ユウのソウル特派員レポート・第1回「ワーキングホリデービザ取得方法~ワーキングホリデービザでソウルへ行きたい!~」

第1回「ワーキングホリデービザ取得方法~ワーキングホリデービザでソウルへ行きたい!~」

はじめまして、ユウといいます。韓国語がゼロのままワーキングホリデービザでソウルでの生活を12月から始めたばかりの者です。ソウルナビは韓国旅行時に、かなり熱烈にチェックしていた大好きなサイトだったので、ここで文章が書けることがとてもうれしいです。ソウル初心者の視点で楽しんでレポートをしていきたいです。どうぞよろしくお願いします。

第1回  ワーキングホリデービザ取得方法
ワーキングホリデービザでソウルへ行きたい!

ワーホリに関する書籍

ワーホリに関する書籍

いつか外国で暮らしてみたいというあこがれを抱いたまま気がついたらアラウンドサーティー。今年こそどこかに行きたい、何か違ったことにチャレンジしたいと思い、日本から離れることを決意しました。このようなかなり漠然とした動機から、1か月くらい本屋さんへ行ったり、外国生活体験者の話を聞いたりして、どこの国で何が経験できて、何が楽しそうか調べていました。すると、韓国にはワーキングホリデーという制度があり、働いたり、語学を学んだり、観光できたり、いろいろなことが経験できるビザがあることを知りました。韓国にはスパやサウナがたくさんあるし、カジノもあるし、ちょうど韓国語はまだ未経験と、新しいことにチャレンジしてみたかった私にとって、韓国ソウル滞在が新鮮で刺激的に映り、ソウル暮らしを決意しました。

今回は第1回ということで、そんなソウル暮らしの大前提となった、ワーキングホリデービザの取得経緯をまとめたいと思います!

ビザ取得に必要な書類

ワーキングホリデービザを取得するには、2008年12月時点で、以下の書類が必要でした。
ビザを取得した場所は東京です。
ビザ申請書
残存期間3カ月以上のパスポート
カラー写真(縦4.5×横3.5センチ、3か月以内に撮影)
旅行日程及び活動計画書(様式なし、英語または韓国語にて月単位で作成)
25万円以上の預金残高証明書
往復航空券のコピーまたは予約確認書
最終学校の卒業証明書または在学証明書
※ワーホリビザは無料です。30歳以下限定。
ビザ申請書

ビザ申請書

<ビザ申請書>
大使館に置いてあり、私は申請当日記入しました。大使館のインターネットからもダウンロードできるみたいです。大使館に行けば「書き方見本」があり、それにそって書けば特に問題はありませんでした。ただ、東京の場合、1階で申請書を作成して、2階に申請コーナーがあるのですが、1階から2階にあがるときに、警備の方に必要事項がもれなく記載されているかチェックされました。私は、「韓国での滞在場所」がビザ申請時点では未定だったので空白にしておいたら、呼び止められ、必ず埋めるように注意されました。あとで変更になっても問題はないようなので、「ロッテホテル」+「ロッテホテルの電話番号」を書いた記憶があります。なので、1冊韓国の旅行ガイドブックを持っていくと何かと便利だと思います。
パスポート

パスポート

<パスポート>
残存期間が3か月以上となっているか各自チェックが必要です。警備の方にも2階にあがる前にパスポートの提示を求められます。写真にあるように、ワーホリビザはシール状になっており、パスポートの査証のページに張り付けられてかえってくるため、言うまでもなく必須です。
<写真> 
申請書に張り付けるために必要です。大きさは、私は少しオーバー気味の4×5センチが余っていたので、それを貼りつけましたが特に問題はありませんでした。ただ、1階の警備員さんに「写真はいつとりましたか」「3か月以内ですか」と一応確認されました。

<旅行日程及び活動報告書>
様式は自由で、英語または韓国語で月単位で作成することが必要です。私は、韓国語がまだまったく一切できなかったので、英語で書きました。私が実際に提出したA4、1枚の内容は以下です。適当な英語ですが、お許しください。こんな感じで大丈夫でした。

My Korean working holiday plans.

