老上海(ラオシャンハイ)

ラオサンハイ라오상하이

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新村駅からちょっと入った静かなプーアル茶専門店。おいしい淹れ方を習って中国茶を楽しんでみませんか?

こんにちは、ソウルナビです!学生街新村(シンチョン)はいつ来てもにぎやかですよね。たまにちょっと静かなところでまったりとしたいという時ってありませんか?新村にあるカフェチェーン店は何かとにぎやかでおしゃべりするにはいいけれど、ちょっと落ち着きませんよね。今日ご紹介するのは、ちょっと一本通りを入ったところにある中国茶専門店「老上海」。こちらはプーアル(普洱)茶がメインで色々な味を楽しめるのと中国語スタディでも有名なところなんです。では、さっそく行ってみましょう!

とっても静かな通りにある老上海!

「老上海」はバス通りを脇に入ってすぐ。昼でもとっても静かな通りにあります。扉を開けると中国風のアンティークな空間が広がっています。上海に行かれたことのある方ならご存知の、有名な観光地「豫園(ヨエン)」。その辺り一帯には中国の伝統文化が色濃く残る街並みがあるのですが、その街並みの雰囲気を取り入れ、古き良き1900年代初頭の上海のイメージでインテリアを統一したんだそう。
お店の奥の棚にはプーアル茶がずらり。茶器もたくさん並んでいます。そして木のぐにゃぐにゃした木のテーブル!「まあ座って座って」と言われ、ナビも着席。主人の席に座ってニコニコと微笑む方はなんと常連の方!すいません、私が店長です~とパク・チュフンさんが改めて迎えてくれました。専用テーブル(名称がちょっとわかりませんが)が目を引きます。

中国文化の交流の場を

ちなみにナビが主人と間違えてしまった常連の方は、こちらのカフェで定期的に開かれている二胡(アールフ)という中国楽器の教室に2年ほど通っていらっしゃるとのこと。
店長のパクさんは大学時代から友人らと創業して事業を行っていたのですが、そこにIMF危機。その後、韓国と中国の交流が盛んになっていくのに興味を覚え、場所作りが必要だと考えたパクさんは、韓中交流の文化発信地としてこちら「老上海」を立ち上げたんだそう。現在は江南(カンナム)にも支店を出し、プーアル茶をはじめとした各種中国茶の通信販売、中国語スタディ、プーアル茶の講座、中国楽器の教室など積極的に中国文化を韓国に紹介するお仕事で動き回っているそうです。そんなパクさんですが、とってもそんな忙しそうには見えません!?それは中国茶をゆっくり楽しむお店の雰囲気がそうさせているのかも。中国茶は時間をかけてゆっくり飲むもの。お茶そのもの味を楽しんでほしいとあえてお茶請けは置いていないそう。:基本的に各テーブルに中国茶を飲むための茶器セットが準備してあり、オーダーをするとお湯と茶葉が運ばれてきます。
来るお客さんは、中国文化に興味があって中国茶の飲み方を知っている方知らない方が半々とか。初めて来た方には、奥の木のぐにゃぐにゃテーブルで教えてもらえるとのこと。ナビは2011年産生茶の古樹茶(200グラムで約8万ウォンの高級品)をいただくことに!

プーアル茶の基本的な淹れ方!

ではここでプーアル茶の基本的な淹れ方を簡単に説明しますね。
茶葉をピックで必要な分だけ削ります。

茶葉をピックで必要な分だけ削ります。

茶葉は1人分約5gほどで、急須に入れます。

茶葉は1人分約5gほどで、急須に入れます。

急須に熱湯を注ぎホコリを落とす作業“洗茶”を行います。お湯を急須になみなみと注ぎ

急須に熱湯を注ぎホコリを落とす作業“洗茶”を行います。お湯を急須になみなみと注ぎ

湯のみやガラスポットなどにも注ぎます。これは茶器を温めるためです。このお湯は捨てます。

湯のみやガラスポットなどにも注ぎます。これは茶器を温めるためです。このお湯は捨てます。

再度ポットの熱湯を急須に注いでさっと蒸らし、ガラスのポットに入れて湯のみに注いでいただきます。 再度ポットの熱湯を急須に注いでさっと蒸らし、ガラスのポットに入れて湯のみに注いでいただきます。 再度ポットの熱湯を急須に注いでさっと蒸らし、ガラスのポットに入れて湯のみに注いでいただきます。

