの海雲台ビーチで海水浴やっちゃいました!

アンニョンハセヨ、デューク松本です。一年中いろんな顔がある釜山ですが、僕が一番好きなのは真夏、灼熱のビーチです。釜山は毎年夏休みになると韓国中から海水浴を求めて民族大移動、普段の何倍もの人口が押し寄せ、とっても賑わいます。そしてなんといっても開放的な街の雰囲気。ビーチにはビキニギャルで溢れ、ナイトライフもいつも以上に盛り上がります。僕自身も過去何度か釜山で夏を楽しみましたが、特にビーチの様相は日本とはちと違います。とはいっても、決してハードルが高いわけではありません。日本では躊躇してた肌の露出もここは海外、心のガードルを脱ぎ捨てて夏を謳歌しよう!というわけで、今回は釜山海水浴のメッカ<海雲台ビーチ>で海水浴を実践することを目論み、ニューかめりあに乗り込んで釜山へ上陸しました?!ルポです。
★同行者紹介:ピギーさん
年齢28才。福岡市在住のOLさんであるピギーさんは、今年はまだ大好きな海水浴に行ってません。2日間という短いお盆休みを使って海外旅行と海水浴をいっぺんに楽しもう!という僕のプランに賛同し、同行することになりました。ちなみに釜山歴は過去1回、慶州旅行のついでに立ち寄っただけ。韓国語はじめ外国語は一切話せないんだとか。また、大の焼肉好きでもあります。

1日目

まず、博多港国際ターミナルに集合です。この日の福岡は快晴、幸先よろしいようで。今回の利用はニューかめりあ。博多?釜山間を5時間半かけてゆったりと船旅が楽しめることで有名ですよね。1階カウンターで手続きを済まし、2階の通関で出国のスタンプを押してもらい、いざ乗船。同船で釜山に行くのが初めてのピギーさんはその大きさに興奮気味。部屋に荷物を置き早速デッキへ。いざ出航!
博多の街が姿を消したころ、レストランへおもむきまずは腹ごしらえ。スパゲッティを嗜み、コーヒーブレイク。全てが順調と思われましたが、対馬を横切る頃に空には不穏な雲が。すると間もなく、大粒な雨が降ってきました。後から知りましたが、実は釜山方面はこの日雨だったのです。しかも、梅雨並みにジトジトした日々が続いていたんだとか。この時、日本列島は連日記録的な猛暑に見舞われていたので、近隣の釜山も夏日が続いているだろうとたかをくくってしまい、思わぬ誤算です。
釜山港国際ターミナルに着いた午後6時も、普段のこの時期ならまだまだ日が上がってるのですが、外は薄暗く雨がジトジト。いったい海水浴は大丈夫?
釜山港からタクシーで海雲台へ移動、ホテルにチェックインして作戦会議します。現地の予報では明日も雨、最悪な事態を想定して話し合います。しかし、こればかりは運を天に任せるしか仕方がありません。オー、ジーザス。結局、気を取り直して海雲台の夜を満喫することになりました。まずはディナー。地下鉄・海雲台駅の隣りの中洞駅近くの焼肉屋「シンシガーデン」で韓牛と韓豚の焼肉をお腹いっぱい舌包み。アフターで、外国人が集まることで知られるダルマジのバー「Star Face」でビールジョッキ片手に国際交流。そのまま海雲台に新しくできたクラブ「Neo」へなだれ込み夜中までダンシング?!一夜で海雲台の夏を一気に満喫しましたとさ。おしまい。