Departure to Korea: January 4, 2009
Arrival to Japan : December 28, 2009
Through my stay in Korea, I would like to learn Korean culture and Language, and become friends with lots of Korean people, and have communications, so then I can broaden my world views.
January/April/May
On January I mainly want to enjoy sightseeing. I want to visit many place which is said World Heritage site. I want to use Korean rail pass and visit all 7 world heritage site spot in Seoul. Jongmyo Shrine, Changdeokgung Palace and so on.
I want to enjoy the city also, and I want to visit Myeong-dong, lotte world, N Seoul tower and so on.
February
On Febrary, I am going to join the short time intensive Korean language program at Ewha womens university for 3 weeks.
March
On March, I want to join the short time Korean language program at Yonsei University. In this course, I can learn not only the language but also the culture. In the afternoon, I can experience Korean culture through the many activities. I want to try Korean cooking and learn how to make delicious Korean foods.
June
I would like to visit Busan. I specially want to visit Nakdonggang Estuary, Beomoesa Temple, and Taejongdae Resort.
July
I would like to visit Jeju. I specially want to visit Udo Maritime Park, Jungmun Daepo Coast Jusangjeolli Cliff, Mt.Hallasan National Park.
August
I would like to visit Gyeong-ju. I specially want to visit Bulguksa Temple, Seokguram Grotto, Cheomseondgae and so on.
September to December
I want to stay in seoul.
I would like to have communication with many Korean people.
I would like to exchange opinions with many Korean students.
If I need some money to stay, I want to work at Japanese restrant.
I am looking forward to see many friends in Korea.

この旅行計画書は、おもしろいことに大使館内で一生懸命辞書を引いて手書きしている方を何人かお見かけしました。*ただ、書類不備で申請を拒否された場合、6ヶ月間はビザ申請ができないと窓口の女性に言われたことからすると、家でそれなりに丁寧に書いた方がよいのではないかと思います。

<預金残高証明書>
とりあえず銀行に行きました。そこで、自分の預金通帳の中で25万円以上残高が入っていた東京三菱UFJ銀行に行きました。同じ銀行であれば支店を問わず、発行できるそうです。私は、自分の口座がある都内某支店に赴き、「預金残高証明書の発行をお願いしたいのですが」と尋ね、銀行の方の指示通りに書類を記入し、発行をお願いしました。申請日から5日間必要だそうです。料金は735円でした。
*翌日以降、預金を出し入れしてもそれは反映されず、申請日時点での書類が作成されます。
預金残高証明書の発行に必要だったものは、銀行口座のわかるもの(通帳やカード)、お届印(これは必須らしい)、身分証明書(運転免許証など)でした。
*ワーホリビザ申請との関係では、預金残高証明証は発行後3ヶ月間有効とのこと。あまり早く準備しすぎるとやり直しになるので注意が必要です。

<往復航空券のコピー>
航空券のコピーは、最初なんでもよいのかと思い、旅行代理店で、12月出発3月帰国の飛行機を予約し、その予約確認書を準備しました。結局、そのチケットではビザが下りないとビザ申請時に指摘されたため、キャンセルして、正規のチケットを取り直しました。この「航空券のコピー」というのは格安航空券ではダメで、正規の航空券でかつ1年オープンのチケットであることが必要らしいのです。しかし、1年オープンの航空券は15万円程度!高い。実に高い。ワーホリで韓国に行く方のどのくらいの方が本当に正規航空券で行くのかわかりませんが、この書類は、「帰国する財力があることを証明」するものとして必要らしいのです。

いろいろと調べた結果、旅行代理店ではキャンセル手数料がかかってしまうみたいなので、旅行代理店ではなく、直接航空会社に相談に行くのがベストとのこと。私は、有楽町にあるJALプラザに行き、ワーキングホリデービザ取得にあたって、正規の航空券が必要であり、ビザ申請後に払い戻しをしたいので、払い戻し手数料が最も安いものがよいと正直に話して相談しました(JALカードを持っており、JALはかなり利用しています)。その結果、正規の航空券を一度購入し、必要がなくなったらキャンセルすれば、日付をいれていないチケットであれば手数料がかからず実質無料でキャンセルできるとのこと。日付を入れた場合は、キャンセル代が1000円かかるとのことです。私は、その場で大韓民国大使館に電話をし、確認したところ、「正規の航空券を購入しているのであれば、問題ないです。日付は入っていなくても大丈夫です」との回答を得て、日付を入れずに購入し、ビザ取得後、キャンセルさせていただきました。
実際の訪韓は、ソウル行きの片道航空券を購入しました。帰国はプサンから福岡の船旅に挑戦してみたいからです。

ワーホリビザ、いざ申請!

