釜山ロックフェスティバル2003

釜山の夏を熱くするロックフェスティバル開催!!

アンニョンハセヨ、プサンナビです。夏本番を迎え、燃え的なそんな釜山の夏を飾るイベントがまたひとつ開催します。「海、若さ、そして愛」というなんとも壮大なテーマのもとで繰り広げられるこのイベント、コンサートの少ない釜山だけに注目度は高く、またインディーズの世界で高い支持を誇る人気バンドも登場することから、ロック好きには非常にうれしいイベントなんだとか。K-Popが最近は日本でも知られてきたというものの、インディーズはまだまだ未知の世界。でも、韓国のインディーズ、なかなかあなどれない存在なんですよ。ビーチ沿いで熱く燃えるロックコンサート、想像しただけでも力がみなぎってますよね。では、詳しい日程や会場、出演者などをご紹介していきましょう。
会場
会場となるのは多大浦(タデッポ)海水浴場。釜山の中心地からはかなり離れているので、観光地としての知名度はありませんが、景色の美しいところとして有名です。交通の便もそれほど良くないのですが、イベント開催中には、最寄りの地下鉄駅である地下鉄1号線の始発駅であるシンピョン(新平・Sinpyeong)駅から、海水浴場のイベント会場までシャトルバスが運航しています。それを利用すれば、楽にアクセスできるでしょう。
シャトルバス運行について
日時  8月7日(木)~9日(土)12:00~24:00
コース  地下鉄1号線、新平駅→多大浦海水浴場イベント会場(最終便は東亜大学前)
運行所要時間  約20分
運行間隔  20分

日程
8月7日は、MBC文化放送が主催する全国ロックフェスティバルが行われ、全国から選ばれたバンドが技を競いあいます。そして、8月8日、9日は韓国の人気インディーズバンド11組と、海外のロックバンド6組の公演が開かれます。

8月7日(木)
プログラム   /   時間    /  出演者
リハーサル  /10:00~18:55 / アマチュア3バンド 招待グループ8バンド
競技大会本公演&招待バンド公演 /19:00~21:30/ Rock Van(釜山) ユン・ギョンファンバンド(ソウル) Breathless(光州) Kyrie Eleison(仁川) Post Man(ソウル) ヘト(京幾) P.K(釜山)
Subway, Tacapy, Sinawe

8月8日(金)
プログラム   /   時間    /  出演者 
オープニングコメント /17:25~17:30/ MC
公演 /17:30~19:55/ Unchained(韓国) Gum X(韓国) Biuret(韓国) Trans Fixion(韓国) Neil Zaza(アメリカ)
開幕式 /19:55~20:06
功労賞受賞者公演/ 20:06~20:15 /キム・スチョル
公演/ 20:20~23:00 /Crash(韓国) Soilwork(スウェーデン) Arch Enemy(イギリス、ドイツ、スウェーデン)

8月9日(土)

プログラム   /   時間    /  出演者 
オープニングコメント /17:25~17:30/ MC
公演 /17:30~22:55 /Discotruck(韓国) Sugar Donut(韓国) Lazy Bone(韓国) Down In A Hole(韓国) Wiretao In My Ear(韓国) Visions of Atlantis(オーストリア) Hammer(韓国) Skyfire(スウェーデン) Rage(ドイツ)


