おにぎりの龍門山(ヨンムンサン)へ初ハイキング

京畿道龍門山(ヨンムンサン)へ初ハイキングin韓国!ソウルからちょっとお出かけ♪

みなさんこんにちは!秋になってちょっとおセンチなおにぎりです。ソウルの気候も日に日に涼しくなり、秋の夜長をおいしいコーヒーを飲みながら読書をして楽しんでいます。そんな感じでこのところは外に出るのがちょっと億劫になりつつあるのですが、季節は秋!紅葉の季節!お部屋でじっと閉じこもっているのはもったいないでしょう!ということで、今回はソウルから車で約2時間、リゾート地として名高い京畿道(キョンギド)楊平郡(ヤンピョングン)にある龍門山(ヨンムンサン)までハイキングに行ってきました!(ところで、和歌山県にも同じ名前の山があるそうですね!)
眠い目をこすりつつ、いざ出発!
実はおにぎり、このハイキングの前日、弘大(ホンデ)のクラブで金曜日の夜を満喫していたのです。だから翌日ちゃんと起きられるか正直、心配でした。でも、出発当日の朝、抜けるように青い空を見たとたんに、一気にお楽しみ度全開!!今回は、ソウルに留学している貴子ちゃんと雅子ちゃん、そして加藤さんと加藤さんの古くからのお友達であるチョ先生と一緒に行ってきました!ソウルから離れるのは久しぶり。きっと空気もとてもきれいなのでしょう!
まるでここは信州?北海道?
目的地である龍門山への案内表示板が出てくると、一気に車窓からの眺めも大自然!左右に漢江(ハンガン)がとうとうと流れ、そして目に入ってくるのは少し紅葉が始まりつつある山、山、山!!おにぎり家では昔から家族で信州などへ旅行をしていましたが、ここも信州や途中の山梨でみたことのあるそのままの雄大な姿で、自然は世界中どこでも人々の心をいやしたり豊かな気持ちにさせてくれるものだと感動しました。実りの秋を祈願する「かかし(韓国語ではホスアビ)」の姿もいたる所であのおなじみのポーズをしていました。
龍門山へ到着
2時間のドライブを経て、いよいよ今回の目的地、龍門山へ到着!おにぎりはこれまで知らなかったのですが、なんと京畿道で3番目の高さを誇る山(1157m)とか!また「登山」というイメージよりは、簡単なハイキングコースとして、本格的な登山スタイルでなくても、気軽に紅葉が楽しめる場所として人々に親しまれているそうです。もちろん、本格的な登山コースもいくつかあるそうですが今回、おにぎりたちは山の方ではなく、途中にある「龍門寺」と呼ばれるへお寺へのお参りと、その手前にある樹齢1100年、高さ61m、東洋一の高さを誇る「天然記念物30号」の銀杏の木を見ることを目標に、約3キロの道のりを歩いていきました。ちなみに龍門山への入山料は、おとな1800ウォン。
初めてのギンナンのお味は?
山へ上っていく途中、なんともこうばしい香りが鼻に…。見ると、自然の恵み、炒ったギンナンが。これってソウルの街中でも秋になるとよくみかける屋台のひとつだそうですが、おにぎりはこれまで食べたことがありませんでした。今回、初体験!!う~んほんのりとした塩の加減がちょうどよくて、とってもおいしい!これ、クセになりそうな味です。山の中で食べるからよけいにおいしく感じるのかもしれませんね。また、同じ場所にはカボチャやもぐさのきなこ飴もありました。こちらもややおそるおそるしながらも、いただきます!もぐさって「お灸」のイメージがあるのですが、食用にもなるのですねぇ…。ちょっと苦いけど体には良さそう。とっても素朴な風味。
青い空に真っ赤や黄色い葉がまぶしい!
それにしても今日は本当に良い天気!実は山登りって苦手なおにぎり。今回も体験レポのためじゃなかったらきっと最初から断っていたと思うのですが、やっぱり来てよかった!ちょっと大袈裟なたとえかもしれませんが、何でもサイを投げてみないとわからないものですね。食わず嫌いはいけないってことでしょうか。
積み上げられた石の意味は?
ハイキングの途中、ところどころで見かける石の山。小さい頃、昔話で聞いた「賽の河原の伝説」を思い出してしまうほど。これはなんでも、「山の安全」を祈念するものだとか。間違っても倒さないように慎重に慎重に…。
龍門寺へ
さすが名前に「龍」の字が入っているとおり、社の入口にある鳥居の両側にも「龍」がお出迎え。この門をくぐって約15分ほどすると龍門寺へ到着です。その前には今回の目的のひとつである銀杏の木が!さすが東洋一!見上げるだけで首が…。この周囲は14mもあるというのもさらに驚き!そして新羅時代に創建されたといわれる龍門寺へ。お参りに良く来ていたといわれる名物ハルモニ(おばあさん)の絵の前でパチリ。でもこのおばあさん、実在されていた方ではないとか…。植物形態が日本と似ている山の途中途中はまるでここが日本?と錯覚してしまうほどだったのですが、韓国独特のカラフルなデザインの塗装(?)をみると、やはりここが韓国であることを実感。わびさびの感情を大切にする日本では歴史とともに塗装がはがれてもあまり修復をすることはないと思うのですが、韓国ではその都度きれいに上からきれいにするので、いつまでたっても鮮やかな色合いを楽しませてくれます。