再度ポットの熱湯を急須に注いでさっと蒸らし、ガラスのポットに入れて湯のみに注いでいただきます。

茶葉の量、お湯の量、抽出する時間は茶葉によって、また好みによってそれぞれ。その良さを存分に引き出す淹れ方を見つけてくださいとのこと。まずは濃さを加減して薄くしたり濃くしたりするところからお茶の楽しみが始まるそうです。ナビがいただいた2011年産生茶の古樹茶 は、1回目は上品な甘味が広がり、回を重ねるごとに後味に心地のいい苦味が感じられる、そんなお茶。小さな湯のみでいただくので何杯でも楽しめます。ところで、プーアル茶の種類はこちらで説明しているとちょっと大変なので割愛しますが、自然発酵させたもの=生茶、人工的に発酵を早めたもの=熟茶に大きく分けられ、その中でも古樹茶と呼ばれる樹齢の高い木の葉から作られたものは、また風味が違うそう。茶葉の大きさ、年度にもよって味も香りも変わってくるので、かなり奥の深い世界。天然発酵で数十年ものになると、200グラムで百数十万ウォンするんだとか・・・

お茶歴を自慢するためのアイテム、茶友

ところでナビがずっと気になっていたもの、そうこの茶渋(?)でちょっとくたびれて見える置物たち。これは一体何?「これは茶友といって、汚れれば汚れるほど自慢できるアイテムなんです」とパクさん。
この置物にお茶を注ぐと茶渋が残り、茶渋で汚れます。汚れがひどいということはそれだけお茶をたくさん飲んでいる、つまりお茶の愛飲歴が長いことを自慢するためのものになります。いろいろな置物があり、中国は龍とか好まれますが、やっぱり自分の干支の動物が人気。パクさんは干支が豚(日本のイノシシですね。)なので豚の頭(笑)!
「あと面白いものを見せましょう。カエルなんですがお湯を注ぐと・・あと犬の置物はお湯を注ぐと中国人大好きな金色に・・・」
お湯を注ぐと・・

お湯を注ぐと・・

カエルの口から水がピュー

カエルの口から水がピュー

茶色の犬が・・

茶色の犬が・・

金色の犬に!

金色の犬に!

プーアル茶の代理店

パクさんはある大手のプーアル茶の代理店としても活躍しているそう。また、お店には茶器セットやお茶も並べられ、値段を気軽に聞いてくださいとのこと。目当てのプーアール茶が店にあれば出します、とのこと。あるお客さんが百数十万ウォンの試飲をお願いした時は、2、3万ウォンいただいたんだそう。
いかがでしたか?ちなみに毎週水曜日の午後7時半と毎週土曜日の午後4時からプーアル茶の集まりがあるそう。こちらに参加すれば、プーアル茶についていろいろ学べるとのこと。それと5月からは英語でプーアル茶のレッスンを受けられるコース(全10回)を予定しているとのこと。韓国在住の外国人にもプーアル茶の奥深さを知ってもらえたら、とパクさんは意気込んでいらっしゃいました。興味のある方は連絡してみてくださいね!以上、ソウルナビでした!

記事登録日:2012-03-07

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主なメニュー

単位:ウォン

プーアル茶(生茶)

보이차(생차)

4-5,000ウォン

プーアル茶(生・古樹茶)

보이차(생・고수차)

5-6,000ウォン

プーアル茶(生・老茶)

보이차(생・노차)

9,000ウォン

プーアル茶(熟茶)

보이차(숙차)

4-5,000ウォン

プーアル茶(熟・古樹茶)

보이차(숙・고수차)

6,000ウォン

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2012-03-07

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