2日目

…となるはずでしたが、次の日、起きてみるとなんと空は快晴!雨ならばグルメとショッピングを楽しんで夕方乗船しようと諦めていただけに、なんともラッキーです。昼食を海雲台名物「ハンギョンミョノッ」で冷麺をペロッと食し、いざビーチへ!
すでにホテルはチェックアウトを済まし、荷物はフロントに預けてあります。僕はTシャツに水着、ピギーさんはワンピースの下に水着を着て、海雲台駅からビーチに続く道をまっすぐに進みます。駅から海水浴客でごった返し、気分を盛り上げます。道の両脇には色んな商店や出店が賑わいに色を添えます。釜山の夏も日差しはジリジリ、そこにピギーさんはいいものを発見、おしゃれな麦わら帽子を2000ウォン、サングラスを5000ウォンで購入、早速活用します。
10分ぐらい直進するとビーチ沿いの施設が見えてきました。正面は「釜山アクアリウム」です。そこまで到達すると、眼下はビーチが広がります。見渡す限りビーチパラソルと人、人、人。波打ち際には帯状に人の群れが歓声を上げ、沖にはビーチパトロールであろうジェットスキーが行き交い、空を見上げると宣伝用の飛行船が悠々と飛んでいます。もちろん、ビキニギャルもいっぱい!
まずは陣地を確保しよう。予備知識として、釜山のビーチには「海の家」がありません。もちろん自前でマットやビーチパラソルを持ち込むこともできるのですが、日本からもって行くのはなにかと大変。なのでおすすめは現地でレンタルすること。相場はビーチパラソル+ビーチマットで5000ウォン、プラス、ビーチチェア1脚5000ウォン(ただし、たいがいペアでのレンタルなので2脚1組10000ウォンと考えよう)、あと大っきな浮き輪ひとつ5000ウォン。そう、なんでも5000ウォンなんです。
この日はビーチパラソルを見た感じどこも満杯状態。しばらくビーチ沿いを歩いていると「いい席あるよ」とおじさんが声を掛けてきました。誘われるまま下見すると、ビーチ最前列、見渡し良好です。即決し、荷物を置いて服を脱ぎ、いざ海へ飛び込め?!
福岡に比べると水が冷たーい。それでもすぐに慣れました。この日は軽くサーフィンできるぐらい波が高かったので、それと戯れていても楽しいし、浮き輪に腰だけ沈めてプカプカ浮かぶのもまた楽し。沖を見渡すとバナナボートが楽しげに行き交います。しばらくすると友人のベン君とユウジンさん夫婦がやってきて合流。ワイワイ盛り上がりましたとさ。
※ 注意:規制があって海開きシーズンは海雲台ビーチではサーフィンできません。
泳ぎ疲れたので、ビーチチェアに寝転びのんびりします。周りを見渡すとサンオイルを塗って日光浴をしたり、グループで囲んで食事をしたり、一人静かに読書をしたりと楽しみ方も個々思いのまま。その合間を抜け、物売りのおじさんやおばさんがチキンの唐揚げやビールやらを売ってきます。ピギーさんは喉がカラカラなので缶ビールを注文、グビッと飲み干し気分爽快です!
※今年から海雲台ビーチは全面禁煙になりました。でも、喫煙してる人はボチボチいましたが…。
夕方4時を回り、帰り支度をはじめます。海はまだまだ大賑わいなのですが、帰りの船の乗船が夜7時なので、早目に引き上げるとします。さよなら海雲台ビーチ。ビーチから上がるとどうしても足に付いた砂を落としたくなります。あたりを捜索すると2カ所水道が開放されているところがありました。ひとつがビーチ沿いに建つ「パラダイス・ホテル」の本館と新館の間にある通路。一応「ホテル利用者専用」と看板に書いてありましたが、ほぼ公共の足洗い場となっていました。でも、水圧がイマイチ。2つめは行きに歩いてきた、釜山アクアリウムから海雲台駅へ延びる路上の中頃。ここは噴水状になっていて、見た目も涼しげですが、足洗いには最適です。
僕らはここで足に付いた砂を落とし、駅まで出店を観察しながら散策します。ピギーさんは小腹が空いたらしく、屋台の天ぷらとおでんに手が伸びました。帰りに海雲台名物「2500ウォン・クッパッ」に連れて行こうと思っていたのに、それまで我慢できなかったのか。まあ、屋台料理も韓国名物ですもんね。その後、ピギーさんは別の出店でデザートにヤシの実ジュースを飲んで満足顔でした。
海雲駅に着いたら地下鉄に乗り、お隣り中洞駅に隣接するショッピングセンター「Eマート」へ。1階の化粧品売り場と地下の食料品売り場でお土産を買い込み、タクシーでホテル経由(荷物の引き取り)の釜山港国際ターミナルへ一路向かいます。
釜山港到着後、ニューかめりあに乗り込むのですが、みなさんお気付きですか?僕らはまだこの時点でシャワーを浴びてないのです。現在のピギーさんは海から上がってそのまま水着の上からワンピースを羽織っているだけ。今から一晩かけての博多への航路、気持ち悪くない?とお思いでしょうが、それが大丈夫なんです。ニューかめりあには大浴場が完備されていて、誰でも自由に利用できるのです。そそくさと乗船して部屋に荷物を置いたピギーさんは、早速大浴場に向かい、海水浴と旅の疲れを洗いきれーに流していました。
入浴が終わる頃には日が沈み、きらびやかな釜山の夜景が船を包みます。僕らはオシャレをしてディナーに臨みます。ピギーさんはシックに黒のドレスで決めました。窓からの眺めもいい感じ。メニューを手にあれこれ迷ったあげくオーダーしたのは牛サーロインステーキセット(2000円)と赤ワイン(豪ミラブッカ・シラーズカベルネ、750ml/1500円)、それと食前酒として生ビール(500円)を1杯。ステーキはレア・ミディアム・ウェルダンから焼き具合が選べます。さすがレストラン、船上と言えども手抜きはないんですね。
まずはビールでカンパーイ!あー、ウマい!海上がり&旅の終わりのこの一杯はたまりません。しばらくするとスープ、サラダ、そしてワインが運ばれてきました。うーん、ワインもなかなかなものです。そしてメインディッシュのステーキがいよいよ登場。ワォ、なんとお肉の大きいこと、大きいこと!早速ナイフを入れると、ステーキ中にはしたたるような肉汁が...。それを口に運びます。ウマい!昨日食べた韓国焼肉とは違う、王道的なステーキの旨味が口一杯に広がります。そして、ワインも相性がグー!肉の旨味を引き立てます。窓の外を見るとまだ釜山の夜景が...。至極のひとときです。
ディナーを終え、残ったワインを持って甲板デッキに夜景を眺めにいきました。ピギーさん曰く「すごい素敵!こんな贅沢な体験ははじめてだわ。地上じゃできないしね。もし好きな人とこんなことできたら、私どうにでもしてってかんじ(笑)!」。しばらくすると、ニューかめりあは釜山港を出航。遠ざかる夜景。さらば、釜山。

3日目

下船準備のアナウンスに目を覚ますと、ニューかめりあはもう博多湾に係留されてました。午前8時、入国審査を済ませ待ち合わせ場所だった博多港国際ターミナルの前に到着です。ここで解散。満面の笑みのピギーさんはターミナル構内にある西鉄バスのバス停から職場に直行、定時に出勤するのでした。おつかれさまでした!
いかがでしたか?ほぼ2泊2日の強行スケジュールながら、本来の目的である海雲台ビーチでの海水浴も果たせたし、おまけに釜山のグルメやナイトライフ、ショッピングを楽しんだ挙句にクルージング旅行まで満喫した超充実の小旅行でした。日本でも海水浴をするなら長時間かかりがち。しかも家に戻るとグッタリしたりしませんか?そんなあなた、短い時間で海水浴と海外旅行を楽しみながら、リフレッシュして帰れる今回のプランはいかがでしょうか。以上、デューク松本お届けしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-08-24

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