地下鉄麻布十番駅の2番出口を出て、道なりにまっすぐ5分ほど歩いたところに大韓民国大使館がありました。都営バスの停留所を少し越えたあたりの「韓国文化院」と書かれたシルバーの看板が目印。ワーホリ制度を知り、大使館に電話していろいろと質問をした際に、「書類さえ整えばビザは全員おります」といわれていたので、気楽な気持ちで向かいました。ところが、申請係のお姉さんに、まず旅行日程と航空券をチェックされ、「え?なんで3か月?」と怪訝そうな顔をされてしまいました。当初、旅行日程を3月までと考えていたため、3月までの旅行日程表のみ作成していきました。また、飛行機も12月出発3月帰国。電話で確認したときは、「それでも大丈夫」とのことでしたが、窓口のお姉さんいわく、「ワーキングホリデーは最低でも6か月以上必要。この書類だとビザが下りない可能性がかなり高いですよ」と指摘されました。

うーん。再度来るのはめんどくさいし、電話ではOKだっていっていたのに…と思い、続いて、「ダメもとで申請してビザが発給されなかった場合、再度書類を整え直してビザの申請ができるか」と尋ねると、「ビザの申請が拒否された場合は、6ヶ月間再申請はできないです」との恐ろしい回答が…。不安を感じ、書類を整え直し、ナビに書いたような書類を整備して再度2度目の大使館訪問で、無事書類を受理してもらえました。しかし、その2度目の申請時も、「航空券に日付が入っていませんよ」「これではダメですよ」と指摘されました。「電話でもいろいろと確認をして、大丈夫といわれたのでこれでよろしくお願いします」と半ばごりおししたらしぶしぶ受理してくれました。「明日の午後以降に来てください。」と。
麻布十番

麻布十番

大使館

大使館

韓国文化院

韓国文化院

大使館

大使館

ビザゲット!

翌日、無事ワーホリビザをゲット~。結構手続きに時間がかかったので嬉しかったし、ほっとしました。普通の旅行の出入国ではスタンプのみですが、ワーホリビザはシールでパスポートに貼ってありました。2008年12月10日に発行された場合、2009年12月10日までに韓国に入国しなければならず、入国から1年の有効期限だそうです。
観光ビザ

観光ビザ

ワーホリビザ

ワーホリビザ

ワーホリビザでの入国編

ワーキングホリデービザでの入国は、観光ビザの入国よりも時間がかかるのかと少し考えていたのですが、一緒に韓国に来た観光ビザの母と何ら異ならず入国審査をほんの数秒で終えることができました。ただ、注意すべき点は、ワーキングホリデービザのページをきちんとみせないと、うっかり観光ビザで入ってしまい、のちの手続きが煩雑になってしまうリスクがあるので、それだけ注意しましょう。もっといろいろと聞かれるかと思いきや、全然でした。

ワーホリビザ申請手続きについての感想

ワーホリビザ申請は思っていたよりも時間がかかりました。卒業証明書を発行してもらいに大学に行ったり、預金残高証明書を発行しに2度銀行に行ったり、ビザの申請、受領と少なくても2回は大使館に足を運ばないといけないし、結構煩雑です。ほかにも、旅行代理店にいったり、航空会社にいったり…。
そして、いったい何をどこまでそろえたらよいのか、いまいち明確でない点も多く、旅行計画書といっても、A4、5枚くらいなのか、半ページで足りるのかなど、ビザ申請時には分からないことだらけでした。 大使館の電話の女性と、窓口の女性とでは異なる応対でしたし、ちょっと一苦労しますが、楽しい韓国生活のため我慢!と考え、頑張って書類を整えました。
私は以上の書類で無事ビザを取得・入国することができましたので、参考にしてみてください。

以上、第1回報告、ワーキングホリデービザ取得の経緯でした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-02-03

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