釜山の焼酎「C1焼酎」

釜山の焼酎と言えばC1焼酎!!

アンニョンハセヨ、プサンナビです。韓国のお酒と言えば、そう!あの緑色のビンに入った焼酎を思い浮かべる人が大多数ですよね!グリーンカラーの焼酎ということで、韓国国内どこへ行っても同じ焼酎がある~!とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、そのグリーンカラーの焼酎にも地方ごとに様々な焼酎があるんです。たとえば、チャミスルといえばソウル一帯で大衆的に飲まれている焼酎のブランド名、全羅道で飲まれているのはハイト焼酎、済州島ではハンラサン焼酎・・・というように各地方、それぞれブランドの違う焼酎が飲まれているんです。今日は、その全国各地にある焼酎の中でも、釜山の焼酎として知られている「C1焼酎」にスポットを当てて、詳しく紹介していこうと思います^^
C1焼酎とは?
冒頭でも触れましたが、釜山を代表する焼酎のブランド名で、生産元は釜山市東莱区にあるデソン酒造株式会社。製品名は「Clean No.1」、つまり一番きれいな焼酎という意で「C1」といわれ、1996年6月17日に発売が開始されました。また、C1焼酎は柔らかい魔術の酒とも言われていますが、そういわれるようになった理由を以下にまとめて見ました。
・ 製品名 C1焼酎(シーワンソジュ)
・ 容量: 360ml
・ アルコール度数 20度

・発酵酒に音響の波長と同じ振動を機械でつくり伝達することで、お酒の味を柔らかくする生産方法をとっています。
・ 韓国で初めて、二日酔い解消に卓越な效果があるといわれるアスパラギンを添加し、少しでも二日酔いを消すように作られたお酒。
・ 金井山にある水脈から出る地下水を作用。
・ 体脂肪減少と肝機能保護に効果があることで知られ、人体で合成されない必須アミノ酸 L-Isoleucineと L-Threonineを添加。
切っても切れない韓国料理と焼酎
韓国に来ると、つい飲みすぎる!なんて声も上がってくるほど、韓国料理とお酒は切っても切れないものですが、2005年の国別アルコール摂取量の統計を見ても、韓国は世界で16位に入るほど、1人当たり1年間に飲むアルコール量が多い国!アジア圏で見ると、ほとんどトップクラスといってもいいほどの摂取量を誇るのが韓国なんです。アルコール大国なんていってしまうと語弊があるかもしれませんが、そんな国だけに、韓国料理を食べるときにどうしてもあのグリーンカラーの焼酎がないとダメ!という韓国人も多いんです。ナビも最初は、あの強い焼酎をストレートで飲むなんてぇ~!と驚いていましたが、飲み始めたら、かなり飲み口もよく、韓国料理に合うんですよね!日本では、スープ類などと一緒にお酒を飲むということにピンときませんが、韓国焼酎を飲む上で欠かせない料理と言えば、スープといえるほどで、チゲやタンがなければ即席スープの代用としてラーメンを作ったり、コンナムルグッ(豆もやしスープ)が登場したりします。あの強い焼酎を飲んだ後で、スープやチゲ、タンをスプーンですくって飲む!というのが焼酎を飲む時の一般的なスタイルと言ってもいいくらい定着しているような気もします。
ドンドン下がるアルコール度数
リピーターの方の中で焼酎好き!という方が、韓国に来て「あれ?なんだか焼酎が飲みやすくなったなぁ~?!」なんて思ったことないですか?今日ご紹介しているC1焼酎だけでなく、韓国の焼酎全体が徐々にアルコール度数が下がってきているんです。健康に気を使って、あるいは若者でも気軽に飲めるお酒への定着へ、と様々な要因があるようです。さて、どんな風にアルコール度数が変わってきたかというと、焼酎が最初に出始めた1965年ごろはなんと30%の焼酎から始まり、1974年に25%、1999年には23%、2000年には22%、2004年には21%となり、現在は20%までアルコール度数が下がっているんです。
また、C1焼酎ではないですが、それ以下のアルコール度数の焼酎が様々な会社から2006年に生産され、若者も気軽に飲める焼酎!といわれ、2006年のヒット商品にもなったほど。参考までにC1焼酎の会社から出ているアルコール度数が低い焼酎は「CYOU」。アルコール度数が16.9度、さらに飲みやすいように果糖を加えられた商品です。ナビも飲んで見ましたが、「これ本当に焼酎?」というくらい飲みやすく、かえってガバガバ飲んでしまいそうなほど。お酒が強くない~!という方は是非こちらの焼酎をのまれてみてはいかがでしょうか?
ビンだけじゃない!ペットボトルもあります!
焼酎はグリーンのビンというイメージがありますが、ビン以外にもペットボトルにはいったものを出ています。小さい手のひらサイズの登山用の200mlから取っ手のついた大型ぺトボトル3000mlまで様々。登山用・・・と最初に教えてもらったときは、登山にまで行って焼酎?!と驚いたものです。
韓国に何度も来られているリピーターの皆さんは、地方へ行くたびにその地方の焼酎を飲み比べたり、集めて見たり・・・という楽しみ方もできる韓国焼酎!ナビも地方に行くたびにココはなんの焼酎だろう??と旅の楽しみの一つでもあります!ソウルではチャミスル!釜山でC1・・・と料理だけでなく、お酒も地方色を楽しんで見てください~。以上、プサンナビがお送りしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-03-19

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