チェイル食堂(晋州）

アンニョンハセヨ、プサンナビのさっちゃんです。釜山から西へ2時間ほど行ったところにある晋州（チンジュ）。「そこに、花飯（ファバン）といわれるピビンパッがあるんだよ」と韓国の友人から教えてもらったさっちゃん。花飯とは何？と調べて見ると、ユッケが載ったピビンパッを指すことだとわかり、早速、釜山から約2時間かけて、韓国３大ビピンパッの一つ、晋州ビピンパッの老舗、チェイルシクタンへユッケビピンパッを食べに行ってきました。プサンナビの掲示板でも以前、話題に上がっていたりと日本からの観光客の皆さんへも関心の高かったこちらのお店は、韓国国内でもかなり知られたユッケビピンパッの有名店。また名が知られているだけでなく、味も認められた歴史のあるお店なんだとか。ということで、さっそく行って見ることに！

アクセス・釜山からは約2時間
ユッケビピンパッの故郷「晋州（チンジュ）」は釜山から高速道路を使って約2時間あまり。釜山西部市外バスターミナルから約10分間隔でバスが出ています。そのバスに乗り、晋州のバスターミナルへ到着したら、お店のある中央市場へ行きましょう。ターミナルと市場は近いというわけではありませんが、歩けない距離でもないでの、晋州の街並みを見ながら散歩がてら歩いてみてもいいかもしれません。そして、そのお店のある中央市場なんですが、言葉で表現することが不可能なくらいとても複雑に入り組んだ場所になっているので、市場についたら市場で働く商人に「チェイルシクタンオディエヨ？（チェイルシクタンはどこですか？）」と聞いて見るとわかりやすいと思います。とても有名なお店なので、誰でも場所をご存知です！

今では晋州では知らない人はいないくらいに有名になったこちらのお店、開店当時の1960年代頃にお店の社長さんのおばあさんが、現在もお店がある中央市場内の路地でビピンパッを売ったのは始まりでした。現在はお店を構え、日中お客さんの足が耐えない有名店になりましたが、その秘密のユッケビピンパッについて詳しく迫って見ることにしましょう。

最高級のごま油・醤油が鍵！
ピビンパッをステンレスの器（冷麺を食べるときに出てくるような器）に盛られて出てきます。一般的なビピンパッのように、ご飯の上に彩りを考えながらナムルをきれいに盛っているのではなく、お皿の上に小さなボールが入っているかのように、具もご飯も一体になっているのが特徴です。これには社長さんのビピンパッへの信念「ビピンパッはナムルをよく和えると良い味が出る」というのがあり、出てくるときからある程度ナムル類を混ぜてあります。また、お店の味の鍵となるのが、全て盛った後に軽くかける特製の醤油と、作りおきをせず、即席で搾り出すごま油。この二つが、チェイルシクタンのピビンパッを美味しくさせている秘密なんだとか。