第44回鎮海軍港祭り【2006年】

桜花乱舞!韓国最大の桜祭りの事前情報!

アニョンハセヨ、プサンナビです。釜山でも体感気温がマイナス10度なんて日もあったくらい、今年の釜山の冬は本当に寒かったぁ~。その寒かった冬ともいよいよおさらば!!3月に入り、釜山の最高気温は10度を超える日も多く、春はもう目の前までやってきている様子。春の訪れを知らせる花の開花情報も連日のニュースを賑わせています。その中でも、やっぱり注目したいのは、桜。韓国でも日本と同じように、桜を楽しめるスポットがいくつかありますが、最大の桜祭りといえば、40年以上もの歴史を誇る、釜山のお隣、鎮海(チネ)市で開催される軍港祭!!鎮海市は釜山から車で小1時間のところにあり、最近は日本でもこの桜祭りについて少しずつですが、知られるようになり、毎年訪れる日本人観光客も増えつつあるんです。ということで、2006年度、第44回鎮海の軍港祭(クナンジェ)についてお伝えします。

鎮海の軍港祭
鎮海はその昔、旧日本軍の海軍基地として栄えた街。その当時、鎮海港は日本人によって多くの桜が植えられ、観光&憩いの場となっていましたが、終戦後、日本の国花とされる桜をタブーとする風潮からほとんどの桜が切り倒されました。その後、1962年、韓国の植物学者により鎮海に植えられた桜のうちもっとも多かった王桜(ワンボッコ)の原生地が、日本ではなく済州島だったと明らかにされると、人々の認識も変わり、再び植樹する運動が始まりました。今では鎮海市全体で約22万本の桜が植えられています。お祭りの由来は、1952年4月13日に韓国で始めて忠武公李舜臣将軍の銅像を立てて、追悼祭を行ったことがきっかけで、桜と共に祭りに発展したと言われています。その22万本の桜が咲き乱れる3月下旬から4月初旬に、鎮海では毎年10日間に渡ってか軍港祭を開きます。1963年からスタートしたこのお祭りは、今では半島に大渋滞を引き起こす春の風物詩となり、全国からお花見をしに来る人たちで賑わいます。開催期間中は、鎮海市の各地で様々なイベントが行われますので、行かれる日にどんなイベントがあるかチェックして、出かけて見てくださいね!
開催期間:2006年3月31日(金)~4月9日(日)
開催場所: 鎮海市内各地

※韓国ではお花見といえば散歩したり写真を撮ったりするのがメイン。日本のように桜の下で宴会をする習慣はありません。環境保護の観点から、宴会をしたら条例により罰せられることもあるのでご注意下さい。

<第43回鎮海軍港祭の主要プログラム>

3月31日(日)
4月1日(土)
4月2日(日)
4月3日(月)
4月4日(火)
4月5日(水)
4月6日(木)
4月7日(金)
4月8日(土)
4月9日(日)
鎮海市市内マップ

鎮海市市内マップ

鎮海市へのアクセス
釜山から鎮海へは鉄道とバスの2種類。しかしながら鉄道は乗り換えが必要な上に1日2本、しかも時間も悪いとあってオススメはできません。一方、バスは老浦洞の総合バスターミナル、及び西部市外バスターミナルから直行路線があります。ちなみに期間中に鎮海に向かうと、鎮海のメイン会場、中園ロータリーで降ろしてくれます。
鎮海市の主な桜の名所

鎮海市の主な桜の名所

日本でも桜を楽しめますが、鎮海市のように22万本の桜をいっぺんに見れるところはそうないんではないでしょうか?この時期、釜山にいらっしゃる方は、ちょっと足を伸ばして、お隣の鎮海市まで桜を見に出かけてはいかがでしょうか?以上、プサンナビがお送りしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-03-13

ページTOPへ▲

関連記事

鎮海軍港祭り (4月)

鎮海軍港祭り (4月)

50年以上の歴史を持つ、韓国最大の桜祭り!釜山近郊でショーットトリップ観光がオススメ!

その他の記事を見る