男のチムジルバン体験レポート!

健康増進!気持ちいい汗!男のチムジルバン初体験!

こんにちは、みなさんいかがお過ごしでしょうか?韓国でテレビドラマを見てると、必ずと言って過言ではないほど登場するチムジルバン。行きたい、行きたいと思いつつなかなか訪れる機会がなかったのですが、今回は日本の友達といっしょに気持ちのいい汗をかきにチムジルバンへ行ってきましたので、その模様をお伝えしたいと思います。ちなみにチムジルバンとは、日本でいうスーパー銭湯のような感覚で、サウナ利用、宿泊もでき、老若男女問わず家族、恋人たちであふれ、韓国人にとっての憩いのスペースとなっています。

やって来たのはここ、地下鉄1・6号線동묘앞(トンミョアプ)駅6番出口を出て真ん前にある「スパレックス」。ではさっそく入ってみましょう。
[ ひろびろゆったり空間 ]
男性ロッカー室内には、大きな浴場とサウナがあり、ここだけ見ればまさに日本のスーパー銭湯。入浴を終え、次に半袖シャツと短パンに着替え、大広場に行ってみると、ありました~、テレビドラマで見たような光景~。家族連れや恋人同士でゆったり過ごしているではありませんか~(^^)。何気ない会話で盛り上がってるおばさんたちや、円形に座り、軽食や飲み物を飲みながら過ごしている家族連れ、また床に御座を引き、仰向けで携帯メールを打っている女性や、テレビを見ている男性、なかには腹を出して眠り込んでいるおじさんも。
[ 汗蒸幕(ハンジュンマク)体験 ]
さっそく。チムジルバンの醍醐味を体験してみることに。大広場の隅にあったのは汗蒸幕(ハンジュンマク)。汗蒸幕とは約600年前、世宗大王が国民の病気治療の為に発明された伝統ある健康・美容法で、松の木を焚き温度を上げた窯(ドーム)の中に入り、汗を流します。この窯(ドーム)は石と黄土でできていて、そこから発散される遠赤外線により血液の循環と新陳代謝を促し、肌の老化や乾燥も防ぐというもの。ではではさっそく、初の汗蒸幕。ドーム型の汗蒸幕が3種類並んであって、まずはその中で一番温度の低いものに入ってみました。
まず入ったのは「塩火汗蒸幕」と言われるもの。窯内の温度は70.5度前後に設定されてます。この塩火汗蒸幕は、塩石から出る気に消毒作用があり、皮膚炎など皮膚疾患治療にも良いとのこと。蒸気があり、カメラで写真を撮ろうにもすぐレンズが曇ってしまいこのありさま。友達は余裕そうに入っていましたが、自分はサウナにあまり入り慣れてないためすぐつらくなり、友達に「もうだめ光線~」を送り、先に窯の外へ逃げ出しました(><)。
こちらは「黄土石物汗蒸幕」と「黄土火汗蒸幕」。窯内の温度はそれぞれ77度、80度前後に設定されてます。この2つの窯の効能は黄土から噴出す遠赤外線が体の生理作用を活性化させ、健康増進を促してくれるそう。さっそく中へ入ろうと扉を開けた瞬間、窯内の熱い蒸気がむわっと押し寄せ、これにて断念かと思いきや、友達が捨て身突入したではありませんか~。自分も負けてなるものかと後に続き座り込むやいなや、体中の毛穴が開いて汗がだらだら~。こんな短時間で汗がだらだら出るなんて、さすが遠赤外線パワー!と、実感できたところでまたまた友達に「もうだめ光線~」を送り、先に窯の外へ。
上3つの汗蒸幕は惨敗だったものの、こんな熱がりな自分でもぴったり合うのがありました。室内の温度は53.5度。内壁には炭がしきつめられていて空気もフレッシュでいい感じ(^^)。ここなら長時間入っていられそうだ~。まくら代わりに使える金属のパイプ管には冷水が流されていて、そこに頭を置くとひんやりしてほんとに気持ちがいい。あまりの居心地の良さにいびきをかきながら眠っている人もいるくらい。
こちらは「アイス房」。アイス房は室温がマイナス2度に設定されていて、効能は筋肉を冷やして血管を収縮させ細胞を刺激し、皮膚のしわに働き弾力のある皮膚にしてくれるのだそう。なんだか巨大な冷凍庫の中に入ってる気分~。
こちらは「土ゲルマニウム火窯」。室内は72.5度前後に設定されていて、ゲルマニウム成分が人体の生理作用を助け、老廃物とコレステロールを排出させ新陳代謝を促す効能があるそう。中に入ると暗くてよく見えなかったんですが、フラッシュをたいて写真を撮ってみると、壁にエジプトの壁画のようなものが写っててびっくり。
施設内にはフードコートやスポーツジムなどもあり、ほんとまる一日楽しめてしまう。フードコートにて水分補給し、昼寝をしに大広場へ移動。
さっき汗蒸幕でがんばったのもあって、早々と眠りについた友達。自分は寝よう寝ようとすると余計に目がさえてきてそわそわしてると、前に座ってたおばちゃんたちが蒸しとうもろこしをくれました。夕方4時頃になるとヨガ教室が始まり、これも自由に参加できます。5時には無名歌手?のライブコンサートまで始まり、さすがにやかましくて友達も目を覚ましました(眠りたい方はこの時間は避けたほうが良いかも)。逆に自分はとうもろこしを食べて腹がふくれたせいか急に眠たくなり、このやかましいコンサートの中でも眠ってしまい、これには友達もちょっと不機嫌な様子でした(><)。
いかがでしたでしょうか?ずっと訪れてみたかったチムジルバン。今回、十分にその雰囲気も味わえ、楽しく過ごすことができました。みなさんも美容や健康増進を促してくれるチムジルバンにぜひ訪れてみてください。以上、たけちゃんでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-07-05

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