結婚記念はアルバムに!パート2

新婚カップルに欠かせない結婚記念のアルバム作り!!

アンニョンハセヨ、プサンナビです。韓国で結婚するときに欠かせないイベントは、もちろん結婚式。しかし、韓国では、結婚式の前にもう一つ、大事なイベントがあるんです。それは、アルバム作り。アルバム作りとは、日本で言う前撮りのようなものをもう少し豪華にしたもので、結婚式の1~2ヶ月前に行われます。旅行で訪れたとき、海雲台(ヘウンデ)などの景色が綺麗な名所で、このような写真撮影の光景をみかけたことがある方もいるんではないでしょうか?室内でも撮影されますが、景色が綺麗な場所や二人の思い出の場所などなど室外での撮影もされるんです。そんな一生に一度の大イベント「結婚」」に花を添えるアルバム作りの裏側をレポートしてきました。
アルバム作り
10数年前に台湾で流行っていた結婚アルバム作りが韓国に入ってきて、今では、結婚するほとんどのカップルが行う婚礼のプロセスの一つとなりました。お値段の方は、お願いする写真館によっても変わってきますが、大体100万ウォンくらいが平均の価格のようです。このお値段で、プロにメークをしてもらい、これまたプロのカメラマンに写真を取ってもらい、普段着ることのないゴージャスなドレスを何着も着て、モデルみたいに撮影し、大きなアルバムと額に入った大きな写真が手に入ってしまうのだから、安いですよね?!人生の中でも、若くて綺麗な時期の姿を写真に収めておいて、思い出にするという値段には替えられないくらいの価値もあるんじゃないかな!?とナビは思いましたよ!また、結婚した後、新居に友達、親戚、会社の同僚などを招待してお披露目を行うチプトゥリのどに、このとき作ったアルバムが酒のつまみとなり、女房自慢をする旦那さんなんかもいたりするようですよ!

<お化粧・衣装選び>
今回、ナビのお友達が結婚することになり、アルバム撮影をするということで、プサンナビの取材に協力していただきました。新郎は、在日韓国人の青山さん、新婦は韓国人のクナさん。一日よろしくお願いしま~す。

新婦はお化粧に時間が掛かるということで、朝7時にスタジオ入り。丹念にベースメークから始まり、シャドー、付けまつげはなんと2つをつけ、8時30分にメークは終了。その後、1時間ほど掛けて、ヘアスタイルのセットをし、ドレス選びへ。
今回、お二人がお願いした写真館は、ロッテホテル内にあるイファウェディングというお店。こちらでは、着たいドレスを新婦が選べるシステムになっているのが特徴のようです。写真撮影で基本となる白のドレスをまずは、2つチョイス!5,6回、試着してみて一番気に入ったものを選びます。それから、そのうちの1着を着て、撮影をする機張(キジャン)へ向かいます。このとき笑ってしまったのが、ドレスの中は、ジーンズのまま!!寒い中、撮影をするというので、見えないスカートの中は関係ないんだとか・・・。こんなところが韓国チックですよねぇ!
そうこうしている間に、新郎がスタジオに到着。眠そうな顔で現れた新郎ですが、新婦のかわいいドレス姿を見たら、すっきり目が覚めた様子!新郎もタキシードに着替え、髪をセットしてもらい、完了。新婦のスタジオ入りからここまで、3時間近く経過。
<撮影場所に移動>
全ての準備が出来たら、ここから40分くらい掛けて、撮影場所のある機張へ向かいます。スタジオ側が大きなバンなどを用意して、連れて行ってくれるのかと思いきや、タキシードを着た新郎の車で向かうんだそう。駐車場へ向かう新郎と新婦の姿が、結婚式を逃げ出したカップルのようで、なんだか違った意味で楽しい光景でした。
<野外撮影>
撮影場所へ到着したら、撮影待ちのドレスとタキシード姿のカップルがたくさん!!その光景も不思議ですが、撮影場所の小道具の数々にもびっくり!!人口の池や滝、電話ボックスに自転車、お花のブランコ、ボートと演出するための準備道具に驚きでした。
気温が3度ととっても寒い中、野外での撮影開始。寒い寒いとガタガタ震えていた二人ですが、ポーズを取ってぇ~というカメラマンの一言で、表情が一変、やはりお化粧して、衣装をまとった二人は違いますねぇ~。緊張をした二人に、カメラマンが笑わせたり、ポーズの見本を随一してくれながら、穏やかに撮影が進みます。
途中で、衣装を替え、ヘアースタイルを替え、次々に撮影をしていきます。
<ランチタイム>
ちょうど1時を回ったあたりで、野外撮影は終了。室内撮影に入る前に、ランチタイムとなりましたぁ~。お弁当を持参したりするカップルもいるようですが、お二人は近くの食堂へ行くことに。このとき、カメラマンと御付人の方と一緒に行き、お昼をご馳走するようです。
<室内撮影>
お昼を食べて、午前中までの緊張と野外での寒さから開放され、新たな気持ちで室内撮影へ。室内での撮影は、ちょっと凝ったドレスを着ての撮影となります。新婦が選んだ衣装に合わせ、新郎のタキシードの色も決まるので、新郎側と新婦側の部屋を行ったり来たしながら、衣装替えが行われます。
さすがに撮影も終盤に入ると、慣れてきたのか笑顔を作ったり、ポーズを作ったりする二人にも余裕ができ、テキパキと撮影が進みます。いつの間にか、本物のモデルさんにでもなったような気分になってしまいますよ!
<撮影終了>
気が付けば、すでに外は真っ暗、朝の7時にスタートした撮影が、ちょうど6時を指した頃に終了です。カメラマンのお疲れ様~という言葉で、二人には疲れと安堵の顔が。コチコチに固められたヘアースタイルと衣装を脱ぎ、リラックスした表情で現れたお二人から出た感想は、「もうイヤだぁ~」というコメント(笑)。朝から夜まで本当にご苦労さまでしたぁ~。この後の結婚式も大変だと思いますが、幸せになってくださいねぇ~。
結婚には欠かせないアルバム作り。女性だったら、絶対一度はチャレンジしてみたくなりますよねぇ~。カメラマンやスタジオの方にお話をうがったら、日本からも旅行で来て、こういった写真撮影をしていくカップルがいるんだそうです。韓国へ旅行に来るついでに、一生の思い出をこんな形で作ってみるのもオススメですよぉ~!!以上、もう一度アルバムの撮影をしたいなぁ~と思いつつ、取材をしていたプサンナビがお送りしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-01-17

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