２０１２麗水国際博覧会－EXPO2012 YEOSU KOREA

国際博覧会といえば、２０１０年に開催された上海万博がまだ記憶に新しいところ。その国際博覧会が今年（２０１２年）、韓国でも開催されます。韓国で国際博覧会が開催されるのは１９９３年の大田以来、約２０年ぶり。今回、開催する場所は韓国南部の港町、麗水（ヨス）。博覧会のテーマは「生きている、海、息づく海岸」。つまり海をテーマとした海洋博覧会！それでは2012麗水EXPO－麗水万博について、詳しくご紹介しましょう。

２０１２年麗水世界博覧会

テーマは先ほどもふれたように、「生きている海、息づく海岸」。海をテーマにした環境に優しいやさしい万博です。期間は２０１２年５月１２日から８月１２日までの９３日間。参加国は約１００カ国に国際機関。予想来場者数は８００万人。期間中に毎日公演とイベントが繰り広げられる「文化万博」、韓国最先端の技術を生かした「ユビキタス万博」、未来都市を意識した建築群の「デザイン万博」を目指しています。

マスコットの、ヨニとスニ！

会場の麗水とは？

麗水（ヨス）は韓国は全羅南道に属する、韓国最南端の港町。リアス式海岸と島々から韓国のエーゲ海とよばれ、風光明媚な場所とも知られています。博覧会の会場があるのは、突山島（トルサンド）にも近い海岸地区で、麗水の観光名所の１つ、梧桐島（オドンド）を取り込む形。旧市街からはバスで５分ほど。また国鉄の麗水EXPO駅は会場の目の前にあります。ちなみに会場のゲートはメインゲート、第１ゲート（梧桐島）、第２ゲート（客船ターミナル）、第３ゲート（ＫＴＸ麗水エキスポ駅）、第４ゲート（エキスポタウン）の５つ。

会場の施設は？

パビリオンは海の上に作られるテーマ館、開催国である韓国館、アクアリウム、国際館。またサブテーマ館として気候環境館、海洋産業技術館、海洋文明館、海洋都市館の他、国際機関館、自治体館、独立企業館などがあります。テーマ館は２つの橋で陸側とつながっています。
その他、セメントサイロを再生させたスカイタワー、エネルギーパーク、多目的イベントホール、海洋文化公園などもあります。また、国際客船ターミナルが設けられ、日本や中国からの海外からのクルーズや船が寄港する予定。
また、会場の海側には特設スペース「The Big-O」が設けられます。

開催中のイベントは？

海洋博のテーマを演出する「ニューメディアショー」が毎晩、The Big-Oにて開催されます。また海上ショーである「Total Ocean Show」はThe Big-Oにて昼間、毎日開催。こちらは数万人が一度に鑑賞できるビッグイベントです。「The Big-O」 海上ステージではそのほか、国内外６チームが２週間ずつパフォーマンスを披露する水上パフォーマンスフェスティバルや、韓国国内外のトップアーチストの公演を隔週週末に開催。その他、韓流スターの公演や、大学生によるストリートパフォーマンス、参加国が伝統芸能や文化を紹介するイベントや、子供向けの体験イベントも予定しています。また海上では世界ではじめてリビング・スクリーンを使った夜の噴水ショーが行われます。

アクセスは？

＜ソウルから＞
【鉄道】龍山駅からＫＴＸに乗れば、麗水EXPO駅まで乗り換え無し。しかも駅の目の前が会場なので便利です。所要時間は３時間ちょっと。ただ週末込み合うので席の確保に注意。
【バス】高速バスターミナルから麗水共用バスターミナルまで。所要時間約４時間２０分。ただし道が混むともっとかかることも。共用バスターミナルからは公共交通機関で約１５分。

＜釜山から＞
【バス】会場まで、シャトルバスが運行予定。
【船】会場まで、クルーズが運航予定。

＜福岡から＞
【船】期間中、福岡から麗水までビートルが運航。週に３本。所要時間は約３時間４５分。

＜麗水市内から＞
【バス】麗水シティツアー：麗水EXPO駅－＞オドン島－＞海洋水産科学館－＞ヒャンイル岩－＞水産市場ー＞麗水EXPOのルートで運行。

日本館は？

日本館のテーマは「 森・里・海、つながり紡ぐ 私たちの未来」。参加国としては最大規模の約1000平方ｍのスペースになります。展示館は東日本大震災の支援に写真を伝える「魚の木の「森」」ゾーン、復興と再生に向かう日本人の姿をアニメを交えて伝える「「海（カイ）」の絵本シアター」、海と共生する日本人の智恵と技を紹介する「智恵と技の「里」ゾーンの、の３つのゾーンがあります。ちなみに日本館の観覧は完全整理券方式。毎日開場と同時に先着順に整理券を配布するそう。

ジャパンデーは？

参加国の特別行事の日であるナショナルデー。日本のナショナルデーは６月２日（土）。この日は日本の文化公演やレセプションが行われる予定。また会場各所でさまざまな日本関連のイベントが行われます。
またこの日にあわせて帆船「海王丸」が会場に寄港。一般公開や夜間ライトアップも行われます。