出演者紹介

このフェスティバルに参加するバンドは韓国での人気も高く、中には日本にも知られているバンドもいくつかあるようです。また、海外からのバンドもロック界でなかなか有名なバンドも登場。盛り上がった舞台になることまちがいなしです。
Unchained(韓国)
2001年から釜山のロッククラブ625を拠点に活動しはじめたシアトルサウンドを中心にした4人組バンド。力強く荒いサウンドの中に、聞く人に何か考えさせるものを提供したいという思いが込められている。
Gum X(韓国)
1996年にGumで活動を開始した3人組メロコアバンド。 Gum Xとバンド名を変えてからの初めてのアルバムが、日本で先に発売され好評を得た。また、2003年富士ロックフェスティバルへの参加も決定し注目を得ている。
Biuret(韓国)
科学実験中「ビューレット反応」からバンド名を考えついたという4人組バンド。バンドのフロントウーマン、ムン・ヘオンは、iTVで放送されているリアルドラマ出身で、カリスマ的な存在でもある。
Trans Fixion(韓国)
「音楽で人々をじっとさせておかない」という名前を持つTrans Fixionは2000年10月、それぞれ有名なバンドで活動していた4人が集まり活動を開始した。デビューアルバム『オレに戻ってこい』などの曲で、大衆派への進入に成功した代表的なロックバンド。
Neil Zaza(アメリカ)
アメリカのテクニシャンギタリスト。特にミュージシャンとギタリストが尊敬する人物として有名で、その代表曲の多くが国内のいくつかの放送シグナルに使用されている。
Crash(韓国)
韓国の強烈なロックサウンド界を代表し、10年あまりスラッシュメタルの帝王として君臨してきたバンド。5枚のアルバムを発表し、ソ・テジの『教室イデア』、通信会社のCMに使われた『おまえが本当に望むのは何だ』、映画『ビート』の挿入歌などで大衆にもよく知られた存在。
Soilwork(スウェーデン)
1995年、ヨーロッパの大衆音楽強国、スウェーデンで結成されたSoilworkは、直接的な緩急調節、驚くべく構想力、ドラマティックな展開、迫真感がみなぎるサウンドで、メロティックデスメタルとパワーメタルの絶妙な調和が見られるバンドとして認められている。
Arch Enemy(イギリス、ドイツ、スウェーデン)
イギリスの伝説的存在であるバンドCarcassのギタリスト、マイケル・アマトと、アマゲドンのギタリスト、クリストファー・アマト兄弟が主軸になって結成された他国的なメロティックデスバンド。特に20代の女性とは思われないボーカル、アンジェラの存在自体が話題になっている。2001年、ソウル東大門運動場で行われた「メタルフェスタ」の不参加は、多くのマニアを悲しませた。
Discotruck(韓国)
さまざまなバンドの出身者が集まって作った、5人組のバンド。「クロスオーバーロックバンド」という異色のタイトルを掲げ、休む暇なく続くラップと過激なサウンドで盛り上げる。
Sugar Donut(韓国)
モダンロック、ネイティブサウンドなどが融合した音楽と「やりたいことはやる!!」というパンク精神が特徴の4人組のバンド。映画『マドレーヌ』の主題歌を担当。現在テレビで放送されているCMに出演もしている。2003年度、富士ロックフェスティバルへの参加も決定。
Lazy Bone(韓国)
夏には外せないパンクサウンドを追求するLazy Boneが2枚目のアルバムを引っさげて戻ってきた。ヒット曲『大きく青い水』も有名だが、忘れることの出来ないワールドカップの感動が込められた応援曲『Go Wset』によって、一般の人にもよく知られている。
Down In A Hole(韓国)
2001年1月にSilent Eyeのボーカリストであるソ・ジュンヒがギタリスト、イ・ドンギュと出会いスタートしたプロジェクトバンド。パワーコアを基盤として、コディック、ハードコア、インダストリアル、ヘビメタルの長所を最大限に生かし、無定型のサウンドを追求する。
Wiretap In My Ear(韓国)
MBC9時の『ニュースデスク』生放送中、突発的に怒った事故を応用したグバンド名「Wiretap In My Ear(オレの耳の盗聴器)」は、1996年12月に結成され活動を行ってきたベテランバンド。サイキデリック的な要素とインダストリアル的な要素がまざった音楽と、破格的であり豪華絢爛の舞台パフォーマンスが特徴。現在2枚目のアルバムを制作中。
Visions of Atlantis(オーストリア)
オーストリア出身の優雅で幻想的なクラシカルメロティックメタルバンド。ヨーロッパの同じような類のバンドと共に公演を行い、次世代奏者として認められている。
Hammer(韓国)
しっかりとした演奏力と爆発的な舞台パフォーマンスを見せつける5人組ハードコアバンド。長い活動経歴を誇り、多数のライブ活動を行い、ついにデビューアルバムを出すに至った。ソウルの西大門刑務所でのミュージックビデオ撮影などの話題も作り、強烈なエンジンで活動中だ。
Skyfire(スウェーデン)
同窓生だった4人が1997年に本格的に活動をはじめたバンド。クラシカルメタル、メロティックメタル、それらのサウンドとブラックメタルスタイルの声との幻想的な結合であるという評価を得ている。
Rage(ドイツ)
20年の歴史を誇るドイツのベテランバンド、Rageは、1983年結成され、メロティックスピードと、スラッシュメタルの中間的な性格を持っている。昨年には、新世代のファンを増やし、完成度の高いアルバムを発表した。
※バンド紹介は、釜山市庁のホームページを参考にしたものです。また、写真も釜山市庁提供によるものです。

会場がちょっと遠いというのが残念ですが、でも、こんなに熱いコンサートを無料で、しかも、釜山で楽しめちゃうのはかなりお得。それに、これがきっかけであなた好みのバンドを発掘できるかもしれません。ロックがよく分からないという方も、気がつけばそのムードに乗っかって盛り上がることができそうですよ。以上、プサンナビがお伝えしました。

期間:2003年8月7日(木)~8月9日(土)
場所:大多浦(タデッポ)海水浴場 野外特設舞台
入場料:無料
ホームページ:www.birof.com/(韓国語・英語・日本語)
問い合わせ先:釜山文化観光祝祭振興委員会 
        オオ051−888−3281~2

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-08-04

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