鎮海軍港祭【2003年】

韓国の桜も花満開、軍港祭りは春の風物詩です!

アンニョンハセヨ、プサンナビです。日本人が春という季節を想像して、まず思い浮かぶのは桜ではないでしょうか?韓国人の場合、桜よりも開花が早いケナリ(朝鮮レンギョウ)やチンダルレ(カラムラサキツツジ)を想像する人が大部分ですが、釜山では桜の名所が近郊に多いため、春と言えば桜と答える人が意外に多かったりするのです。
鎮海の桜
釜山近郊でまず一番に名前が挙がるのが鎮海市(チネ)。鎮海の軍港祭りは日本でも多くの韓国ファンに知られています。鎮海はその昔、旧日本軍の海軍基地として栄えた街です。当時、鎮海港は日本人によって多くの桜が植えられて観光休息処となっていましたが、終戦後、日本の国花とされる桜をタブーとする風潮からほとんどの桜が切り倒されました。その後、1962年、韓国の植物学者により鎮海に植えられた桜のうちもっとも多かった王桜(ワンボッコ)の原生地が、日本ではなく済州島だったと明らかにされると、人々の認識も変わり、再び植樹する運動が始まりました。今では鎮海市全体で約19~20万本の桜が植えられています。
(参考:鎮海市公式ホームページより)
鎮海の軍港祭り
桜が咲き乱れる、4月初旬、鎮海では10日間をかけて軍港祭が開かれます。1963年からスタートしたこのお祭りは、今では半島に大渋滞を引き起こす春の風物詩となりました。期間中は、お花見はもちろん、ミス桜コンテスト、桜カーニバル、花火大会などイベントが盛りだくさん。もちろん芸能人も多く訪れ舞台イベントを華やかに演出してくれます。
※韓国ではお花見といえば散歩したり写真を撮ったりするのがメイン。日本のように桜の下で宴会をする習慣はありません。環境保護の観点から宴会をしたら、条例により罰せられることもあるのでご注意下さい。
開催期間 2004年3月27日(土)~4月5日(月)
開催場所 鎮海市一円
主催 (社)李忠武公 好国精神生育会
後援 鎮海市 慶尚南道 韓国観光公社 文化観光部

鎮海へのアクセス方法
釜山から鎮海へは鉄道とバスの2種類。しかしながら鉄道は乗り換えが必要な上に1日2本、しかも時間も悪いとあって使いようがありません。一方、バスは老浦洞の総合バスターミナル、及び西部市外バスターミナルから直行路線があります。
 
           総合バスターミナルから /西部市外バスターミナルから
運行時間  7:00~19:50   6:00~21:30
運行間隔  1日11本  20分毎
所要時間  1時間45分  1時間
料  金  5,400ウォン  3,500ウォン


鎮海市内の主な桜の名所
その他の名所

慶州

普門観光団地
鎮海のような規模ではなくとも、慶州市内の普門観光団地の湖畔には多くの桜が花開きます。また、桜の時期に合わせて慶州さくらマラソン&ウォーキング大会も開催されます。
開催日 2003年4月3日(土)
開催場所 慶州市一円
主催 大韓民国・慶州市、読売新聞社
後援 駐日大韓民国大使館、中国・西安市、慶州市警察署、慶尚北道観光協会、慶州市議会、慶州市観光振興会、在日本大韓民国民団、日韓親善協会ほか

※写真はすべて鎮海市文化観光課、および慶州市文化観光課の提供を受けています。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-03-04

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