薬水(ヤクス)で一服
日本の有名な観光地同様、こちらでも歩きつかれた体を癒す天然の水が。韓国ではこのような水を「薬水(ヤクス)」と呼んで大切にしているそうです。
待っていました~っ!お食事タイム!
それにしてもおいしい空気を吸い込むと、同時に空腹感も増してくるもの。お昼ごはん、まだかなぁ~…なんて楽しみにしていました!いよいよ待ったランチタイム!情緒あふれる民俗酒場のようなお店で、今回はサムギョッサルが主役!緑あふれる雄大な自然の中にあるお店では、店員さんもとってもフレンドリー♪おにぎりたちが日本人であることがわかったためかどうかわかりませんが、トットリムッ(どんぐりの寒天寄せ)をサービスしてくれました!どんぐり?って一瞬箸が引っ込みかけたのですが、ひと口食べてそのおいしさと、風味豊かなコクにびっくり。今日は次々に「新しい味」にチャレンジしています。サニーレタスの上にたっぷりとかかったとうがらしの粉と、ごま油のハーモニーが絶妙な一品です。またこれはおにぎりは初体験ではありませんが、トドックイ(キキョウの根の焼き物)も、ソウルで食べたものとはひと味もふた味も違います。つけあわせのテンジャン(みそ汁)にしても、ソウルの焼肉店ではこんなには出てこないだろうっていうナムルの盛り合わせも、サムギョッサルを包むサンチュなども、どれも味に深みがあるのですよね。やはりソウルから離れると、こんなにも野菜の味にも違いが出てくるのでしょうか。また、青空の下で飲むマッコリ(韓国の伝統酒)も、最高においしい!
サムルノリ大会も開催!
おいしいお昼ご飯を堪能した後は、いっぱいになったおなかを休めるために、散歩を。すると思わず踊りだしたくなるようなリズミカルなメロディが。おにぎりもソウルへやってきて何度かみたことのある伝統芸能「サムルノリ」の大会が行われていました。なんと遠くはアメリカからやってきた(とうかきっと韓国に在住されている)グループもあり。おにぎりもまだサムルノリ「視聴」経験が少ないためか、どうもどの団体もリズムの違いがわからず…でも、よ~くみてみると、微妙に頭の振り方や体の揺らし方などがちょっと違うようですねぇ…。ところで、クイズです!みなさん、「サムルノリ」の「サムル」とはどういう意味があるかご存知でしょうか?「ノリ」の部分は「遊び」という意味なのですが…。実は、サムルノリ、とは4つの種類の楽器が合わさって奏でられるもの。なので、最低でも4人(4つ)の人が集まれば、リズムを取ることができるそうです。1(イル)2(イー)3(サム)4(サー)ということで、答えは「4つのもの」ということだそうです。おにぎりも初耳!おかげでひとつ勉強になりました!
なんと簡単な遊園地もあり!!
サムルノリのダイナミックな音色を楽しんだおにぎり一行は、そろそろ帰るか…と駐車場方面へ。するとおにぎりの目に飛び込んできたのは、なんとバイキング!!そう、遊園地ならばどこにでもあるあの乗り物!なんとここには「グリーンランド」と呼ばれるちょっとした遊園地があるのです。入場料は、入山料に含まれていて、乗りたいアトラクションの料金のみを支払うシステム。絶叫マシーン好きのおにぎりは、これまであまり見たことのない、簡単そうだけど何気に傾斜度が大きいウォータースライダーのようなもの(3,500ウォン)に乗ってみました!ここでは一緒に行った人たちが誰も乗らない、というのでしかたなくひとりで…サムルノリ大会に参加したと思われる少年たちに便乗させてもらいました。大きな傾斜が2回あり、けっこうコワ気持ちいい!!秋の空が吹いていて、涼しいというか寒いくらいだったのですが、天のように高い青空に少し近づいた気分が味わえるひとときでした。それにしても最後の滝つぼ?の瞬間では、髪の毛からジーンズまでとにかく水びたしに….こんな経験も初めて。
紅葉を味わってみて…
最初はロングドライブもちょっと…山登りだって…でもおいしい空気は魅力的だな~なんておよび腰だったおにぎりでしたが、実際行ってみると、とっても充実した秋の1日となりました。ソウルの秋は短いといわれていますが、寒い寒い冬が来るまでのわずかな時間を、おにぎりなりにできるだけ楽しんでみたいと思っています!それではまたお会いしましょう。おにぎりがお送りしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2002-10-25

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