チャガルチ市場

チャガルチシジャン자갈치시장

閉店・移転、情報の修正などの報告

投稿者:諸葛亮

口コミ掲示板[RE] : [チャガルチ市場]

2005-09-24
>市場で刺身やカキを食べました。生カキなので心配で、おじさん
>に聞きました。だいじょうぶか?って。大丈夫だというので信用
>して食べたら見事に大当たり。食べて24時間後からひどい状態。
>みなさん、気をつけてください。

大変でしたね。牡蠣の食中毒の原因菌の発見されたのはごく
最近です。あまりに微小なため、電子顕微鏡で無いと発見
出来ず、長い間”当たる”というだけで表現されてきました。
主たる原因菌である「ノロウィスル(小型球形ウィルス)」
に関しては、まだ研究段階、完全な対処方法は確立していま
せん。元々は人間の体内に生息した菌、アレルギー反応です
ので、同じ物を食しても、当たる人当たらない人が居ます。
感染しても免疫は出来ませんので、当たった経験のある方は
注意が必要です。一般の食中毒菌は、適度な温度と栄養の
与えられる事によって、増殖した段階で感染します。菌が
存在しても少数なら発症しません。ですので、新鮮な食物なら
大丈夫でした。しかしノロウィスルに関しては、ほんの僅かの
菌で発症します。鮮度は関係しません。ですので、販売する
人の「大丈夫」も信用する事が出来ません。そのおじさんも
判断する事は出来ないのです。そのおじさんが嘘を言ったとか、
チャガルチ市場の物が特に危険、とかいうものでも無いと
思います。季節的には、日本では寧ろ冬場の発生数が夏を
上回っています。夏場が危険というものでもありません。

ノロウィスルは、生体内でしか繁殖する事が出来ません。
人間の体内に生息し、排出物が下水を通して海に流され、
牡蠣に付着します。従って、美味しいと言われる近海物で、
汚染確率が高まります。

ノロウィルスに関しては、「二次感染」の危険もあります。
感染者の手指から、調理道具(まな板等)に残った菌から、
別の食物に付着して感染するケースもあります。日本でも、
感染者が製造に関与したため、学校給食のパンに付着した菌で、
生徒さんが感染した事例も報告されています。また、アルコ
ール系消毒薬にも強く、対応が困難になっています。研究が
進んでの、効果的な対処法の確立が待たれます。  
訪問日:2005/09/24