タジョン

アンニョンハセヨ、プサンナビです。観光やショッピング、グルメにと海外に旅行に来ると日程いっぱいのスケジュールを組んで旅行を満喫すると思いますが、その合間合間で休憩をしたりしますよね！そんな時、普通のカフェや日本にもある外資系のコーヒーショップもいいですが、せっかく韓国に来たんだから、韓国らしさを感じられるところで休憩したいと思いませんか？そんな方にオススメなのが韓国伝統茶を楽しめるお茶処！今では、オシャレなカフェがたくさんでき、伝統茶のお店を見つけるのが難しくなってきているんですが、今回ナビは、西面（ソミョン）に素敵な伝統茶屋さんを見つけてきました。飲み屋や食堂でにぎわう繁華街にあるにも関わらず、お店に入るとその喧騒を忘れて、ゆったりと休息を味わえるそんなお店になっているんですよ。ということで、伝統茶のタジョンをご紹介したいと思います。

繁華街なのに自然も感じられる！

お店は西面のモクチャコルモッ（食い倒れ通り）を突き抜けて行くとカフェや食堂、バーなどが軒を連ねている繁華街にあり、４階建てのビルの４階に位置しています。１階はバー、２、３階はカフェになっている大変賑やかな場所にあるんですが、不思議とこちらのタジョンだけは、ゆったりとした静かな雰囲気が流れているんです。お店へと続く４階までの階段も、その階ごとのお店のカラーが出ていて、４階にたどり着くと、ゆったりとした伝統音楽が聞こえてきます。

ゆったりと温かい笑顔で迎えてくださったのはこちらの社長さん。お店を始めて9年目という社長さん、「私がお嫁に行った家が代々伝わる伝統的な家だったので、こういったインテリアに使えそうな家具や食器などがたくさん蔵に眠っていたんです。それを見ていつかこれを使ってお店をやれたらと思いながら集めていたんですが、やっと９年前にお店を開くことができました。」と優しい笑顔でお店への思いを語ってくれました。お茶だけでなく、そのお茶の時間を楽しむためにインテリア、そして雰囲気作りも大切にしている社長さんのお茶への対する大切な気持ちが感じられました。

甘さが残らずスーッと！
伝統茶というと甘すぎて一杯飲み干せないなんていう方もいますよね。社長さん御自身もそう感じて、甘さが口に残らないように、スーと入っていくようにと様々な方法で砂糖を溶かして試したそうなんです。その試行錯誤の甲斐あって、「この飲みやすい甘さが良い！」とお客さんの中で人気になり、今では若いお客さんもお店に来るほどだとか。ナビも実際いただいて見たんですが、本当に口に残らない甘さで、軽い口当たりでした。ということで、早速、社長さんオススメの3つの伝統茶を今日は見せていただきましょう。